第5回 南浦和「禅味 一茶庵本店」蕎麦&鴨料理

 第5回目は、冬到来!新そばの季節が本格期を迎えると同時に鍋の季節も到来だ!「この2つを同時に楽しみたいのですが・・・。」と誠に手前勝手な要望を達人に提出すると。

 「あるよ!浦和に。」とひとつ返事で回答が!

 聞けば、南浦和にあの近代蕎麦の生みの親と言われる足利一茶庵の正当な系統である「浦和一茶庵」さんがあるという。一茶庵の伝統を受け継ぐ店なので蕎麦は旨いに決まっているが、このお店は鴨料理も看板料理で数々の鴨料理が楽しめると言う。

 「鴨か〜・・・。」正直、本格的な鴨料理など食べたことはない。鴨がチラッと入っている程度の料理しか食べた記憶がない。

 「よ〜し!行くぞ〜!」早速、埼玉の浦和近くの社労士仲間を招集し行ってみることにした。一茶庵の「新蕎麦」と「鴨鍋」。これはたまらん組み合わせに思えて仕方がなくなってきた!おいしさは達人のお墨付き。早速予約を入れ、期待を胸にお店へと向かったのでありました。

達人のお告げ
 「一茶庵」足利が総本山の蕎麦の名店。「浦和一茶庵」は「市川一茶庵」出身。さてさて、最高の蕎麦と鴨を酒をあおりながら喰らうべし!
第一条、 一茶庵に来たら蕎麦と鴨を喰らうべし!
第二条、 鴨の燻製、鴨の当座煮、鴨焼きにはビールを合わせるべし!
第三条、 鴨のたたき、鴨わさ、鴨大根、鴨なす(竜田揚げ入り)には酒も良し、蕎麦屋ならではの蕎麦焼酎の蕎麦湯割りもまた良し!
第四条、 間に蕎麦で酒か蕎麦焼酎を楽しみ、〆には鴨うどん浄饌を喰らうべし!

  さあっ、お店へ突入で〜す!

■ 実況中継

南浦和駅から歩くこと約8分。「禅味、一茶庵」こと浦和一茶庵さんが見えてきた・・・。

「毛のように細くまるでゴムのようなコシ、そして絶妙な喉ごし。」一茶庵の蕎麦の印象である。全国の一茶庵の総本山:足利本店の創始者で蕎麦名人の片倉康雄氏の3男、英晴氏が立ち上げたのが西神田一茶庵。そこで修行し開店した市川一茶庵さんから暖簾分けを受けたのがこの禅味:一茶庵(浦和一茶庵)さんらしい。当然だが、埼玉のうまい蕎麦75選掲載店である。

店内は非常にシックで落ち着いた感じ・・・。予約を入れておいたのだが、一番手前の個室に案内された。ナカナカのお部屋であったが、食い気が走りまくり残念ながら写真を撮るのを忘れた(笑)。

マズは生ビール!土日は生ビール半額ということでラッキー!飲むぞ〜!

そしてお通しはナント無料!蕎麦の揚げ物でしょうか?ナカナカイケマス!

鴨料理が素晴らしいということで、達人のお告げどおり鴨を使った料理はすべて注文するという大胆な作戦に出た!まずは、「鴨のたたき:840円」。

おおっ!これは・・・、ほんのり柑橘系の香りが漂い、臭みもなく、やわらかい。なんという華やかな甘味だろうか・・・。

続いて「鴨の当座煮:525円」

いわゆる鴨の煮込みである。まるで臭みがなく、上品な甘味があり素晴らしい!

3品目「鴨のくんせい:735円」

うお〜!向かって右のお肉はシャキシャキと歯ごたえがある!どこの部位なんだろうか・・・。華麗で上品な甘味が噛むと口に広がる。特製のカラシにつけて食べると得もいえぬ美味しさである!

4品目「鴨わさ:735円」

これは鴨のさしみである。誠に美味・・・。

5品目「鴨大根:時価(季節もの)」

これはもう鴨の上品で華麗な甘味がお汁とともに大根に染込んで、幸せな旨さ・・・。
たまら〜ん!

6品目「鴨なす:時価(季節もの)」

ここには鴨の竜田揚げが入っている!これも絶品!鴨の味ってホントに華やかで幸せな気分になります。

怒涛の7品目「鴨焼き:1575円」
やはりこれが看板料理か!圧倒的な迫力で登場した。肉汁がしたたっておる!

ひひひ〜っ!うま〜い!

ここで達人のお告げに従い、間に蕎麦を注文した。ざるそば1枚735円である。

本店よりだいぶ太いかな・・・。しかし、つけ汁がほんのりと深い甘味があり麺に見事にからみ絶妙な喉ごし。流石でした・・・。

そしてトドメはお告げに従い「鴨浄饌(かもじょうせん)」。鴨鍋の正体は鴨のうどんすきであった。浦和一茶庵さん特製の太うどんがすでに投入された状態で出てきた。

山、海、畑の幸が満載の素晴らしいお鍋です!1人前3.360円、2人前から作ってくれます。ちなみにコレは2人前!

みよ!これが鴨だ〜!ヒヒヒ〜ッ・・・。

ジックリ煮込んで・・・。うししし・・・。

鴨を取り出し・・・

半熟卵の入ったお汁にうどんとともに投入し・・・。

いただきま〜す!

うひ〜っ・・・、
し・あ・わ・せ

最後の締めはおいしい上品な甘さのアイスクリーム。
ありがとうございした!もう、腹いっぱい。も〜食えん!

■ 食後の感想

「鴨って、ナンテ華やかな甘さなんだ!旨すぎる!」

 「鴨肉」には、参加した全員がうっとりするほど素晴らしく華やかな甘さを感じ、昼から豪快に飲む酒も手伝って、しごく幸せな気分になったのでありました。鴨、おいしいです!参りました!

 2軒目のハシゴする店も決めていましたが、「身体が折れないほど飲んで食った・・・。」ということで、これにて解散となりました(笑)。もう大満足の鴨料理でした!

 またしても、新しいおいしいものを食することができました!達人ありがとうございます!またよろしく!

禅味 一茶庵本店
さいたま市南区南浦和2-14-8
048-881-0327

<営業時間>
11:30〜14:30
17:00〜21:30
不定休

<最寄駅>
JR南浦和駅 徒歩8分

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