3.隠岐の島ウルトラマラソン 100k(島根県) 2011年6月19日(日)

完走記 プロローグ(大会前日)

ランナーよ 海を渡れ!
 初夏の美しい自然に囲まれた隠岐の島。変化に富んだコース設定。島を一周する折、漁港を訪れるたびに沿道から絶え間なく送られる暖かい応援と笑顔。UP・DOUNの激しい全国屈指の難コースといわれながらもリピーターが多い由縁である。
 自分も完走してから、来年またここへ来たくなってしまった・・・。

 わかりやすくこの大会の特徴は? というとこんな感じである。

 震災の影響で「八ヶ岳・野辺山100k」が中止。そこで思い立ったのがこの隠岐の島100kである。JALのHPで羽田〜出雲、出雲〜隠岐の島という空路があると知り、空席を調べるとあるではないか!空席が!
その瞬間に予約し、続いて大会エントリーもしてしまったのでありました。

 島一周で100kの大会は初めてだ。よ〜し!隠岐の島の素晴らしい自然とこのレースの魅力を世に伝えてやろう!

ということで、今回も「ランナー兼カメラマン兼ライター」として頑張ります。

 隠岐の島はおろか島根、いや山陰は初めて。飛行機でなかったらとても行くことはできない。第6回大会で出場者は400名程度。この大会も地元の手作りの大会で、きっと至れり尽くせりであることが予想される。楽しみだ!今回もなにとぞ晴天を。でも暑いのは嫌だな〜・・・。

 2011年6月18日(土)早朝、東所沢駅より羽田行きの西武のリムジンバスに乗り込み、ワクワク気分で出発したのでありました。

東所沢4:30発の羽田行きに乗車。もちろん第一便である。

約1時間で羽田に到着。運賃も1500円で電車より安く、時間も早い。誠に便利な西武の空港バスである。

JALの南ウイング。びっくりした〜!こんな早朝なのにかなりの旅行客!

長蛇の列が早くも形成。手荷物を預けるのに一苦労。早めに来て正解だった。

流石出雲便。88ゲートという端のまた端に行かされた。

JAL1663便。「視界不良で引き返す可能性アリ」。のサインが。実際にはホトンドないとはいえ、嫌な感じ。引き返されたらもはや出場はデキン・・・。

定刻どおり出発。飛行機までバスで運ばれる。おおっ、あの小さいのか・・・。

久しぶりにタラップで飛行機に搭乗である。

定刻通り、無事に「出雲縁結び空港」の到着。かなりの雲に覆われていたが、引き返すことなく降りてくれた。ほっとする。ここでトランジットだ。

日本エアコミューター3433便、隠岐空港ゆき。

小雨の降る中、飛行機まで歩き。

おおっ!プロペラ機!
札幌丘珠〜函館便以来のプロペラ機。いいね〜っ!

本日2回目のタラップ。しかし、このようなプロペラでよく飛ぶもんだ・・・。

3列シート。25〜30人乗りといったところか。隠岐の島まで約30分。

隠岐の島には、島前(どうぜん)と島後(どうご)といって、大きく2つの地域からなるが、マズ眼下に西ノ島を中心とした島前が見えてきた。

するとスグの着陸態勢。隠岐の島本島が見えてきた。いや〜、海岸線まで思い切り山が張り出している。UP・DOUNのすさまじいコースと聞いているが、まさにその片鱗を見た思いであった。

午前10時。小雨の降りしきる中、隠岐の島空港に降り立つ。

いや〜、遂に来てしまった。

会場行きのバスが待機してくれていた。

約10名のランナーの皆さんが乗車。会場へと向かう。

会場一番乗り!受付時間前であったが、飛行機到着組は先に受け付けてくれるようだ。

早速受付。

今回はゼッケン「1667」を頂いた。何が何でも完走せんとな〜・・・。

外に出ると・・、おおっ、青空が広がってきた!

この受付会場は、レインボーアリーナというところで、ゴール地点でもある。気合が入ります。

すでにゴールが設置されていた。明日は必ずここを通過し、大観衆の拍手の中、至福のゴールを味わいたい。もはや苦しみぬいた100kマラソンのゴールでしか充実感、達成感を感じなくなってしまった(笑)。

その後、会場から宿までバスで送ってもらった。誠に至れり、尽せりの大会運営である。今回はここ民宿:石塚さんにお世話になる。マズは荷物を預けた。

それではちょっと隠岐の島観光に!レンタルバイクを借りて島めぐりだ!

ひひひっ、先ほどのゴール地点より出発である。これが楽しみであったのだ。雨が上がってホント良かった!

マズはスタート地点へ。ここがそう。すでに準備完了といった感じ。

スタート地点は隠岐の島の玄関口、西郷港にある。この立派なターミナルの裏がスタート地点。

フェリー隠岐が停泊していた。大きいの〜・・・。通常は米子を経由して電車で境港までゆき、このフェリーに乗って隠岐の島に来るのである。

スタート地点をしばし見学した。

観光案内所で隠岐の島のMAPを購入。100円也!これでこれからどこに行くか検討を開始した。そしてコースを逆走しながら行けるところまで行くことにした。

約18キロバイクを飛ばし、マズやってきたのは屋那の「船小屋群」。ここはコース上では約80kの地点である。

大昔から残る「船のアパート」。今でも使われている感じでした。

中から海を見るとこんな感じ。

さらに10k進む。約70k地点から山の方に入ってゆくと壇鏡(だんぎょう)の滝がある。

滝の参道入り口に到着。巨木、夫婦杉が入口。

杉並木の参道をゆく。

5分ほど歩くと滝に通じる鳥居が・・・。

長い階段を上ってゆく。あの上に壇鏡神社があり滝が拝めるのだ。

おおっ!滝だ!高さ40mの壇鏡の滝。

神社境内に入ると奥の山裾から滝が流れ出ている・・。

接近できる。残念ながら水量がカナリ少ないようだ。

この滝の売りは滝の裏に回り込むコトができ、このようにウラから見ることができるのである。まるで水のスクリーンであった。

滝の帰り道、素晴らしい菖蒲園があった。

パープルが実に鮮やかである。
明日はこの辺りで残り30k。非常に苦しいところだが、この花たちに癒してもらおう。(見る余裕もないかも・・・)

で、最後の観光地である那久岬(ナグミサキ)へやってきた。この石の塔は昔の灯台だそうです。

絶景で有名らしい。
お〜、確かに!岬の灯台の向こうに島前(中之島・西ノ島・知夫里島)の陸地が見える。

展望台もある・・・。

何か灯台までトレイルがついていたので行ってみることに。実に開放感あふれるところだ。

灯台接近!

う〜ん、いい眺め〜・・・

約70kに及ぶ島探検を終え宿に帰還。短時間であったが隠岐の島の雰囲気は味わえた。その後、軽くJOGして西郷港の船着き場で柔軟運動。海に囲まれてのJOGは楽しい・・・。

宿に戻り、夕食。
いや〜、すごいゾこりゃ〜!御馳走だ!

海の幸のオンパレード!

おいし〜いっ!

最高〜!

飯が目いっぱい進みまする〜!民宿:石塚さん、素晴らしいデス!

部屋に戻り、明日の準備。ブルーからグリーンへ変身しながらゴールを目指します。晴れてもあんまし暑くならないことを祈るのみデス。
その後、8時には床に入ったのでありました。長距離移動してきた疲れが出てぐっすり眠ることができました(笑)

 
やった〜!よかった〜!今回も
素晴らしい写真が撮れそう!・・・
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をご覧ください。
 

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