RUNNING FOREVER 心は永遠にサブスリー 出場レース 結果報告

■2009年 レース結果報告

8.八ヶ岳野辺山高原100kウルトラマラソン(長野県) 2009年5月17日(日)
完走記 ▼実況中継(当日)

朝2時40分起床。昨夜はみんなで申し合わせて8時には寝たのだが、珍しく興奮して寝付くことができなかった。宿の屋根をたたく雨の音が激しくなったり、弱くなったり・・・。みんなのイビキが豪快になったり消えたり・・・。そんな音を聞きながらナントナク寝ていたような感じ・・・。

3時が全員の予定起床時間であったが、その前にひとりで朝風呂に行った。戻ってきて皆を起こす。皆さんしっかり寝られたようであった。ありがたいことに3時から朝食が食べられる。バイキングの朝食を目イッパイ食べ(大盛ゴハン2杯)、4時20分、雨の振る中をスタート会場に向かいみんなで出発したのでありました。

「あ〜っ、ついてね〜ナ〜!」

今日は本当に運が悪く、見事に前線の通過に当たってしまった。天候は「最悪」が予想される。厳しく、辛い、長い長〜い野辺山の一日が始まったのでありました。

 

八ヶ岳・野辺山100kウルトラマラソン 前編(0〜42K) コースMAP
前編(0〜42K) コースMAP
高低図
21

午前4時20分、スタート40分前に宿舎を出た。

 本当はもっと早く出発したほうが良いのだが、冷たい雨が降っていて寒いのでギリギリまで宿舎にいたのである。これが失敗であった・・・。

22

マズは社会体育館内に荷物を預ける。行くと〜・・・、うお〜!雨なのでゴッタがえしている。

23

体育館に預ける荷物には、当日に自分で置いてある荷札に番号を書いて預ける。さらに着替え地点への荷は、これまた専用の袋に自分でマジックでゼッケンを書いて預ける方式。

 スタート時間も近く、書き込み台は皆殺気だっていた。

34

急ぎ預けて外へでる。寒い〜!次は「着替え地点」への荷物預けである。と・・・

 ひえええ〜ッ!むちゃくちゃ並んでいるではないか!信じられない光景が展開していた。仕方無しに最後尾に並ぶ・・・。

25

100kの部は、42k・58k・82k地点の3つのうち2箇所に荷を預けるコトができるのだが、42k地点がメチャクチャ並んでいた。果たしてスタートに間に合うのか?

 結局、スタート2分前にやっと預けるコトができた。私のアトにもたくさんのランナーがまだ並んでおり、スタートに間に合わなかったコトは確実。運営に文句を言いたくはないが、これはチトひどかった・・・。

26

寒いので早くも用を足したくなり、荷を預けた後にトイレに駆け込む。

 うお〜っ、スタートのカウントダウンが始まっている!間に合うか〜!沿道を必死に走り、なるべくスタートラインへ近づく。

27

するりんちょ!スタートわずか10秒前、スタートの整列の中にもぐりこんだ。セーフ!

 すかさず「ド〜ン!」と号砲!

28

スタート直後に記念撮影。撮っていただいた方に感謝です。(こんなことは初めてである。おかげさまでストレッチ等の準備運動はマッタク行えなかった・・・。)

29

スタート地点からまっすぐ野辺山駅に向かい直進。駅前を大きく左に曲がる。山へ入る前に野辺山高原をぐるっと回るのである。

 今回のエントリー数は100kの部は1415名(うち女子152名)、71kの部は328名、42kの部は336名、合計2079名である。2000名近くのランナーが駅前から野辺山高原へ入ってゆく・・・。

30

野辺山の野菜畑の中を走ってゆく。

31

朝5時、冷たい雨の降りしきる高原を突き進むランナー・・・。

32

靄がかかったり晴れたり・・・。視界が開けたり、閉じられたり。

 快晴であれば高原の向こうに美しい八ヶ岳連峰が見えるんですけどね〜・・・。

33

いた〜っ!グリーンナンバー。

 これが「デカフォレスト」のナンバーカード。

34

5k通過、34:33。ゆ〜たりしたペースで進んでいる。

35

高原を一周して、小海線の線路を渡ってゆく・・・。

36

線路沿いに清里方面へ走り、JR鉄道最高地点へ向かう。

37

1375m、JR最高地点前を通過。

38

最高点を通過するとスグに141号線を横切り、いよいよ南八ヶ岳林道へと入ってゆく。

 ここから延々と登りが続いてゆく・・・。

39

エイドでは寒さのため、このようなトイレに長い行列ができてしまう。

 しかし、過酷な条件の中、ひるむこともなく、この先の林道で大いなる自然と闘うランナー達の熱は凄いものを感じる。

40

一灯の電灯が眩しい・・・

41

10k通過。1:23:41

 この先からいよいよ本格的な登りが始まる。チト遅すぎるが、寒さのあまり何回も用を足しているのでこんなもんか・・・。

42

本格的な登り開始〜!

 大きく右カーブをして登ってゆくのであるが、カーブの先には志木市の少年自然の家がある。98年の第4回大会時にはレナウンACより8名ほど参加者があり、この自然の家に泊まった。50k参加者はスタートが遅かったのでこのカーブのところで応援してくれたものである。懐かしい・・・。

43

南八ヶ岳林道へのゲートである。通常は一般車両はここまで。ゲートも閉まっているのだが今日は全開。

44

延々と林道を登ってゆく。

 ど〜しても長袖が嫌いなので、半そでにアームウオーマー、手袋、そしてハーフタイツ。その上にビニールを被って走っている。ビニールがなかったらとても寒くていられない。

■画像の上にマウスポインターを置くと・・・

45

林道の走路は当然「ドロドロ」である。

46

15k通過。この5kはナント44:39.登りとはいえ遅いスギか・・・。

47

林道の整備は素晴らしく、車が普通に通れる感じだ。11年前よりハルカに整備が行き届いている感じ。

 沢にかかる橋も立派なものである。

48

上りも本格的になり、ほとんどのランナーが歩きで行く。

 エイドの青いストライプのテントが見えると「ホッ」とするランナーが多いのではないだろうか。それほど気象状況は過酷である。

49

コース最高点1907m到達!

 ここは八ヶ岳本峰:横岳(2829m)の側面である。夏であれば、ここから杣添尾根に入り標準登山時間約3時間で横岳の山頂に立つことができる。

50

ここからは激しいUP・DOUNが続く。もうすぐ20kのハズだが・・・。

51

このあたりは標高も高いので、ご覧のようにロード脇には残雪も残っている。

 お〜寒い!

52

おおっ!あった!

 「生命の水」、いわゆるおいし〜い湧き水である。まろやかで柔らかい感じ。寒いけどいただきましたよ!ここまでくると20k地点は近い。

53

20kエイド前を通過!

 計測計を踏んで通過してゆく。ここからは一気の大下りが始まる。

54

グーンと下ってゆく。するとさっき20kを通過したと思ったのに20kの標識だ!2:37:53で通過。いや〜、遅すぎるカモ・・・

 ハッキリ言ってこのレースの距離表示は全コースに渡りメチャクチャいいかげんである。何を信じてよいかわからない。

55

九十九折の急坂を下り終えると下部を走る舗装のロードにでる。

56

ここで小休止・・・。

 暖かい飲み物もだしてくれるのだが、「ぬるい」のが精一杯。でもありがたくいただく。体からは湯気がでている・・・。

57

25k通過。この5kは26:00。下りなので当たり前か・・・。

58

おや〜・・・。

59

空が少し明るくなってきたか・・・。

60

本沢温泉入り口。ここから2時間10分登ると標高2150m、日本最高所の露天風呂がある。

 ここは快速登山で八ヶ岳本峰を縦走した時の下降路に2度使用したのでよく覚えている・・・。

61

このあたりは綺麗に舗装された幅の広いロードが続く。

62

すると30k通過!3:30:58。この10kは下り基調53:05でこなした。少しバンカイ。

63

山腹を大きく巻いてロードは延々と続いてゆく。

64

すこ〜し山肌が見えてきた・・・。

65

薄日が差し込んできたゾ!

66

程なく稲子湯へ続くロードに出た!あと1kで温泉だ!

67

稲子湯へ続くロードはきつい登り。

 歩く先に遂に稲子湯が見えてきた。

68

35k地点。ここが稲子湯(いなごゆ)である。

 この5kは42:05もかかる。

69

ここには名物「おしるこ」がある。いただきま〜す!

70

さて、タイムは悪く遅れているのだが、計画通り温泉に入るコトに・・・。

 ひとり稲子湯の温泉に向かう。ここで温泉に入るヤツなでホトンドいないだろうな〜・・・。

71

ここがお宿の入り口。

 標高1500mにある秘湯。硫黄冷鉱泉で75度の源泉が毎分44リットルでている。リュウマチ、神経痛、筋肉痛に効くらしい。

72

いらっしゃ〜い!ゼッケン379さんですネ! もちろん無料である。

 長い渡り廊下を進むと遂に男湯入り口。

73

突入〜!
お〜っ!渋いネ〜!

 しっかり、ゆったり温泉に浸からせていただきました。こんなんでイインかしらん・・・。(曇っていてスイマセン・・・。でも証拠写真なんで。)

■画像の上にマウスポインターを置くと・・・

74

さっ、しっかりリフレッシュして出発デ〜ス!

 まったりするかと思いましたが、意外にサッパリ・スッキリ。レース中の温泉イイッス!

75

稲子湯を出発すると、さらに傾斜を増した坂道が続く。下に稲子湯の建物が見える。ひと山越えてゆく感じだ。(2,4回大会のときは稲子湯で折り返していたのでビックリ・・・)

76

かなり傾斜がきついので、ホトンドのランナーが「歩き」。

77

温泉ランナー(笑)になってしまったので、タオルをぶら下げながら登ってゆく。次の温泉は42k地点、そこまではこのスタイルである。少し明るくなり天候は回復基調にあるようだ・・・。

78

ひとやま越えると遂に下り基調に・・・。

 左へ行けば299号線。右へ行けば141号線への分岐に到達。左に行けば「麦草峠」を越えて蓼科高原へ抜ける。コースは右折し松原湖方面へ下ってゆく。

79

ガンガン下ると小海リエックスリゾートの入り口があった。

 ここはゴルフ場、スキーバレーのあるスポーツリゾートである。白樺がリゾート感を演出していますネ!

80

すると40k到達!5:17:30分もかかっている。

 この10kに1:46:22もかかってしまった。温泉入ったししょうがね〜か。(笑)

81

延々と続く直線の下りを飛ばす。(ここはマジで走りましたヨ!)すると、42k地点の次の温泉が見えてきた!

82

ここは着替えポイントと、42kコースのゴール地点である。

83

その名を「八峰(ヤッホー)の湯」という。到着!ここで温泉に入って着替えるのだ!標高は1270mである。

 しかし〜・・・、うおっ〜!これはマズイ!ここは関門になっているのだが、閉鎖時間まであと1時間しかない。でも温泉は入ろ〜っと!(笑)

84

男湯の名は「白駒の湯」。

 ナトリウム・マグネシウム・カルシウムの一酸化炭素塩温泉である。

85

開放感ある露天風呂がある。いいでしょ〜!42k完走者や一般の観光客の方でにぎわっていた。

 これだけ混んでいると、さすがに写真を撮ってもらうのは気が引けた。あまりの良い湯でまたしてもゆ〜ったり入浴してしまいました。(笑)



【実況中継(当日)後編につづく...】

 

 

 

完走記

トップページ

トップページ
実況中継(当日)前編

プロローグ(前日)
実況中継(当日)後編

実況中継(当日)
後編
エピローグ(大会翌日)

エピローグ
(大会翌日)