RUNNING FOREVER 心は永遠にサブスリー
記録 12:53:25 639位/949人中(男子)
男子完走率 72.3%(949/1312)
女子完走率 75.6%(183/242)
ラップ&スプリット
天候 曇り 気温 13.9℃〜22.5℃
距離 | ラップ | スプリット | 備考 |
---|---|---|---|
10km | 1:02:05 | - | プロローグ(大会前日) 大会当日 10km地点写真 |
20km | 1:00:39 | 2:02:44 | 20km地点写真 |
30km | 1:08:22 | 3:11:06 | 30km地点写真 |
40km | 1:05:09 | 4:16:25 | 40km地点写真 |
50km | 1:26:27 | 5:42:52 | 50km地点写真 後編スタート(51km地点) |
60km | 1:52:15 | 7:35:07 | 60km地点写真 |
70km | 1:18:54 | 8:54:01 | 70km地点写真 |
80km | 1:29:18 | 10:23:19 | 80km地点写真 |
90km | 1:15:51 | 11:39:10 | 90km地点写真 95km地点写真 |
100km | 1:14:15 | 12:53:25 | ゴール地点写真 エピローグ |
実りの後を残す田園地帯を巡り、5つの峠を越え、雄々しく広がる日本海へ
2年に一度開催される人気大会。越後の豊饒な大地に広がる黄金色に染まる田園地帯を走り抜け、季節の花の彩にふれ、いきなり現れる厳しい峠地帯を越えると突然広がる目の前の日本海。そして日本海に沈む夕日。まさに山あり、谷あり、海ありの変化に富んだ自然豊かなコースを満喫できます!
この大会を一言でいうとこんな感じである。
今年こそは申し込みを忘れないようにせんと!
この大会には出場したくてうずうずしていたのであるが、申し込みを忘れてくやしい思いをしていた。なにしろ2年に一度だからね。この大会の完走とリポートは是非とも我がウルトラマラソンのリストに加えたかったのである。そして6月20日、無事忘れずに申し込みを完了!出場を確定させたのであった。
あらためてコースを確認してみると、なかなか変化に富んだコース。今年は八ヶ岳、飛騨高山と山の中を走るコースばかりだったので、平野を走り、最後に海岸線を走れるというのは大変魅力的であった。しかも峠はあるものの、獲得累計標高は1573m。野辺山や飛騨高山にくらべたらたいしたことはない。
「楽勝じゃん!」
目標12時間以内、余裕でゴールだな・・・ と。
しかし、2週間前に今年2回目の風邪を引いてしまい、なんとか回復はしたものの体調はいまひとつ。でも「全然、楽勝!」と思っていた(笑)。ところが、ところが・・・。
その模様は本篇でお楽しみください!
マズ前日にやってきたのはココ、越後湯沢のNASPAニューオータニ。明日の大会当日、完走後スグに直江津から越後湯沢に移動し、このホテルの温泉を楽しもうという作戦である(笑)。
愛車Bクラスくんで関越自動車道を飛ばし到着。ここに車を置かせていただいて、すぐさまシャトルバスに乗せてもらい越後湯沢の駅に連れて行ってもらった。明日戻ってくるからね〜!
特急はくたか8号で直江津までゆく。
ほくほく線に乗るのは初めて。
もちろん「はくたか」に乗るのも始めてである。ナカナカかっちょいい特急であった。
約1時間で直江津に到着。ここも生まれて初めて。越後湯沢からこんなに近いとは思わなかった。
直江津駅前。マストのような電柱がいいすね〜(笑)
今回は駅前のホテル:イカヤさんに宿泊する。明日の会場行きのバスがすぐ前から出るので便利なのであった。
荷物を預けて、早速市内観光へGO!調べておいた「なおえつ茶屋」さんでレンタサイクルを借りた。ナント、一日200円!ありがとうございます!
海へに架かる橋などを超えながら、大会の受付会場へ向かう。
約20分で会場のリジョンプラザ上越に到着した。ここは上越市の総合体育館のようである。
ここが受付会場およびスタート地点でもある。
アリーナが受付会場となっていた。
ここが受付か〜・・・。
ゼッケンは1755。受付証はなく、封筒そのものを提示してゼッケンをいただくことになっている。
誓約書等を確認していただいて・・・。
いただきましたあっ!
皆さん、寄せ書きを書いております。
さて受付終了後、観光へ出発!チャリで目指すはあの春日山城である。ここにはなにがなんでも行ってみたいのだ。謙信公大橋なる立派な橋が出てきた!
あれだ!春日山はあれに違いない!(望遠撮影)
チャリを飛ばすこと約15分、近づいてきたぞ!
埋蔵文化センター前には上杉謙信公の像。生涯不敗の軍神であります。
毘沙門天の化身として各地の戦場を疾駆し、その旗印であるこの『毘』はあまりにも有名! その旗印を見た多くの兵が恐怖したといいます。
いやいや馬場の跡にある春日神社までの坂は結構きつかった(汗)。
着いたあっ!
上には謙信公の像が直江津市内を見下ろしておりました。
マズは春日山神社へ。謙信公が祭神である。ここには観光案内をしてくれる鎧をつけた若者がいる。ではご一緒に(笑)
直江山城の守兼続の兜「愛」をUPで撮らせもらった。ありがとね〜!
春日山神社本殿に参拝。明日の完走を祈願した。
せっかくなので祭神、謙信公の御利益にあずかろうと御朱印状をもらった。
さて、いよいよ春日山城である。屈指の山城をとくと拝見。マズはガンガン登ってゆく。
いや〜、たいした山ではないと思ったがかなり登らされる。懐が深いな。
直江屋敷が近づいてきた・・・。
直江山城守宅跡地。かなり天守に近い高台にある。
兼続はここで城下(直江津市内)を見下ろしながら施策を練ったのであろうか。
そのすぐ上には毘沙門堂。謙信が出陣前に戦勝を祈願したところである。ドラマなどでは謙信が毘沙門堂にこもるシーンは良く観ましたね(笑)。
そしてやっと標高189mの本丸跡に到着。
麓からの標高は150m程度で高さとしても地形としてもさほど天嶮の地でもないが、侵食谷を取り込んだ自然地形を巧みに利用しているので標高300m以上は登らされた感がある。さすが日本百名城!来てよかった!
本丸の横、天守閣跡。
やはりここからの眺めはすごぶる良い!
直江津市街地と日本海方面
桜で有名な高田方面。明日はあの平野を走りぬけてゆくのである。
天守跡から少し下ると「大井戸」。こんなに高い位置で掘っているのに、どんな渇水でも決して涸れることがないのだそうだ。今も満面の水をたたえていた。
そのすぐ下が景勝屋敷跡。やはり広い敷地であった。この後、下山しこれにて春日山城見学を終了とした。
自転車でホテルまで戻り、チェック・インしたのち、電車に乗って温泉へと向かった。直江津から5駅目、上下浜の駅に到達。ここに日本海に沈む夕日を観賞しながら入れる温泉があるのだ!
駅から歩いて約10分、上下浜温泉:ハマナスふれあいセンターに到着。時刻は午後4時半。まさに夕日が沈む時間が迫っている。
450円払って入館。お〜、ここが内湯か〜。ガラス張りの向こうに日本海が展開し開放的な内湯である。
そして露天風呂。いいね〜っ!
湯船に浸かっているといよいよ夕日が沈んで来た!ベストタイミングだ!至福の喜び!
お〜・・・・。
日本海に夕陽が沈んでゆく・・・。
し・ず・ん・だあ〜・・・。
温泉を堪能した後、ふただび電車に乗り直江津に帰還。スグに夕食を食いにでかけた。地酒・地魚・特産品を中心に「旬の味」が楽しめるという店。特に日本海の幸は、近海で捕れた活きの良い魚を毎日市場に買付けに行っており、鮮度・美味しさが自慢だとか。おじゃましま〜す!
聞いたことのない「めざす天丼」定食を注文した。今が旬だそう。これで1260円。素晴らしい(喜)
いや〜、おいしい!カリっと揚った「めざす」(本当は「にぎす」という名の魚だそう)は、最初は淡泊な味だが、絶妙なタレと相まって噛めば噛むほどに甘さが出てくる!
大満足!正解〜っ!
半日の間で目いっぱい直江津を楽しんだ。ホテルに帰り速攻で明日の準備。荷物はコース上に2か所、そしてゴールと3か所に送ることができる。それぞれ色違いの袋が用意されゼッケンを記入する。色違いの袋なんて初めて、しかもマジックもくれた。素晴らしい大会運営です。
明日のスタート時の「い・で・た・ち」。頑張ります!とっとと準備を終え、19時半にはベットにもぐりこんだのでありました。
前日は、19時半にはベットに入った。しかし、体調は悪くないものの、2週間前に引いた風邪の最終段階の症状「咳」が残っており、横になると強烈に咳き込むのである。これには参った・・・。ほとんどまともに眠った感覚がなく午前2時間に起床。かえって咳き込みで疲れた感じ・・・。
でも、ず〜と横になっていたんだから問題ないと割り切り、ホテルをチェック・アウトし、午前3時50分発のスタート地点に向かうバスに乗り込んだのでありました。
マズは前篇をお楽しみください。
午前3時50分、直江津駅北口からスタート会場のリージョンプラザ上越ゆきのバスに乗った。大型バスが何台か来たので駅前に泊まっている選手は全員運ばれたようである。
午前4時、約10分ほどで到着。
篝火がたかれていた・・・。
マズは無事到着。スタートまであと1時間半ある・・・。
会場内には徐々に出場者が集まり、人口密度が濃くなってきた。
アリーナも混雑してきた。
ゴールゆきの大荷物と51kのエイドゆきの荷物を預け、準備完了である。ゴールゆきの荷物が大きい場合は、袋を括り付ければOKである(笑)。
スタート約10分前、アリーナを出ると早くも大勢のランナーが整列を開始していた。整列といってもロードではなく、広場なので、わ〜っと広がっている感じ。
気候はすこぶる良い。寒くもなく、暑くもない。気合をいれて「頑張ります!」
いつもの様に、スタートラインより5mくらいのところにスルリンチョ(笑)。スタート直後を撮影するにはこのあたりにいないとマズイのである。
約1500人のランナーがスタートを待つ・・・。
ゲートより見上げる空は明るさを増してきた。マズマズの天気かな・・・。
午前5時30分、2年に一度のスタートが切られた!みんなうれしそうに走り出す。長い、長〜い一日が始まった〜!行ってきま〜す!
スタートするともうあたりは明るい。スタート地点がすでに平野の真ん中なので、市街地はなく、いきなり田園の中を突き進んでゆく。
水田に中を縫うようにコースは伸びてゆく・・・。
5k通過!31:30秒、ちと遅すぎかしら(笑)。でも体調がいまいちなので、最初は様子見。
のどかな実りの跡を残す田園地帯を延々と進んでゆく。
あまりに変化がないので、コースを外れて花をモチーフに撮影してみた。まだまだ余裕である。
10k通過。この5kは30:35。50kまではキロ6分のペースで行く作戦。まあ、順調。
13.2kの三和区総合事務所のエイド。最初の大型エイドである。
太鼓隊の応援で元気をもらう。
15k通過。この5kは29:42とキロ6分のペースキープ。
飯田宿というところを通過。田んぼの中を突き進み、数々の宿(集落)を通過して走ってゆくようだ。
太陽が上ってきているが、雲が厚く日は射さない。涼しくて気持ちいい・・・。
それにしても見渡すかぎり田んぼ。まさに黄金色に染まる田園地帯を走り抜けてゆく。
あの山並みは妙高山である。クリアーに見えたらさぞ美しい風景であろう。
印象的な赤い橋を通過・・・
一定のゆるいペースで走っているのでマダマダ余裕。ここまでまっ平だったしね(笑)。
また集落が出てきた。そのたびに暖かい応援をかけていただける。この集落ごとに降り注ぐ、ご家族総出の熱い応援がこの大会の「売り」だな。
すると20k。この10kは1:00:39。順調、順調!
田園風景はまだまだ続く・・・
こんな広大な田園に中を走ったことあったかな〜・・・。
妙高方面へ向け南下してゆく。あまりにまっ平のロードが続くので、ちょっとのUPが出た方がリズムがでて走りやすい。
前方は雲に隠れた妙高山・・・。
すると25K通過!この5Kは31:59。
いよいよコース最南端の板倉区に入ってきた。さらに南下すると妙高市になってしまう。区民センターみたいな建物が見えてきた。
26.1kの板倉区総合事務所のエイド。ここは大型エイドであった。
いろいろ食べ物がある。ここで大休止だな・・・。
山菜おこわのおにぎりのコーナーがあった。
いただきま〜す!6個も食ってしまった(笑)
次は甘いもん。笹団子みたいのがあったゾ!
いただきま〜す!これも4個食った(笑)。
ここでバッタリ!ご紹介しましょう!高山市役所の丸山さんです。実は彼は飛騨高山ウルトラマラソンの「言いだしっぺ」でありコース設計者であります。第一回大会に参加した時にお知り合いになりました。彼の尽力で飛騨高山にウルトラマラソンが誕生したわけです。皆さんも是非参加してくださいね!
飛騨高山ウルトラマラソン完走記⇒★こちら
まだまだ続く平らなロード。板倉区から折り返すような感じで清里区へ向かって走っております。まだまだ元気です。
すると30k。3時間11分で通過、まずまずである。しかし同じような風景が続いていて、いいかげん飽きてきた・・・。
さらにえんえんと続く田園の中のロード。村の人たちの応援がありがたい。
おおっ!コース初めての登りだ!
登りきるとそこは34.3kの清里区のエイド。
太鼓隊も出てました。
しばし休憩。この大会の素晴らしいのは、レストエイドごとにおにぎり等の給食が完備されていること。秋田内陸縦断100kと同等の充実ぶりである。
すると35k。この5kは32:45と一定のペースを維持して走っている。
いよいよ広大な田園地帯を卒業し、山間部に入ってきた!
お〜、景色一変していよいよ登りが始まった。「早く来てくれ厳しい登り」である。なんでかって?それは「歩く」口実ができるから(笑)。
黄色い花が咲き乱れる飯田川の河原をゆく。これからがコース本番だな・・・。
まさに急坂が始まったところが40k。4時間16分で通過。もちろんここで「歩き」を開始した。
とはいえ異常な急坂・・。
高度差約250mを約3kくらいで登るから、一山登る感覚である。こりゃ〜、走ろうとしないほうがイイ。
苦しいところに励ましのボード。助かります・・・。
いやはやずいぶんと登ってきましたよ。
すると42.195k。4時間39分39秒でした。でもここで終われない(笑)。
ロード脇には棚田などがあります。やや傾斜がゆるくなり峠が近づいてきた感じ。ここは皆さん走って登ってます。
早くこね〜かな〜峠・・・。
「負けるな!あきらめるな!」のかかし?クン、応援ありがとう!どうやらあそこが峠のようだ。
やった〜っ!峠(標高約350m)到達!
下り開始〜っ!約2.5kで一気に高度150mを駆け下る。
急な下りで撮影をするまもなく45k。
45kのところにエイドあり!
お〜、甘酒あり!
いただきましたあ!(喜)
エイドからさらに下ると前方にボトムが見えてきた。
ボトム(谷)に到達。ここは牧区の長瀬原というところ。
また登りが始まった。急坂の第2波である。
うひ〜、この坂もきついワ・・・。
2kで約高度100m稼ぐ登り。けっこう長い・・・。
このような山の中のロードで高度を稼ぐ戦いが続きます。景色は実にのどか。
来た〜、峠だ〜っ!
ここからは安塚区に入ります。
今度は3kで約高度150m下る大下りの始まり〜っ!クルグル回りながら駆け下ります。
いけ〜っ!
とは言うものの、足に負担が来ないようにスリ足で下っております。
黄色い花(名前忘れた)が咲き乱れる斜面を快調に下ります。
ゆっくり下ろうとしても急坂なので、ヤハリスピードはでてしまいます。足が痛て〜!このあたりも棚田が点在しています。
傾斜がゆるくなり里に下りてきたようだ。
すると50k、5時間42分で通過。2つ峠を越え、カメラマンやりながらだとこんなもん。制限時間は13時間半、後半の50kも2つの峠越えがあるので頑張らないと危ないかも(汗)。
1kほど行くと第一関門であり、着替え場所でもあるB&G海洋センターのエイドが見えてきた。なんでこんな山の中なのに「海洋」がつくのか?
お出迎えは地元の小学校の先生と生徒たち。着替えの荷物を用意してくれている。
小学生諸君から着替えを渡していただきました。ありがとう!
お〜、とん汁だ〜!
いただきます!おいしかったので3杯ほどいただきました(笑)。この後、渡してもらった荷物を持って、着替え所に入りました。マズは前半終了!
ジャジャーン!気温は20度を超え暑いので軽装に着替えました。約26分ほど休憩して出発!あまり余裕ないのにチト休みすぎたかな(笑)。後半も頑張っていきます!
エイドを出るといきなり登りが始まる。コース第3弾の急坂である。
4kで高度約200mを登ります。マズは渓流沿いに登ってゆく。
県道13号線を大塚に抜ける峠をめざす。結構急な坂だワ〜。
80%のランナーがもはや歩き。自分も当然歩きを入れるが走りも入れながら頑張る。
いや〜、カナリ登ってきた・・・。
まさに上越の里山のどまんなか・・・。
すると55k。この5kは大休憩と急坂で1:06:47かかってしまった。
お〜、やっと峠(標高約320m)。ここから大島区である。
棚田の脇を通過しながら下ってゆく。3kで高度約150mを下ります。
実に風光明媚な下りロード。でもかなり「足」にダメージが出てきた。
皆さん頑張って下っております。
秋の花咲く大島区の里に下りてきた。ず〜と下った後だとこのようなゆるい上りでも苦しい。
あれれ、主要道を外れて川沿いに引き込まれてゆく・・・。
58.5kのエイドに導かれたのだ。
ここには「きのこ汁」があった。それぞれの区ごとに自慢の給食を用意してくれている。このあたりがこの大会の人気の秘密だな。
元気のいい地元の中学女子生徒さんから「きのこ汁」をもらう。ありがとう!いただきま〜す!
しばし休憩。このエイドを出発するとこのコースの第4弾の急坂、峠越えが待っている。前半はまっ平、中盤は厳しい峠越えの連続と非常に変化の富んだコース。実に楽しませてくれます(苦笑)。
さあっ、4回目の峠越えが始まった。
どひゃ〜、いきなりマズ走れないほどの急坂が立ちふさがる。2kで高度約150m登れば峠なのだが・・・。
もはや歩き通すしかない・・・。
歩け、歩け〜っ!である。自分は歩くのが遅く、このようなところではガンガン抜かされてゆく。くやし〜っ!どう歩ったら早くなるのか誰か教えて!
えんえんと峠へと続く道・・・。
すると坂の途中で60k。7時間35分で通過。あと40kを5時間55分か〜、なんとかなりそう・・・。
しかし、またずいぶんと登ってきたもんである。峠はまだかあ・・。
やった!遂に峠に到達!これで大きな登りは終了だ。前方には60.4kの給水所が見える。
下り開始〜!こっからは70k地点までず〜と下り。10kで高度約300mを下降する大下り。すでに「足」にきて下りでも走り出せない人が出てきた。
この下りも棚田をグルングルンと回りながら下降してゆく。
65K通過!自分も「足」にきていて下りオンリーのこの5kに43分もかかる。
北越急行の線路脇に出てきた。昨日越後湯沢から特急「はくたか」に乗ってきたが、その線路である。
70k付近の浦川原駅前で地元中学生諸君の応援。選手リストを持っていて、「早川さん、頑張って〜」と名前を呼んで応援してくれた。元気でるね〜!いい気持ちで走っていたら70kの表示を撮るの忘れた(泣)。
70kを過ぎると第5弾の急坂に突入。2.5kで高度約100m登る最後の峠越えだ。もう歩くしかね〜ス。
県道61号線を吉川区に向けてひたすら登る。
長げ〜・・・。
やった!最後の峠に到達した!
下りい〜っ・・・。
もう足がきつくてブルーだったが、この太鼓隊の応援で気合をもらう。ありがとう!こんなところでよくぞ!
しかし、長げ〜・・・。
道之下の集落に降りてきた。これで下りも終了だ。
すると75k通過!この5kは峠越えで44分かかる。大健闘かも。
遂に平野部に出て今度は海を目指す。あとはゴールまでホボまっ平。中盤戦の5つの峠越えで「足」を強烈に使わされたが、まだ足は十分残っており、しんどいが走れる。なんとか完走はできそうだ。
78.8kの吉野区の総合事務所のエイドに到着。ここは大規模なエイドだ。
おおっ、うどんだ!
いただきま〜す!今回は胃をやられることなく各エイドで十分食えている。ここではうどん3杯いただいた。ありがとうございます。
エイドをでるとスグに80k、この5kは平らなのに44分かかり、10時間23分で通過。あと20kを3時間7分でこなせば完走だ。でも5kに45分かかるとギリギリ、ちょっと追い込まれたかな?
ということで撮影はやめて真面目に走る。北陸自動車道の高架をくぐり、国道8号を渡ると85k。この5kは35分、キロ7分のペースまで上げてこなした。潮の匂いが漂い海が近いことが感じられる。
85.4kの柏崎区総合事務所のエイドに入ると、蛍光色のタスキが各選手に手渡された。
すでに午後4時をまわり、夕刻が近づいている。暗闇になっても目立って大丈夫なように蛍光タスキをここからつけてゆくワケだ。こんなのは初めて(笑)。
さあ、エイドを出発。おそらく海岸線と平行に走っているのであろう、防風林のような松林の続くロードをすすんでゆく。
右折してさらに海に接近していくようだ。早く「海」がみたい・・・。
なかなか海には着かず、イラつきながら、海辺の街をつなぐロードをゆくと90k。11時間39分で通過。もう完走は問題なし。早く「海」がみて〜!
90kをスギるとどこかで見た光景が!そうだ、ここは昨日入りに来た温泉に行く道じゃないか!するともうすぐ海だ!ホテル「ハマナス」が見えてきた。
おおっ!海だ〜っ!夕闇に包まれる間際で海に到達した。このコースの「売り」に「レース終盤、日本海に沈む夕日が見られる」ちゅ〜のがあるが今日は曇りでOUTでした。昨日ここから見たからイイカ!
ホテル「ハマナス」の灯をバックに海岸線を走ります。カナリ残念だったのは海岸線を走りながら「海」を見られるのはわずかにここだけだったこと。1kもなかったな〜・・・。
海岸線のロードが終わるころ闇が迫ってきた。蛍光タスキを光らせながら上越の海とさようなら・・・。
95k通過!すでに闇に包まれてしまった。ウルトラマラソンで暗闇の中を走るのは初めてだ。この5kは40分。
暗闇の中でもやりますカウントダウン!あと4k!
あと3k!キロ7分までスピードUP!最後のガンバリ!
あと2K!
あと1kだ〜!
あと100m!もうすぐ終わるぞ〜!
あと10m!いやったあ〜!
ゴオオオオ〜ッル!
苦節12時間53分の長い長い戦いがやっと終わったのでありました・・・。
完走メダルをかけていただきガッツポーズ!素晴らしい大会でした。大会関係者の皆さん、ボランティアの皆さんありがとう!2年に一度のこのレースを完走できて幸せです。
これが完走メダル。ピカピカです!
いや〜 長かった。目いっぱい疲れた〜・・・。
楽勝どころか、実に厳しいコースでした。獲得累積標高は野辺山や飛騨に比べればたいしたことはないが、そんなレースと比較したのが間違い。獲得累積標高1573mは現実に走ってみると厳しい。100k走る間に穂高連峰に登って降りてくるようなワケだから・・・。
そして制限時間13時間半がきつい!完走率が70%前半というのは、この制限時間の厳しさにあるんだと思う。体調が万全でなかったとはいえ、
このコースはなめたらあかん! たいそう苦しませてもらいました(笑)。
ゴール直後、荷物を受け取るとそのまま直江津駅ゆきのシャトルバスに飛び乗る。運良くスグに発車したので19時8分発の特急「はくたか」に間に合った。越後湯沢まで約1時間。温泉が待ってるゾ〜!
越後湯沢で泊まったのはここ、ナスパ・ニューオータニホテルです。いわゆるスキーリゾート。この時期はそんなにお客もいなく静か。
朝一番から温泉へ!露天風呂に突入〜。ホテルの規模のワリには小さい(泣)
でもまあ景色も見えるし、客が少ないので独占状態だし、まあいっか(笑)。
ひとり露天風呂を独占し、ゆっくりと浸からせてもらいました。異常な運動をした後は、やはり温泉は必修ですナ(笑)。
で、せっかく車で来たので、三国峠越えのドライブを企画した。となると、やはり、かつて女子大生人気NO1に輝いた秘湯:法師温泉に行くことになっちゃいました。いや〜、何年ブリだろうか・・・。
あいかわらず渋い佇まい・・・。
いい雰囲気です・・・。
こちらが「法師の湯」入口。
満杯、満杯。混浴なんだけど、流石にご婦人はおりませんでした(笑)
法師の湯の特長のある窓。お湯はぬるくて長く入浴できます。高校生のころ苗場にスキーに連れて行ってもらった時、初めて連れてきてもらいました。皆さんもこの名湯には是非一度どうそ!でも混みスギだね(泣)