今年の快速登山第二弾は、裏銀座の延長線にある北アルプスでも最も渋いルート「烏帽子岳~南沢岳~不動岳~船窪岳~七倉岳~北葛岳~蓮華岳~針ノ木岳」の縦走である。ここは今だ入り込んだことがなく、いつかやらねばと思っていたのである。毎日アルペン号でAM4:00に七倉まで運んでもらい入山。約1時間JOGして高瀬ダムをスギ、不動沢にかかる大吊橋を渡る。
北アルプス三大急登のひとつ、悪名高いブナ立尾根に取りつく。尾根の下部はその名のとおりブナの原生林が林立し非常に美しい森になっている。ブナ立は確かに急登だが、手入れの行き届いた登山道で登りやすい。裏銀からの下降路として3回使ったことがあるが、登りに使うのは初めてであった。
今回の一番の目標は烏帽子岳(2628m)の登頂。200名山である。朝から雷が鳴ったり、降ったりやんだり晴れたり、と不安定な天候だったが烏帽子はその姿を見せてくれた・・・。
とんがった山頂で岩にしがみつくように記念撮影(笑)。念願の初登頂!
そして登頂とは別に一番楽しみにしていたのが、烏帽子岳~南沢岳間にある「四十八池」という超高層草原地帯。ほらっ!烏帽子山頂から池が点在しているのが見えるでしょ!あそこを晴れの日に通過してみたかった。あまり紹介されていないが、きっと北アルプスで一番アルプスらしい景観が展開しているハズだ。
「素晴らしい・・・」の一言。朝日に輝く「四十八池」の中を至福のラン。最高に幸せな瞬間だ。
しかも誰もいない。この絶景をひとりじめ。
実に気持ちの良いランを楽しませてもらった。思ったとおりのアルプス庭園、感動しました。ここの通過を晴れの間にやれたのはラッキー!山の神様に感謝です。
この後、山には雲がかかり降ったりやんだり。南沢岳から先は北アルプスで一番山が壊れている山域で、基本的に長野側は大きくガレていて大崩落している。このルートに人が入らない理由はこれだ。なので痩せた稜線が続き、高所のスーパーアスレチックコースとなる。
おもしろい言えばおもしろい。が、やはり疲れる(笑)
迫力あるハシゴ・・・。
と散々緊張させられ、もう疲れたぞ~っ、てところで本日の宿泊地、船窪小屋に到着した。ランプの山小屋であまりにも有名。実に渋い山小屋でした。 つづく
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