さていよいよ岳沢から前穂山頂まで高度910mを一気にダイレクトに突き上げる重太郎新道に突入。抜群の高度感を味わいながらハシゴなどをよじ登ってゆく。下には紅葉がヒロがり爽快だ!どんどん色が濃くなって鮮やかさを増してゆく。美しい景色に中にいるので疲れを感じない。
いやっほ~っ!
カモシカの立場からは急峻な西穂高岳のナイフリッジを眺めることができた。岳沢から上は完璧に晴れている。
上高地方面は雲で覆われており、雲海の上に左に霞沢岳(2646m)、右奥に乗鞍岳(3026m)が浮かんでいる。乗鞍の左の山裾の奥に小さく見えるのが御嶽山(3067m)。約4時間後に大噴火を起こすとは想像できない状況であった。
北アルプスで唯一の活火山:焼岳(2455m)の頭も雲の上にでている。御嶽山と同じ乗鞍火山帯の一員で、今も噴煙をあげている。こちらもいつかは噴火するだろう・・・。
重太郎新道上部。この急峻な一枚岩を越えると・・・
標高2910mの紀美子平に到着!オクホが実に素晴らしい!けっこうな登山客だ!紀美子の名の由来は、穂高小屋の創始者であり、重太郎新道を完成させた今田重太郎の娘さんの名前だ。ここから前穂山頂まではあと高度180m、一気に登ってしまおう!(つづく)
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