去年は完走記だったが今年は写真でご紹介する。ムーンライト信州81号で、AM3:09分小淵沢着。駅改札付近の模様です。バス待ち?の登山者がお眠りになっている。 |
道程が長いので、早い朝飯を食べ3:45出発。駅前の「小淵沢」という電飾を撮ったつもりだったが、まったく映っていなかった。 |
なんじゃこりゃ〜!真っ暗ジャン!そう、真っ暗闇の山の中を進む。ライトを持ってこなかったのが失敗。まるで夜行動物のように闇を進む。よ〜く見てほしい・・・。これでも明るくなってきたところ。かすかに下3分の1ぐらいのところに山肌が見えるんだが。 |
お〜っ!明るくなってきた。道が見えるようになりほっとした。林でセパレートされた細い登山道を直登して行く。 |
観音平直前。朝モヤの中に富士が現れた。天気は良さそうであ〜る。 |
小淵沢の明かりが見える。ずいぶん登って来たもんだ。正面に甲斐駒、その横に北岳だ。 |
観音平到着。小淵沢より1:23:41。ここから本格的な登山道となる。森の上にこれから踏破してゆく編笠山(2524M),権現岳(2715M)の頂が見える。気合が入る! |
このような、木の根っこが張り巡らされた登山道を、延々と登ってゆく。 |
押出川到達。ここから先は岩だらけの涸れた沢の急登が始まる。休憩していたおじさんに撮ってもらったが、ずいぶんブレテル。 |
こんな感じである。嫌と言うほどこんな感じが続く。森林限界が高く、編笠山直下まで視界が利かない。苦しい登りである。 |
編笠山山頂(2524M)到着。駅から3:15:00。厳しい登りから開放され、達成感溢れる瞬間である。スゴイ!北アルプスが白馬から〜穂高まで。乗鞍、白山、中央アルプス、南アルプスとすべてクリアーに展望できる! |
小渕沢から約標高1600M登った。あんなに小さく見える。甲斐駒ケ岳(2967M)の右横に仙丈ケ岳(3033M)、早川尾根の向こうに北岳(3193M)と南アルプスのジャイアントが聳え立つ。 |
雲海の向こうに槍ヶ岳から穂高連峰,大キレットがハッキリ見える。そして前衛の常念、大天井。その向こうは野口五郎あたりだろうか。スゴイ眺めである。 |
これから踏破してゆく山稜もハッキリ見える。右から権現岳(2715M)、真ん中に主峰赤岳(2899M)、その横に小さく横岳(2825M)。すべて踏み越えてゆく。展望を満喫し青年小屋へと下降を開始する。 |
権現岳の登りより編笠山を振り返る。モレーン地帯がありアルプスっぽく、かつのどかな風景である。青年小屋は通過しただけ。もうあんなに下になった。 |
のろし場から権現を仰ぎ見る。ここで昔、のろしが上げられたらしい。 |
のろし場で・・・。BACKには編笠山、遠くに南アルプスの山並み。 |
権現岳の頂上のトゲトゲした岩峰が近づく。ややアンダーになり真っ黒に写ってしまった。 |
権現岳直下よりの主峰赤岳。[登ってこいよ〜」と挑発するようだ。望遠で撮影。 |
権現岳山頂(2715M) こんな岩の上が山頂である。避雷針が立っている。ここにいーぱい落雷したんだろうな〜・・・。 |
山頂から中央アルプスを望む。「聖職の碑」で有名な木曽駒ケ岳(2956M)から空木岳(2864M)の稜線がきれいだ。 |
山頂より、主峰赤岳、左の稜線上に阿弥陀岳(2805M)。その稜線の向こうに、丸っこい硫黄岳(2742M)。硫黄岳まで到達しなければならない。まだ遠いのであ〜る。 |
富士山(3776M)もきれいなので撮っておいた。 |
これがヤリスギのハシゴ!権現岳からキレット小屋に行く稜線にある。30Mくらいあり、ビルの8〜10Fくらいから降りて行く感じ。迫力ありまっせ! |
キレット小屋への稜線上より、主峰赤岳。 |
さらに接近。標高といい、アルペン的な風貌の山容といい、押しも押されぬ八ケ岳の盟主である。 |
さらに望遠でその荒々しい赤い岩肌を撮ってみた。これからあの岩稜を直登してゆく。 |
キレット小屋を通過し、いよいよ赤岳の岩稜をよじ登る。ここは取り付き点。中央部を直登してゆく。 |
こんな感じの岩稜を直登してゆく。このような逆層スラブ地帯もけっこうある。きびしい登りだがガンガン高度が稼げる。 |
遂に肩に到達。頂上は目の前である。でも結構まだあるよな〜・・・。 |
主峰赤岳山頂(2899M) 駅から6:40:47で到達。去年よりずいぶん遅れている。天気が良く撮影に時間かかってるもんな〜・・・。結構バテテいる。ここで大休止。 |
山頂より、権現岳を振り返る。キレットはあんなに下である。南アルプスも遠くなった。 |
山頂に憩う登山者。浅間山(2568M)から噴煙が垂直に上がっているのが見える。 |
山頂から槍、穂高連峰。 |
阿弥陀岳(2805M)と遠方の山は乗鞍岳(3026M) |
天候がよく、またもや真っ黒である。 |
これからさらに越えてゆく稜線を望む。横岳、硫黄岳。その向こうに双耳峰の天狗岳。天狗岳を越えてゆければ完璧な縦走となるのだが今回も無理そうである。 |
出発じゃ〜!約15分休憩し山頂を後にする。下の山小屋赤岳天望荘。 |
横岳の荒々しい西壁。基本的に左サイドは絶壁である。 |
こんな感じのUP DOWNや稜線が狭いので、左右に振ってある登山道のグサリ、ハシゴをつたいながら進む。 |
あんなに晴れていたのにいきなりガスって来る。山の天気はわかりません。山梨側からガスが強烈に吹き上がってくる。 |
横岳山頂(2825M) 赤岳から1:11:01。近そうに見えるのだがど〜してもこのくらい時間がかかる。 |
稜線から大同心の頭を望む。あの裏はすさまじい絶壁です。八ケ岳きっての岩壁なのであ〜る。 |
やせた稜線も終わり、硫黄だけへの砂礫の登山道に変わる。やっと走れるのであ〜る。 |
大ダルミの下りから硫黄岳(2742M)を望む。下の小屋は硫黄岳山荘。 |
硫黄岳山頂(2742M) ガスにつつまれ、本日始めて山頂で展望なし。 もうかなりバテテいて走ることはできない。早くも本沢温泉の風呂が頭の中をよぎる。早く入りて〜! |
夏沢峠へ下る途中で硫黄岳の爆裂火口が見える。すさまじい火口だ。 |
おおっ!夏沢峠はすぐそこだ |
ヒュッテ夏沢前で。本沢温泉はここから約20分ほど下ったところにある。目指せ温泉!である。 |
本沢温泉到着。スタートから9:40:55。本当は野天風呂に入りたかったのだが、満員御礼である。小屋に聞くと内風呂も入っていいという。800円払ってGO! |
おおっ!渋い!誰もいない!独占だ〜! |
いや〜、なんとも極楽であ〜る。 |
さあっ!最後の下りである。小海線の海尻駅まで約16〜18キロ。標高差約1200Mの大下降だ。最初はこのような遊歩道を行く。延々と下り1:39:59で海尻駅到達。駅でビールおきまりの2リットル飲む。 終わり |