> 第13回 下赤塚 「上海一家」 中華料理
第13回 下赤塚 「上海一家」中華料理
達人とゆくグルメ紀行。第13回目のジャンルは「中華料理」である。グルメ紀行ではさまざまなジャンルのお店を紹介してきているが、今回は、「足立市場:武寿司」「東京食肉市場:一休食堂」「朝霞台:媽媽 (ママ)」に続き、
「達人が食べ歩いて見つけてしまった、
まだ世にアマリ知られていない非常においしいお店」
このシリーズ「第4弾」である。
場所は「下赤塚」。この街に安くて非常においしい中華料理店があるという。達人がこの街を快速で歩きまくりながら食べ歩きし、その鋭い嗅覚で「大発見」した「お気に入りの中華料理店」ということである。
達人はもうすでに、数回にわたりこのお店に通ったらしい。達人が「通う」ということはカナリのレベルのお店である。
戸田マラソンでハーフマラソンを走った後、速攻で下赤塚に向かう。高まる期待を胸に、初めて下赤塚に降り立ったのでありました。
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■ 上海一家 板橋区赤塚2-10-14 03-3975-4080 営業時間 11:00〜22:00
定休日 木曜日
最寄駅
東武東上線 下赤塚駅 徒歩約3分
地下鉄有楽町線 地下鉄赤塚駅 徒歩約5分
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実況中継
東武東上線、下赤塚駅に降り立つ。我が家はこの駅から3つ先の駅なのだが初めて降りる。 |
北口駅前から「赤塚壱番街」の魅力的な商店街のロードが始まる。
このロードを北に向け歩いてゆく。 |
歩くこと約3分。
おおっ!これか!達人の見つけた「上海一家」は・・・。一見普通の中華料理店である。マラソン帰りで表彰式が長引き、達人を始め他の探検隊の皆さんを待たせてしまった・・・。皆さん、食べずに待っていてくれた。お待たせ〜・・・。 |
さっそく達人がオーダーしてくれた2品。左が「クラゲの甘酢和え」、そして右が「押し豆腐」。いきなり絶品の旨さ!とくに右「押し豆腐」。
達人談:「このメニューはあまり見た事が有りません、たぶん普通の豆腐に重しをかけて押し潰したものだと思いますが、不思議な味わいで前菜にうってつけです」
え〜っ、これが豆腐なの?麺状になっており抜群のコシもある。そして豆腐ならではのニガリの深くてしみる味。これは始めての経験だ!素晴らしい!感動のスタートである。
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そして一本1000円の達人推奨の紹興酒。
これが旨い!ほんとこの値段でいいんですか?って感じ。達人流のレモンを入れて飲む。ビールと紹興酒のチャンポンの極致になってしまった。 |
そして出た〜っ!
これこそ達人推奨の「上海蟹老酒漬」。通称「酔っ払い蟹」である。 |
まさに「旬」を迎えた上海蟹。今回は、酒に浸して酔っ払わせた上海蟹をいただくわけだ!
真上から見るとこんな感じ・・・。 |
パカッ!解体〜!
出た〜っ!カニミソ!まさに美味!珍味!ナント表現してよいか分からない濃厚な、そしてクチの中にパッと広がる絶妙な味を堪能させていただきました。 |
セロリと鳥賊の炒め。セロリの苦手のユキチだが、まったくセロリのあの青っぽい苦みはない。旨し!いける! |
エビと銀杏の炒め。コレ絶品。
プリプリのエビから飛び出る身汁と、プチプチの銀杏から飛び出る上品な甘さの果汁が合体して奏でるハーモニー・・・。最高でした・・・。 |
牡蠣と黒豆の炒め。
これも素晴らしかった・・・。黒豆の上品な甘さが独特ソースの沁み込み、牡蠣にも目一杯沁み込んでいます。 |
牡蠣の中から沁み込んだ絶妙ソースが飛び出る!う〜っ、旨い!
この味、想像してみてください!言葉にならん・・・。 |
そして達人が秀逸と絶賛する「春巻」。 |
うお〜っ、中から物凄くジューシーな具が飛び出してくる!
おいっし〜っ!(中身を撮影したのですがブレました。恐縮です・・・。) |
海老と青海苔の炒飯。これは初めてだ! |
達人談:「他のお店ではあまり見た事のない、海老の甘味と青海苔の風味が味わい深い炒飯です」。これも美味しかった。 |
そしてラーメン。これは鳥そばで、達人推奨の一品である。
達人談:「塩味のスープにスライスした蒸し鶏だけのシンプルなラーメンですがシンプルだけに味に誤魔化しがききません、スープと鳥の味がストレートに出るのですが、これが美味しい!」
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今回も大満足の探検隊でありました。
またしてもこんな素晴らしいお店に連れてきていただき、達人ありがとうございました! |
食後の感想
■達人の一言
上海出身のご夫婦が切盛りしている、こじんまりしたお店で、町場のラーメン屋さんの佇まい。しかし料理はしっかりしていて、鱶鰭(フカヒレ)海鼠(ナマコ)等も有る本格的な中華料理屋さんです。
今回のグルメ紀行では上海蟹をメインにし、後は黒板に書かれている旬のメニューを中心にオーダーしてみました。ポピュラーなメニューでは春巻が秀逸、お昼(11:00〜15:00)にはこの春巻とラーメン(鳥そば等3種類の中からセレクト)にミニライス、デザートが付く800円のランチがお値打ちです。
達人のコメントにもあるように、一見ただの小さな中華料理屋である。このたたずまいを見て「旨そうなお店だ!」と直感できる達人は凄いと思う。流石だ・・・。
メニューは様々なものがあり、どれも本格的な、いや本物の中華料理である。しかも手ごろな価格で・・・。(すいません今回は価格調べてきませんでしたが・・・)調べてみると、シェフは銀座の維新号本店で14年修行したとのこと。どおりで・・・。
ユキチの上海一家の感想は、一言で言って
「どれを食べても旨い!紹興酒も最高!」 である。
紹興酒はボトルで1000円ほどと記憶しているが、これがまたおいしい!素晴らしいコストパフォーマンスの紹興酒であった。
そして今回のメインディッシュは達人推奨の「上海蟹老酒漬」。この酒ズケにした通称「酔っ払い上海蟹」のカニミソは珍味であった。正統派で抜群の旨さであった新世界菜館さんの上海蟹とは又違った「濃厚なお味」でした。
あ〜っ、マラソンを走った後でもあり、ビールのおいしかったこと!
またしても美味しい料理にお酒がどんどん進んでしまいました。この達人が発見した名店「上海一家」。是非読者の皆さんも行ってみてくださいね!
その味に驚きますよ!
■今回食したもの
・ クラゲの甘酢和え |
・ 押し豆腐 |
・ 上海蟹老酒漬(酔っ払い蟹) |
・ セロリと鳥賊の炒め |
・ 海老と銀杏の炒め |
・ 牡蠣と黒豆の炒め |
・ 春巻き |
・ 海老と青海苔の炒飯 |
・ 鳥そば |
ビール・紹興酒などたくさん飲みました。
これで1人、ナント 約4000円 で済みました。
これはもう行くしかないゾ! 上海一家!
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