> 第12回 赤羽 「まるます家」(鰻と鯉がうまい)居酒屋
第12回 赤羽「まるます家」(鰻と鯉がうまい)居酒屋
達人とゆくグルメ紀行。第12回目のジャンルは「居酒屋」である。グルメ紀行は別名「土日に昼から飲める美味しい店」が本質的な姿だが、今回はナント「朝から飲める美味しい店」である。
そんな凄い店が「赤羽」にある。朝9時からやっているという。朝からお客がガンガン飲んでいるらしい・・・。
私も凄い酒飲みだが、「朝9時からやっている飲み屋がある。」といったら、私を含め余程の酒飲みでも怪訝な顔をするのではないだろうか・・・。(達人は朝7時から飲める店も知っているというから驚きだが・・・)
その名は「まるます家」。朝9時開店。名物は「鰻」「鯉」。ジャンルはまあ「居酒屋」であろう。とくに「鯉のあらい」は格安のうえ「絶品」であるらしい。
う〜む、非常に楽しみである。高まる期待を胸に、はじめて赤羽駅に降り立ったのである。
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■ まるます家 北区赤羽1-17-7 03-3901-1405 営業時間 9:00〜21:30
月曜定休
最寄駅
JR赤羽駅 徒歩約5分
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実況中継
赤羽駅に降り立つのは初めて・・・。 |
東口に降り立つ。おおっ、ナカナカの街並みである。 |
東口を出ると、スグさま「1番街」というアーケード街が見えてきた。 |
いきなり下町らしいアーケード街に突入である。
八百屋、薬局、乾物屋、おもちゃやなどが入り混じった楽しいアーケード街である。 |
アーケード街に入って150mくらいであろうか、いきなり目指す「まるます家」が現れた!
鯉とうなぎのまるます家 と書いてある。 |
「昭和25年創業 まるます家」とでかでかと書かれた大看板が目立つ。
創業より約60年を誇る伝統の「居酒屋」である。 |
鯉と鰻が売りらしく、店頭には「うなぎ」の蒲焼、弁当の販売ブースがある。 |
珍しいうなぎの骨の「カルシウム」600円も販売中。 |
木造モルタルの二階建て。2つの通りに面していて、それぞれ入り口がある。その間が先ほどの鰻の販売ブースになっている。
ど〜れ、おじゃましま〜す! |
時刻は午前11時であるが、すでに1Fは満杯である。
皆さん午前中からしっかり酒を楽しんでいらっしゃる。 いいね〜!酒飲みには最高のお店だ! |
これは「たちの悪い酔っ払いはお断り」ということかしらん・・・。
朝9時から飲める店ということで、普通の人には「不謹慎」「アル中の巣窟」といったイメージがあるかもしれないが、いたって健康的な酒飲みの皆さんばかりである。 |
は〜い、五名さま。お2階御案内〜!階段気をつけて〜!」
活気溢れる声に導かれて今回は2階に案内してもらった。2階はお座敷、3人以上だとこちらになるようである。 |
メニューの多さがこのお店の特徴。
ご覧ください!この面だけで50種類近くある!全部で100種類くらいあるのは素晴らしい。 |
サッポロビールとともに、まず達人かオーダーしたのは鰻料理から「鰻のかぶと焼き」。うなぎの頭を焼いて串刺しにしたものである。さすが達人。
旨し!気に入った!1人前(2本)でナント200円である。安し! |
続いてイキナリ達人推奨の「鯉のあらい」だ! |
うお〜っ、新鮮でコリコリしている!旨い!
これでホントに400円でいいんですか〜?こりゃーもう驚いた〜!もうほかの店の高いのは食えんな〜
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そして達人が次にオーダーしたのはコレ!「なまずの唐揚」。
初めて食べた・・・。お〜、・・・、美味!達人と来ると新しいものが食べられて幸せである。 |
そして「鰻の蒲焼」が来た!
タレの深みはいまひとつだが、十分に柔らかく美味しい!大きさにより800円から1500円まであるが、この価格にしては十分満足のいくものである。 |
おもしろいメニューを見つけてしまった。それがコレ!「エビステーキ・カツ」。
はたしてどうか?・・・ |
ほほ〜っ、これはいける!
中からジューシーなエビが飛び出してくる!美味しい!正解であった。ナカナカやるぜ「まるます家」。メニューも豊富だが旨さも素晴らしい! |
調子に乗って、ジャンボ海老フライを・・・。
この大きさで700円! |
さらに調子に乗って、ジャンボメンチカツ。
わくい亭のメンチカツには遠く及ばないが、この大きさで500円は素晴らしい! |
今回も大満足の探検隊でした。 |
しかして、今回のお値段は?
なぬ〜!これだけ食べて、飲んで5人で9500円! 唖然! |
食後の感想
■達人の一言
看板に「鯉と鰻のまるます家」と有る様に川魚料理がメインのお店ですが、メニューの多さは半端では有りません!
先代が朝から飲むのが好きなので朝から店を開けていると聞いた事が有ります
廉価なので最高級レベルと比べると可哀相ですが、鯉の洗いは帝釈天の近くで食べた物に比べて遥かに美味しい!
鰻の蒲焼、鯰の唐揚げもこの値段ですから充分納得出来ます。
達人のコメントにもあるようにメニューは100種類を超えている。そしてなにより酒飲みバカリなのだが、たちの悪い酔っ払いは皆無。創業以来約60年にわたる長い年月が育んだ、酒を中心にした店とお客の良好な関係を深く感じることができる。
ユキチのまるます家の感想は、一言で言って
「ざわざわした心地よい活気が満ち溢れている」 である。
そして、酒は名酒といわれるものや、地酒などは一切置いていない。日本酒は富久娘とかそんな感じの酒のみ。庶民のための、そしてまるます家ファンのための居心地の良い「居酒屋」なのである。1Fは開放的な造りで、店の中が良く見える。まるで「屋台」のような開放感がある。それがまたイイ!
そして、400円の「鯉のあらい」は素晴らしかった!もう最高のコストパフォーマンスの一品であった。
今回は2Fを利用したが、次に来るときはこの開放的な1Fの空間で
「気持ちよく仲間と酔っ払いたい!」 強くそう思いました。
■今回食したもの
鮎うなぎのかぶと焼き(1人前:2本) |
200円 |
鯉のあらい |
400円 |
なまずの唐揚 |
500円 |
鰻の蒲焼 |
たぶん800円 |
海老ステーキ・カツ |
400円 |
ジャンボ海老フライ |
700円 |
ジャンボメンチカツ |
500円 |
ビール・日本酒などたくさん飲みました。
これで1人、ナント 約1900円 で済みました。
素晴らしいお店だ! まるます家!
ハシゴ編
@ 赤羽 丸健水産 健ちゃん おでん
まるます家からスグ、徒歩約1分ところの「おでんの名店」に達人が連れて行ってくれた。基本的にセルフ。立ち食い、立ち飲み、キャッシュオンスタイルのお店である。
その名を「健ちゃん」という。調べてみると、お客から「おでんにはお酒がほしいよ!」という要望に答え、12年ほど前から立ち飲みコーナーを始めたそうである。
■達人の一言
おでんは本来おでん種を出汁で煮込む料理ですから、揚げたてのおでん種で飲めるお店はあまりないでしょう、今日は揚げたてをそのまま頂きましたが生姜醤油でも美味しいです。
達人のこのお店の味わい方が、普通の人と違うことに気がつかれましたか?
「揚げたてのおでん種で飲める」
最初の達人のオーダーで驚きました!出汁で煮込んである種を注文せず、今揚げたばかりの種を注文したのです。
ポカ〜ン・・・!ナニが起こっているのかワカリませんでしたが食べてみると・・・
揚げたての種のおいしいこと!
あたらしい「おでん」の楽しみ方、またしても達人に教えてもらいました。
まるます家からスグそば。ちょっと迷路のような商店街の中に入ってゆくと・・・。 |
高級おでん種 「丸健水産」の看板が見えてきた・・・。 |
おおっ、ここか!ここはおでん種を販売している「丸健水産」さんのブースである。 |
数々のおでん種がおいてある。おいしそ〜っ! |
店の裏手にまわると、丸健水産さんが開けている立ち食い、立ち飲みのおでんやさん、「健ちゃん」がある。 |
お客から「おでんにはお酒がほしいよ!」という声に応え、12年前からこのコーナーを出したらしい。以後大人気のおでんやさんとなっている。 |
こんなコンパクトなブースになっている。元気なおばちゃんが煮汁を仕込んでいる。 |
大きなおでん鍋が中央にドカ〜ンとおいてある。 |
うほほ〜っ、おいしそうだ〜!
スタンダードなものから、変わり種まで豊富に出汁に浸かっているゾ! |
ところが、この鍋には目もくれず達人が動いた。
「揚げたてのやつ、あ〜ソレソレ!それ頂戴!」ナント、これから出汁に漬けようかという「揚げたてのおでん」を注文したのである。 |
ウインナー巻きなどの揚げたてのおでんをいただいた。
「そのまま食べてごらん!」達人に教えにしたがい食べてみる。うほほ〜っ、こっ、これは・・・。ホカホカの揚げたての種は抜群に美味しかった! |
そしてこのお店の売り、スタミナ揚げをいただく!旨い!
こういうおでんの楽しみ方があったのか・・・。さすが達人である! |
折角なので、煮込んであるものも頼んだ。うずらの卵入りの練り物、大根、ロールキャベツである。
う〜む、おでん汁は薄口のさっぱり系。しかしダシが十分に沁みて素晴らしい。大根は良く煮込んであり箸ですんなり切れる。ロールキャベツもトロトロ!旨し!素晴らしい! |
そしてこのお店の名物、この肉厚のはんぺん。 |
ご覧のように「水産庁長官賞」を獲得した「はんぺん」。
う〜ん、言葉なし、絶品でした。 |
ど〜にもネギがおいしそうだったので、揚げるまえのネギをソノママいただきました。
これもバカウマ!大満足のお店でした。近くにあったら毎日通いそうなお店でありました。 |
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■ 健ちゃん 北区赤羽1-22-8 03-3902-6676 営業時間 9:00〜20:30 定休日 お盆、正月 詳しくはお店まで
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A 東十条 埼 玉 屋 やきとん
ここは達人が「やきとんなら最高のお店である」と絶賛するお店。実は今回はココがメインであった。しかし、残念ながら撮影禁止。店の外観と達人のコメントだけ掲載します。
■達人の一言
「埼玉屋」は私の知る限り「やきとん」の最高レベルです。
鮮度の良いホルモンをレアに近い状態で出してくれます。
飲み物では生檸檬ハイが秀逸!。
私は酎ハイの類は飲まないのですが、ここの生檸檬ハイだけは別です。
東十条駅から歩いて約8分。埼玉屋はある。 |
凄い人気。開店30分前でもうコレだけの人が列を作る。 |
開店直前にはもの凄い列。
あまりの人気店に唖然とするバカリであった。 |
店内はこんな感じ・・・。(撮影はココまで)
オーダーはできず、自動的に順に「やきとん」がでてくる。お腹がいっぱいになったらストップすればよい。流石に旨かった〜・・・。達人の言うように、いままで食べた中で最高の「やきとん」であった。 |
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■ 埼玉屋 北区東十条2-5-12 営業時間 月〜金16:00〜22:00 土 16:00〜20:00 定休日 日・祝
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