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第10回 朝霞台 「媽媽 (mama)」 中国家庭料理
達人とゆくグルメ紀行。第10回目のジャンルは中国家庭料理である。今回は場所がメイン。地元の朝霞台の「媽媽 (ママ)」に連れて行ってもらった。
7月からの週末は、天気が良ければ「快速登山」で山に入ってしまう。そこで梅雨の明けない早い時期、平日の夜に実施することになったのである。
そこで達人より何店かオススメのお店を提案してもらった。その中に「朝霞台」というのがあった。
「朝霞台に、グルメ紀行で取り上げるほどおいしいお店があるんですか〜!」
「あるよっ。おいしいよ〜!」
と、こんな感じで決定したのである。
通常は、週末の土日に「(昼から飲める)おいしいお店」に行く というのがコンセプトのグルメ紀行だが、今回は特別ルールで企画していただいたのである。
今回は、夜ということで「散策」「ハシゴ」はなし。そこで取って置きの「番外編」を2店舗ほどご紹介するスペシャル企画にしてみました。お楽しみください。
「地元のおいしいお店」考えても見なかった。高まる期待を胸に朝霞台の駅に集合した。
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■媽媽 (ママ)
朝霞市西原1-4-10
ロータスシャトー1F
048-472-3912
媽媽ホームページ
営業時間
11:30〜14:30
日曜祝日 12:00〜14:30
17:30〜22:00
火曜定休
最寄駅
JR北朝霞 徒歩3分
東上線朝霞台 徒歩4分
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実況中継
JR北朝霞駅をスタートし、高架をくぐって2〜3分歩くとお店の電飾があった。
う〜む、読めん・・・。 |
mama。書いてあるじゃん!その名は「ママ」というお店であった。
毎日のように通過している道。こんなところに名店があったのか?まったく存在に気がつかなかった。
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店内はこんな感じ・・・。
テーブル席とカウンター席があり、カジュアルで綺麗でお洒落な店内。くつろいだ雰囲気があります。
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「媽媽」。読めないよな〜・・・。
そこでこのように「mama」と思い切り大きく表示がしてある。ビジネス的にはカッコイイロゴ風のカタカナにしたほうが認知度は高いかも・・・。
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アピタイザーは「直火焼きチャーシュウ」をオーダーした。ビールはキリン1番絞りでスタートである。
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肩ロースを特製のジャンに漬けて香ばしく焼き上げてある。
香りも上品だが味も上品!素晴らしいおいしさだ。そして、このお店の特徴はご覧のとおり野菜がたっぷり盛ってあること。いいでしょ〜!
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続いて「青菜炒め」。これを食すればお店のレベルが大体ワカル。
うお〜っ、うまい!塩加減が絶妙。薄味だがしっかり新鮮な青菜の旨みを引き出している。感動!このお店はヤハリ素晴らしい・・・。
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続いて点心へ突入!マズは「韮餃子」。
これは〜・・・。見た目はほうれん草が入っているのかと思ったが、海老とニラの餃子。これ絶品!皮がモチモチ、プリプリの海老が口の中ではじける!最高!
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このあたりで早くも紹興酒をオーダー。
何年ものの古酒かワカリマセンが、非常においしい紹興酒。ガンガンすすみます。
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点心の第二弾は「春巻き」。
通常は2個なのだが、3個にしてもらった。オーダーに柔軟に対応してくれるのもうれしい。
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これも絶品!
香ばしくカリカリに揚がった皮。巻いてある海老、鳥、豚、野菜が中からジューシーに飛び出してくる。うまい!思わず中身のジューシーさを撮影してみたのですが・・・。
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本日オススのメニューから「イベリコ豚の黒胡椒炒め季節の野菜添え」。
イベリコ豚は、イベリア種といわれるスペイン原産の黒豚。さらりとした甘さが特長。見てのとおり、香ばしい香りとおいしさを想像してみてください。
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続いて「ニガウリの3種肉詰め元気煮」
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かなりじっくりと煮込んであり、トロトロ。
ニガウリの苦手なユキチであったがマッタク問題なし。
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ヤキソバも塩加減が最高でおいしかった。
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ここで達人が動いた。
「フカヒレチャーハンはできませんか?」。フカヒレスープをチャーハンに掛けたやつだ!メニューには無かったがOK!さすが達人、イイゾ〜!
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出てきたぞ〜・・・。パクリ! うお〜っ!おいし〜!
思わず叫んでしまいそうなくらい旨かった。
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最後はスープ。
これは「トマトと豆腐のサッパリスープ」。フカヒレが濃厚だっただけに、このさっぱりした上品な味は最高。
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これは「卵と野菜のすましスープ」。
いずれもさっぱりしていて、心が満たされる思いでした。
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探検隊4名は今回のグルメ紀行にも大満足!
地元のおいしいお店で楽しいナイトを過ごすコトができました。
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食後の感想
マズ一番の感想は、一言で言って
「どれもおいしい本格的な広東料理が、お手頃の価格で食べられる!」
味よし、価格よし、雰囲気よし、の3拍子が完璧に揃っている。
う〜む、地元にこのような名店があったとは・・・。
さすが達人である。気になるお店は場所に関係なくしっかり押さえている。今回は達人のリスト的にはBEST3などの上位店ではないものの、十分においしい・・・。
これは家族を連れてこなければ・・・。ここで宴会ができるな〜・・・。お客様の接待にも使えるな〜・・・。なーんて地元だけに利用の仕方がたくさん考えられるお店であった。
もちろん、駅から近いですから読者の皆さんも是非行ってみてください。池袋や大宮、川越に行くのであれば、ここに立ち寄るのが良いですよ!
■今回食したもの
直火焼きチャーシュウ |
800円 |
韮餃子(3個) |
500円 |
春巻(2個)※3個にしてもらいました |
440円 |
青菜炒め |
700円 |
イベリコ豚の黒胡椒炒め季節野菜添え |
1800円 |
ニガウリの三種肉詰め元気煮 |
1500円 |
フカヒレチャーハン |
たぶん800円 |
五目ヤキソバ |
920円 |
トマトと豆腐のサッパリスープ |
330円 |
卵と野菜のすましスープ |
330円 |
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ビール、おいしい紹興酒 たくさん飲みました・・・。 |
もしかしたら他にオーダーしたものもあったかも・・・ |
とにかくいっぱい食べて、飲みました! |
そして、このお店の素晴らしいところは「量が選べる」コト。
小盆(2〜3人前)と大盆(4〜5人前)のどちらかを選ぶことが出来ます。今回は4名で行きましたのでほとんど小盆を注文しました。でもボリュームは十分でした。ちなみに上記の価格はすべて小盆のものです。
4人でどれを食べてもおいしい広東料理を楽しみ、そしてガンガン飲んで・・・。さぁ〜て、ひとりお幾らでしょうか?
ナント! ひとり 約5200円! うれし〜・・・。
このお店も行けば 必ず幸せになれますよ〜!
皆さんも是非行ってみてくださいね!
こんな素晴らしい地元のお店を教えていただいて、マタマタ「達人」に感謝デス!
番 外 編
NO.1 新富町 料亭・懐石 一清 2008.5.30チャレンジ
このお店は凄い。ナニが凄いかというと「メニューがない」のである。つまり、飲み物を除き、「オーダー禁止!」なのだ。これってユキチも初体験であった。
それで輪をかけて凄いのがボリューム。しかし、鮮度は抜群。分かりやすく言うと、
「料亭でありながら、凄いボリュームで鮮度抜群のおいしい料理がでてくる店」
こんな表現がぴったりの隠れた名店である。
さらに、素晴らしいのがコストパフォーマンス。最初行ったとき、自動的にガンガン料理が出てきてボリュームも凄い。お酒もこだわりのおいし〜い銘柄の焼酎等を出していただきガンガン飲んだ。コレって場所柄からしても1人2万はいくのでは・・・。
ところがナント・・・、その半分以下。ウソだろ〜・・・。
このお店には、新富町にある顧問先M社の社長さんに連れてきていただいたのである。あまりの素晴らしさに感動した。こんな素晴らしいお店を教えていただき大感謝!
この感動を達人に伝えると、「是非行こう!」ということになったのである。平日の午後7時にお店で待ち合わせ。「オーダー禁止」にチャレンジしたのであった。
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■料亭・懐石 一清
中央区新富1-5-5-A-102
tel 03-3553-2080
営業時間
18:00〜
定休(たぶん)日・祝
※営業時間はTELで確認ください。
最寄駅:東京メトロ新富町徒歩6分
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新富町の駅から歩いて5〜6分。「一清」さんの電飾が見えてきた。
銀座から歩いても10〜12分くらいで着く。
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エントランスはこんな感じ・・・。
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ビールで乾杯後、枝豆、ダシまき卵などの前菜が出た後、いきなり「カニ」がたっぷ〜り出てくる。凄い迫力でしょ〜!これ定番。
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そしてこのお店の売り「刺身の豪快な盛り合わせ」。
鮮度抜群の魚介類が満載!これは凄い!そして、おいし〜!
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このシャコくんなんて、ほんとにシャコ、シャコで最高!
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そりゃ〜!追加だ〜!
ウニの大盛!うまそうでしょ〜!抜群に甘くて口の中で溶けまくる最高のウミをこんなにいっぱい出してくれます!
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そしてこの焼酎がうまい!その名も「甕ん中(かめんちゅう)」
ナント、その名の通り「甕」に1.8L入っている。宮崎の寿海酒造さんの焼酎でナカナカ入手できない品物らしい・・・。
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そしてこのように柄杓ですくって汲みだして飲むのである。
粋でしょう!赤芋が原料で、湧水で仕立てた黒麹造りの焼酎。甘いのだが、しかしスッキリしていて独特の深みがある。ユキチは焼酎は苦手なのだがこれは気に入った。
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鮎の塩焼きも登場!
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そして圧巻はコレ。「桜海老のてんぷら」。
こんな豪快なてんぷらなのだがミゴトに揚がっている。この大きさでおいしく揚げるのは大変難しく、相当の技術が要るそうだ。(達人談)
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うま〜い! てんぷらが1番好きだという達人が、「カナリなハイレベル」と絶賛されていた。
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しじみのお吸い物がでて終盤である。
もうお腹は大満足!
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最後はデザート。非常に上品な甘さのおいしいスイカだった。(銘柄忘れました)
お客の食べるスピードと量にあわせて、頃良い時を見計らって料理出してくれる。いっぱい食べると喜んでくれて、コレでもかと料理を運んできてくれる。信じられないコトだが、いくら食べても飲んでもホボ一一定の料金でやってくれるようだ。
素晴らしいお店でした。 店主さんの素晴らしい「心意気」に大感謝!
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NO.2 清瀬 十割蕎麦 池添 2008.6.1チャレンジ
達人から連絡があった。
「散歩していたらナカナカいい蕎麦屋見つけたよ!」
達人がご自宅から柳瀬川に出て、川沿いに秋津方面に高速で散歩をされていたところ、ナカナカのお店を発見されたのである。(達人は「快速散歩」という技を持っている・・・)
毎週週末は食べ歩きし、もの凄い数のお店を食べ歩きされている達人は、「うまそうなお店」は店構えを見ただけでその研ぎ澄まされた直感でワカルのである。
いつも常に冷静な達人にしては声にヤヤ高揚感がある。これは相当期待できるお店を発見されたコトが推察された。
ここで達人としてはタブーな提案が・・・。達人は初めて行くお店に人を誘っていくことはないのだが、今回は誘っていただいたのである。
「行きま〜す!」 こうして発見後、スグにこの企画は実行されたのである。(達人はセッカチだからな〜・・・。でもデキル人は100パーセントに近く皆セッカチだけど・・・)
メチャメチャ不便なところにある「店」なので、達人は「快速散歩」で、ユキチはランニングで、ともに自宅から交通機関を使わずスタート!グルメ紀行のルールどおり開店時刻11:00に1番客として現地に集合したのでありました。
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■十割蕎麦 池添
清瀬市下宿2-475-2
tel 0424-93-4384
営業時間
11:00〜17:00
※夜はすべて予約
定休 火・水
祝日の場合は営業
最寄駅 不明
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ここがエントランス。ふーむ、これは隠れ家風の実に凝った門である。
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お店の玄関から門をふりかえる。
小奇麗に、しかも手入れの行き届いたアプローチがこのお店の格の高さを物語っているようだ・・・。
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店内はかんな感じ。
一枚板で作られた贅沢なテーブル席や、民芸調の囲炉裏席など凝った造りになっている
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庭には椎茸だろうか、自家栽培用の切り株が置いてあったりする。
非常に落ち着いた感じで、ゆったりできる空間が広がっている。
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マズはエビスで乾杯!
ここまで20K走ってきたのでビールのおいしいコト。達人もナント15kも散歩されてきたそうで、思い切りビールが進む。
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ツマミをオーダーしてゆく。これは厚揚げ。うまいよ〜!
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誠に上品なてんぷら。やはり相当レベルの高いお店だ。
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このお店の売りは蕎麦はもちろん、蕎麦にあった美味しい日本酒をご主人のこだわりでセレクトし多数置いてあるコト。
さらに、片口、ぐい飲みなどはこのようにご主人の手作りというこだわりよう。最初は高知の「亀泉」という酒を勧められた。その後「十四代」に切り替える。
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「イカの塩辛」を注文。ど〜です!この上品な塩辛・・・。
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う〜っ・・・、感無量。想像してみてください。この塩辛をつまみながら十四代を飲む幸せを・・・。ガンガンお酒が進んでしまいました。
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達人に勧められて、蕎麦掻(そばがき)を頼みました。
おろし仕立ての蕎麦掻。実はまともに蕎麦掻を食べるのは初めてでした。
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やさしい味の出汁に、フワっと盛った大根おろし。ふんわりやわらかい蕎麦掻はしっとりと上品な蕎麦の風味が乗り美味でした。
これは最高の酒の肴ですな・・。
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最後は蕎麦。石臼挽き(手挽き)の十割蕎麦である。張りのある丹精な細切り。香りも素晴らしく、噛むと濃い蕎麦の味がいっぱいに広がる。ただ私にはつゆがカナリ塩っぽく感じた。残念・・・。
さすがのお店ではあった。御代は?「・・・です。」「!!!・・・」ついつい十四代を飲みすぎて、とっても大変高くついてしまった。
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