第8回 本所吾妻橋 「わくい亭」 酒亭達人とゆくグルメ紀行。第8回目のジャンルは「酒亭」である。「酒亭」という言葉はよく達人が使われるのであるが、その意味やいかに? 時々「酒亭○○」などというお店はあるが、その意味はどういうコト? 居酒屋とどう違うの?ウィキペディアで検索してもない、広辞苑では・・・??? グルメ紀行は「休日(土、日、祝)に昼から飲めるおいしいお店」というのが本来の趣旨。今回は遂に「酒」が頭にくるジャンルが初登場である。とうとう来たか!今回は、達人の酒亭のリストでもBEST3に入る自慢のお店、東京の下町の知る人ぞ知る人気酒亭「わくい亭」に遂に探検隊が潜入したのである! 酒亭とはいかなるお店か?達人いわく「酒亭」をこの報告記を通じて感じていただければ幸いである。 いや〜、楽しみである。達人のBEST3は抜群にレベルが高いですからね! 高まる期待を胸に、始めて本所吾妻橋駅に降り立った。
実況中継
食後の感想 マズ一番の感想は、一言で言って そして気になるコストはというと。ビールのんで、日本酒のんで、白ワインのボトルも飲んでしまって、それでもってツマミに美味しい料理を10種類以上食べて・・・。ひとり3.750円! メチャ感動しながら、ユキチなりに「酒亭」の意味を考えた。 酒亭とは、大分類は大衆居酒屋であるが、 「料理が和洋中バラエティーに富み、かつめっぽう旨く、 酒の品揃えも抜群のセンスがあり、実に気が利いているお店」 とういことになるかと思われます。 調べていたら、このお店の女将のことが分かりました。 著書もありました。 [本所わくい亭の「お惣菜ふう酒の肴」−お酒がすすむ、ごはんもすすむ]主婦の友社 さらに調べて驚きました。このお店、あのフランス三ツ星レストランの世界的シャフ、ジュエル・ロビュション氏をも唸らせたというのです。これは「隠れた名店」と呼ばすにはいられませんね〜・・・。 またしても素晴らしいお店に連れてきていただいた。 ■今回食したもの
4人でコレだけ食べて飲んで、抜群に美味しくて、1人軽る〜く5000円以下なんですから・・・。もう素晴らしいでしょ!是非チャレンジしてみてくださいね!なるべく早く行きましょう。スグ満席になっちゃいますよ〜! 番 外 編京成立石 もつ焼き 宇ち多
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京成立石駅到着。ここも初めて降り立つ。京成線は成田エアポートに行くときしか使ったことがなく、まったく未知の路線なのである。それにしても達人恐るべし!埼玉からこのような遠隔地まで足を伸ばしているのだから・・・。 |
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駅を降りるとスグ、立石仲見世通のアーケードがある。このなかに宇ち多(ウチダ)さんがある。 |
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おおっ!あった!メチャクチャ古さを感じさせるお店だ!これぞ「大衆酒場」ってヤツだ。 |
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お店の前に集合した探検隊。開店は公式では12時となっているのだが、達人は11時30分と踏んで11時に集合。しか〜し、実際には11時15分頃から開店した。11時にはもう長蛇の列。席は40席程度しかなく、1回目の入店は逃してしまったのである。残念ながら2順目の先頭に陣取ったワケ。恐るべし宇ち多・・・。 |
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ホラホラ、待っている間にもすぐこのように行列が形成されてしまう。昼間から酒を飲む人がこんなに多いとは。ワシらだけではないんですな〜。待っている間に撮影しようと煮込みの大鍋にカメラを向けると・・・。一升瓶を片手に持ったコワモテの店員さんから怒られた〜!「うちは撮影禁止だよ!禁止!」って。唖然、ボー然。 |
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とういうことで、帰りがけに外から店内を撮影するのがヤット。どうですこの賑わいかた!やはり相当美味しかったですよ〜。そして「煮込み」から「焼物」「ナマ」等すべて一皿180円ナリ。特に「煮込み」はイイ!コンニャク、ネギ、ショウガ等は一切入れず「もつ」そのもので勝負しています。酒は焼酎梅割:180円が1番安い。これはどんなに食って飲んでも2000円が限界でしょう。名店でした。 |
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立石周辺のお店を紹介してもらいました。宇ち多は昼中心みたいなので、夜入るのであればここ「もつ焼:江戸っ子」がよろしいそうです。 |
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鳥房さん。鶏肉屋さんだそうですが、このお店では唐揚等の揚げたてを食べさせてくれるそうです。それが絶品ということでした。残念ながら今日はやっていませんでした。 |
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「蒸したてこまんじゅ」。1個10円のおまんじゅう屋さんですが、かなりレベルの高いおまんじゅうでした。美味しかったので、思わずお店の店員さんとツーショットしちゃいました。またまた達人にお土産に買ってもらっちゃいました。家に持ち帰ると、味にうるさいうちの息子がガンガン食べていました。1個10円とは思わなかったようです・・・。 |
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このお店の「みたらしだんご」も良かったです。通常ではありえない5粒刺しのお団子。2本で110円は安いね!このへんで立石とはお別れです。 |
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来た〜!いよいよ柴又駅に到着! |
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ほほ〜・・・。まるで東北の田舎駅のようだ。線路をじかに渡って反対側に出る。仙山線などはホトンドこんな感じだったな〜。こういうのも下町情緒というのかしらん・・・。 |
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駅をでるとイキナリ寅さんの銅像があった。 |
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マズは記念撮影。(でも私、ど〜も人情ものは苦手で、寅さんの映画まともに観たことないんですよね。まっ、いっか・・・) |
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駅前のショップで娘に、「フーテンの寅さんキューピー人形」を購入した。このシリーズを集めているらしく、買ってこないと怒られるのである。 しばらく行くと参道入り口が見えてきた。 |
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参道の両側には団子屋やらせんべい屋やら、はたまた老舗の川魚料理店などが軒を連ねていた。すると壮大な門が見えてきた。いよいよ帝釈天だ。 |
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これが二天門。柱の上の貫などには浮き彫りの彫刻が多数彫られている。う〜む、豪華な門である。 |
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入ると右にこれも豪華な大鐘楼が目に付く。 |
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ここのお水は美味しいのでしょうか。汲んでゆく人がいます。 |
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これが帝釈堂。なにやら素晴らしい枝振りの松がありますが、「瑞龍の松」というのだそうです。彩色を施していない素木造りなので一見地味だが、細部に精巧な装飾彫刻が施されていて、よく見ると豪華なつくりになっている。 |
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次に達人が向かったのは川魚料理の老舗「川甚」である。天保年間(1830〜44)創業ということで、170年の歴史を誇る老舗である。夏目漱石、谷崎潤一郎、松本清張らもこの店を賞賛している。 |
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去年の12月にOPENしたばかりの新館に通された。う〜む、カナリ敷居の高いお店である。 |
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達人はこのお店の「鯉洗い」を食べさせに連れてきてくれたのである。出てきたぞ〜! |
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鯉はさばいて30分経ったらもうダメになる繊細な魚。丁寧な仕事がこのお店の命なのであろう。 |
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この味噌もこのお店の売り。江戸甘味噌を使用している。一皿840円ナリ。 この後、矢切の渡しに向かうが、雨が降り出し撤退。ふたたび柴又駅にもどり本所吾妻橋へと向かったのでありました。 おわり |
■ もつ焼き 宇ち多 営業時間 京成立石駅
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