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第7回 扇橋「肉の田じま」焼き肉

 達人とゆくグルメ紀行。第7回目の食材は「焼き肉」である。遂に来た〜!焼き肉!そして達人が選んだお店は、最上級の和牛をリーズナブルな価格で提供してくれる人気店「肉の田じま」。数え切れない焼き肉屋さんを食べ歩いた達人が、ご自分の焼き肉店リストBEST3に確実に入るという素晴らしいお店なのだ。もちろん行列のできる「焼き肉屋」である。

 そして今回のテーマは「とにかく旨い焼き肉!」
                             &「価格はナント高級有名店の約半値!

 いや〜、楽しみである。ユキチは大の肉好き。自分のリストでは神宮前の「第一神宮」クラスが非常においしい高級焼き肉店の代名詞くらいに思っているのだが。当然、上品に食べて、上品に飲んで1人1万円は優に越えるレベルである。

 目一杯食べて、目一杯飲んで、スゴ〜ク美味しくて・・・。果たしてどのくらいのお値段になるのか?・・・。楽しみだ〜・・・。

高まる期待を胸に、始めて東京メトロ:清澄白河駅に降り立った。


 ■ 肉の田じま
  江東区扇橋 1-4-1
  03-3699-8929
  営業時間
   11:00〜22:30
  月曜定休

 最寄駅
 東京メトロ 清澄白河駅
         徒歩10分
 都営新宿  住吉駅
         徒歩15分


 

実況中継

 大江戸線の清澄白河駅に到着。今日の集合時間はAM10:00である。  

 今日も行列のできる人気店ということで、開店は11:00なのだが早めの集合となった。この駅に降りるのは始めてである。

 本日も快晴である。清洲橋通りを扇橋方面に向かい歩いてゆく・・・。

 

 歩くこと約10分。扇橋一丁目の交差点に到達!ここを右折してスグに「肉の田じま」がある。いよいよだ〜!

 うひょ〜!あったゼ!「肉の田じま」 これは立派なビルではないか・・・。

 「田じま 松坂牛」の金文字がド迫力で目の前に迫る・・・。

 お店は3F建てのビルになっており、1Fはズバリ精肉屋。2Fは焼き肉屋で、3Fがすき焼:ステーキ:しゃぶしゃぶの店となっている。 

 まさに「肉の殿堂」いや「肉御殿」といっても過言ではない。

 ここが入り口。なんといってもここは肉屋が経営する焼き肉屋さん。こんなお店は始めてである。 

 さすが達人の焼き肉屋リストBEST3にランクされているだけのオーラを感じさせる店である。

 ところが・・・。店内は座敷とテーブル席が5つ並んだ、いわゆる町の普通の焼き肉屋といった風景が展開していた。 

 が、いたるところに置かれた「松坂牛」の木のプレートやトロフィーがこのお店の持つプライドの「オーラ」を放っている。

 見よ!この掲示版を・・・。

 今日は絶対この「和牛のリブロース」は食べねば! 

 う〜む、今日の肉は宮城県産か・・・。

 オーダーはスベテ達人におまかせ・・・。 

 マズはホルモンの盛り合わせから。テッポウ、シビレ、ギアラ、ヤンなどの人気メニューが一堂に盛られてくる。鮮度抜群だ!

 定番の「キムチ」「カクテキ」もたのんだ。 

 ボリュームもあり辛さも程よくおいしい・・・。

ホルモンが焼けた〜!いただきま〜すっ。

 うま〜い・・・。

来たぜ!カルビ!

美味しそうでしょ〜! マズは塩カルビからいきまっせ!  

 さらに通常タレのカルビも同時にいだだくのじゃ。 

 カナリな肉厚である。

 ジュジュジュジュ〜・・・。

 うほ〜っ、おいっし〜っ。とろける旨さである。上カルビでなくても十分の旨さであった。

 これはタンシタ塩。この分厚さ、そして大きさ・・・。素晴らしすぎる 仙台でもお目にかかれないお肉である。(ちなみに東北地区は2年営業部のとき担当したことがあり、仙台の牛タンは極めたつもり・・・) 

 これも抜群の旨さだった。感動もの・・・。

 レバーが来た! 

 レバーはお肉のよしあしがハッキリでるところ。これは見た目だけでも美味しさのオーラが出ている。

 ひひ〜ん!おいし〜・・・。

 このレバーは最高!あまりレバーが好きでないユキチも絶賛である。まったく臭みが無く、こんな分厚いレバーが口の中でとろけるように広がり、あの超濃厚な味が染み渡る。素晴らしい甘味がある。まいった・・・。  

  実は通によれば「あぶりレバ刺し」が絶品らしい。もちろん達人は真っ先にオーダーしたが本日は品切れでした。残念・・・。

 こちらは「ハツ塩」。これも素晴らしい分厚さ。 

 ナニを頼んでも感動しまくり。ビールが豪快に進み、もう何本飲んだか分からない状況である。

 いよいよ終盤に入り、さらに高級なお肉へと達人のオーダーは進んでゆく。 

 こっ、これは・・・、「松坂牛の焼しゃぶ」である。うお〜、スゴイ霜降りじゃ〜!メチャ薄〜く切ってあり、表面積が驚異的に増えている。焼しゃぶは初めて食べるカモ・・・。

 こういうのは達人がすべて焼いてくれる。抜群の状態に焼いてくれて食べさせてくれるのである。感謝・・・。 

 口に放り込む・・・。し・あ・わ・せ 

 そして今日最後のオーダー!フィナーレを飾るのは・・・。 

 とうとう出た〜!「松坂牛リブロース」。もちろん「塩」でいただく。

 見よ!この霜降り具合・・・。
 そしてこの厚み・・・。
 これも達人がすべて最高の状態に焼いてくれる。こちらはガキのように見つめるだけ・・・。

 いただきま〜す!

 ん・・・、先ほどの焼しゃぶにも増して「口に入れた瞬間溶けてなくなっちゃった・・・」    

 久しぶりの高級和牛特有の食感を味わい、しばし絶句・・・。

 食後の「アキレス腱スープ」。これがまたイイ!皆で取り分けて食べる。コムタンスープも追加〜。

 今回のグルメ紀行探検隊も、いつもの4名。チームワークも板についてきた。

 いや〜、素晴らしい焼き肉屋さんであった。満足、満足、大満足!達人ありがとうございます。

 

食後の感想

 マズ一番の感想は、「口に入れた瞬間溶けてなくなっちゃった!」 久しぶりにあの 高級和牛特有の食感 を味わってしまった。最近、牛角クラスでしか焼き肉食べてなかったので、思い切り感じてしまった。

 そして、「たまには家族にこういう本格的な焼き肉を食べさせんとな〜・・・、反省」
仕事頑張ってもっと稼がんとな〜・・・。な〜んて思っちゃったのである。

 ひとえに「肉質の高さ」は特筆ものである。さすが肉屋さんが経営する焼き肉屋であった。1Fは精肉店、2Fが焼き肉屋、3Fはすき焼き・ステーキ・じゃぶしゃぶ とまさに「肉御殿」なのだが、内部は町の焼き肉屋といった庶民的な雰囲気が最高であった。
  あ〜…、気兼ねなく、おいし〜い肉を いっぱい 焼いて、食って、そして飲んだ。

「し・あ・わ・せ」

 またしても素晴らしいお店に連れてきていただいた。達人毎度ありがとうございます。

■今回食したもの
ホルモン盛り合わせ(880×2) 1760円
上タン塩 1600円
タンシタ塩  600円
塩カルビ 1150円
カルビ  980円
レバー  780円
ハツ塩  750円
松坂牛焼しゃぶ 1800円
松坂牛リブロース 塩 3800円
   
コムタンスープ  680円
アキレス腱スープ  480円
   
キムチ(420円)、カクテキ(420円)、ナムル(580円)
長芋キムチ(420円)
ビール(大瓶)630円  (何本飲んだか覚えてないホド飲んだ)
サワー各種  420円

 いや〜っ、コレだけ食べて飲んでしまうとお腹はい〜っぱい。庶民的な雰囲気にもおされ、ホント目一杯食べて飲んでしまった。
これでしめてお値段は? 

ナッ、ナント!1人しめて約 5.680円 なり。

「おい、 ホント かよ〜!」

 やはり高級有名焼き肉店の約半値で足りてしまった・・・。驚いた〜!スゴイ!感覚としては1万2千円くらい出しても大満足。
1万円以下なんて ありえね〜!って感じ。

 皆さん、これは行くしかないっスよ! (コレナラ家族もつれていける・・・。)

 

番 外 編  

木場〜門前仲町散策後、早稲田 居酒屋 源兵衛  ハシゴ1軒目

 お腹が一杯になった後は、おきまりの散策。今日の最終到達店は「西早稲田:居酒屋 源兵衛」さん。今回は浮気をセズ、行くまでは何も食べず、ガッチリお腹をへらしておかねば・・・。

 時節柄、「桜が満開」である。

 今回の企画は、焼き肉を食べた後は「お花見散策」ということで、達人がとても素晴らしい「お花見コース」まで用意してくれたのである。

 あ〜、ありがたや、ありがたや・・・。清澄の扇橋より運河沿いに咲く満開の桜を見ながら散策。(もちろん飲みながら・・・)そして木場公園を経由して門前仲町へ。

 成田山東京別院、通称「深川不動堂」に参拝して、西早稲田へと向かったのである。


 大満足、大満腹の後は「お花見散策」。達人が絶賛する桜並木に案内してもらった。 

 おおっ!コレは美しい!川の両岸が桜で埋め尽くされている。

 

 この川は「大横川」という。実は川ではなく「運河」なのであった。江戸時代に埋め立てられた場所にできた運河で、堅川と隅田川の間の十万坪と呼ばれる葦原を流れていたのである。 

 この扇橋から堀川交差点までは素晴らしい桜並木が展開し、この時期は昼夜を問わず賑わうラシイ。

 桜は満開期を過ぎたとはいえ、このようにまだ咲き誇っている桜もある

 かといえば、花もかなり散り、新緑の葉が目立つ桜も多々ある。

 散った桜の花が水面を覆っている・・・。
 水面に浮遊する無数の花びらを観ていると、太陽光に反射して鮮やかだ。もうじきスベテ散ってしまうのかと思うと切ない気持ちもする。
 あ〜あっ、さっきあんなに飲んだのに・・・。またこんなに・・・。
 花散る桜並木の回廊を、気分最高の酒飲み探検隊:4名は、木場を目指し前進するのであった。

 大横川の約1Kに渡る桜並木を抜けると、木場公園に到達する。 

 この公園は都立公園で、24ヘクタールという広大な面積を持ち、このあたりでは貴重な緑豊かな場所である。

 中央部にはこのようなブリッジがある。それにしても広い.

 そういえばココで練習しているという走友がいたなあ・・・。

 橋の上から東陽町方面を望む。これも運河なのであろうか・・・。

 桜の木の下では「お花見」が盛大に行われていた。実に開放感あふれる公園であった。

 この後東西線の木場駅のワキを通過し、永代通りを門前仲町へと向かう・・・。

 途中、達人が最近見つけた「三匹の子豚」があった。。洋食屋さんである。

 ランチがおいしいらしいよ〜!また今度つれてきてもらおう。

 コチラは達人絶賛の日本酒専門ののお店「浅七」。このお店には「4か条の決まりごと」がある。1.外で飲んできた方お断り 2.始めの注文は一人一合から 3.お客同士のお酒のやりとりは禁止 4.他人のツマミに箸をつけるのは法度 

 これは相当のお店にちがいない・・・。

 そしていよいよ成田山新勝寺の東京別院、通称「深川不動堂」に到達した。
 参道を進んでゆく。カナリの参拝者がおり賑わっている。

 参道脇には、様々な物品が販売されている。・・・と達人オススメの品があるという。

 コレです。深川名物「やわらかい塩豆」。 

 達人に買ってもらっちゃいました。ありがたや〜、ありがたや〜。 

 家に帰ってから食してみると、柔らかくておいし〜!こんなに「酒」が進む塩豆は初めてでした。流石達人の勧めるものは常に素晴らしい!感動!

 本堂に到達。 

 江戸時代当時、江戸市民の間では市川団十郎が大人気。そのおかげで成田山の不動明王を拝観したいという気運が強まっていた。そこで元禄16年、成田山の本尊の出張開帳がここで行われ、大変な人気を博したそうな。これが深川不動堂の始まりである。

 参拝後、お腹も順調に減り、東西線に乗り早稲田へと向かったのである。

 早稲田駅から歩いて約8分。来た〜!本日の2軒目は達人絶賛の「源兵衛」である。

 このお店は、早稲田大学の学生はもちろん、教授まで知らない人はいないといわれる伝統あるお店。なんと昭和元年創業。古くから早大野球部ご用達のお店であったらしい。現在は4代目が経営されている。 

 う〜む、歴史を感じさせる店内である・・・。

 マズは人気メニューの「くさや」。このボリュームはどういうコト?そしておいし〜い。くさやは苦手だがこのくらい美味しければOK。お値段は時価でした。

 コンニャクがおいしいゾ!ちゅ〜ことで「コンニャクの刺身:900円」をいただいた。

 素晴らしい食感!おミソの味も抜群。

 続いて「ゆずみそ田楽:600円」。コンニャクの連続攻撃となったが、これ絶品!赤みそのタレが最高で〜す。

 来た〜!看板メニューの「しゅうまい:350円」。 

 もちろん自家製。食べてみるともっちり感抜群!ジューシーで皮があま〜い。こりゃ〜、美味しいワ! 

 味と大きさは小洞天のシュウマイにひけをとらず、しかしこのお値段ではあきらかに源兵衛の勝ちである。まいった・・・。

 そして、このお店の最も人気の、そしてTVでも紹介されてカナリ有名だという「オムライス:800円」。もちろん達人も絶賛の一品である。 

 うほ〜っ!旨そう〜! 1300円で大盛となるそうだが、これは体育会の学生もナメルとギブアップというすさまじいボリュームらしい。

 おいし〜い!特にこのデミグラソースは素晴らしい!この味は他にありませんよ!

 実は洋食屋で修行をした3代目が作ったデミグラだそうです。

 玉子焼(だし巻):750円もジューシーでフワフワ。絶品でしたよ!

 安い!うまい!ボリューム満点!の3拍子揃ったお店でした。私の居酒屋BEST3にいきなりランクインしてしまいました。ちょくちょく来たいと思います。

 今回も大満足の探検隊でした。達人ありがとうございました。

 

 ■ 居酒屋 源兵衛
  新宿区西早稲田2-9-13
  tel 03-3232-6635

  営業時間
    16:00〜24:00
  定休 毎月3、13、23日

  東京メトロ 早稲田駅
         徒歩8分
  JR高田馬場駅
        徒歩10分