散策で腹を減らした後、今回のメイン(一番行きたいところ)である「味の札幌:大西」さんへ伺った。駅から歩くこと約8分、ここか~、遂に来たゾ・・・。
このお店は、いまや青森の名物となった「味噌カレー牛乳ラーメン」を作り出したお店。店内に商標登録証も確認できた。そして協同組合:青森味噌カレー牛乳ラーメン普及会も立ち上げて、この独特のラーメンを世に広めてきたのである。
さすが人気店、行列はなかったが店内は満員。味噌ラーメンの起源は、一般的には札幌・ラーメン横丁の「味の三平」とするのが通説で、お客さんの注文で味噌汁(豚汁)にラーメンの麺を入れてみたところ、これがけっこうな美味しさだったので、定番化されたと言われています。
その「味の三平」と共同経営だった札幌「満龍」の佐藤清さんが味噌ラーメンを研究し極め、独立して東京に店を出そうと上京する途中に青森で下車。飲み歩くほどに青森が気に入り東京に出店するハズが青森に出店。なので青森なのに「味の札幌」とついてるワケです。その後、「満龍」の常連客だった大西文雄さんが加わり昭和50年に「味噌カレー牛乳ラーメン」が誕生!味の札幌:大西として有名になったとか。
来た~!是非とも一度は食ってみたかった味噌カレー牛乳ラーメン。その名の通り、味噌をベースに、カレー粉、牛乳を入れたラーメンで、バターは自動的にトッピングされます。一杯780円であります。それにしてもドボドボとかなり牛乳を入れてたな~。
スープはいかに・・・。お~・・・、異常にまろやかである。
独自に調合された「味噌のコク」に、「カレーの刺激」、「牛乳のまろやかさ」、さらに「バターの風味」が絶妙なバランス。これが約30年にわたり青森市民に愛されてきた味か・・・。
チャーチューは小さく存在感はない。しかし、大量に入ったもやしがスープを吸い大変においしい・・・。
う~ん、なんという味か・・・。まろやかな甘さで飽きるかというとカレーの刺激でそうでもない。考えながら食べているとあっという間に完食していた。これ、ヤッパうまいんだろうね(笑)。これが食いたくて青森まで来たが、やはり食う価値は十分にありました。味噌カレー牛乳ラーメン、青森に来たら是非食べてみてください!