スタート地点の標高が約200m。20k地点:標高約1000mの三国峠までUP・DOUNを繰り返しながら高度約800mを稼がねばならない。頑張って駆け登ってマス!
しかし長い・・・。約20k地点の生藤山に到達するのにナント3時間42分もかかってしまった。午後5時近く、もうすぐ日が暮れる。日が暮れる5時には30k地点くらい到達できると思っていたのだが、とても無理であった。
生藤山からは美しい富士を眺めることができた。このレースで一番の景観。この後、22.66kの第一関門である浅間峠への下りで日が暮れ「マッ暗」になった。
真っ暗闇で走るのは初めて。練習も行っていないのでホント初体験。
走りにくいのナンノって。これから約50kも、ズ~ットこの闇の中を進むのかと思うと止めたくなる。
ホント、な~んも楽しくない。ナンナンダこのレースは!「早く終わりたい・・・」
と思いながらも根性で進むしかない。約8時間かかってこのコース最高所であり、コースのホボ中間点である36k地点の三頭山(1527m)到達した。日本300名山である。
途中、ムチャクチャ眠くなり夢遊病者のようになった。危ないので2回尾根上の熊笹の中に滑り込んで仮眠した。
それぞれ約30分くらい寝たのかな~・・・。
そんなかんなでひたすら進み、約54k地点の大岳山(1266m)到達。日本200名山である。あとは下りのみ。というかやっと下山開始である。しかし、もう13時間以上経過してしまった。
約60k地点の日の出山(902m)に午前5時到着。ズデに16時間が経過していた。
あと10Kだ。東京の夜景が美しかった・・・。
金毘羅尾根の下りで遂に「夜明け」。あたりが明るくなりやっと暗闇から解放された。
そして遂に、ゴールのある武蔵五日市の市街地が眼下に見えてきた。もう少し・・・。
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