RUNNING FOREVER 心は永遠にサブスリー 出場レース 結果報告

しまなみ海道100Kウルトラ遠足(広島県〜愛媛県) 6月2日(土)

4月28日に左肘頭骨を完全骨折し、5月2日に全身麻酔により固定手術実施。手術からちょうど1ヶ月。4泊5日わたる入院、約半月間におよぶギプス生活による練習不足を克服し完走を果たしました!もちろん手術した左肘は無事!いや〜疲れました。写真満載の完走記をお楽しみください!

   記録 13:30:05   312位/821人中

天候 曇り時々晴れ 気温16.0〜26.0℃

ラップ&スプリット

10K 1:05:41
20K 1:04:47 2:10:28
30K 1:04:32 3:15:00
40K 1:22:09 4:39:09
50K 1:39:45 6:16:54
60K 1:10:25 7:27:19
70K  1:24:36  8:51:55 
80K  1:37:05  10:29:00 
90K  1:42:38  12:11:38 
100K 1:18:27  13:30:05 

しまなみ海道100K コースMAP

本州〜四国間を連絡する7つの大橋を越えてゆく。すべての橋の全長を足すとなんと!約9K!

 

 完 走 記

プロローグ(前日)
 午前中で仕事を終わらせ東京駅へGO!13:13分発福岡行きの「のぞみ055」に乗車。約10分前にホームに到達したが、余裕で自由席禁煙車の窓側が取れた。ラッキー!上々の出だしである。神田昌典の本を1冊読み終える頃、16:54分広島県福山駅に到着。すぐさま大会受付会場へむかう。

駅前のニューキャッスルHOTELが大会受付会場となっている。受付時間は前日は13:00〜19:00、当日は3:30〜4:30となっている。ホトンドが前日受付であろう。
ここが受付カウンター。スタッフはおそろいのブルーのTシャツだ。エントリー総数は1146人(男921、女225)。2割近くが女性というのがこの大会の特徴か・・・。制限時間が16時間と長〜いのと、やはり景色も抜群、エイドのサービスも最高レベルというのがその理由であろう。1092人がここで受付を済ませ出走した。
手作り感の溢れる大会である。このような大会情報ボードがある。実はこれをよ〜く読まないと失敗する。ゴール行きや、中間点ゆきの荷物の預け方や、コース上の標識まで細かく書いてある。「明日は曇り!やったぁ〜!」という記事もあった。まさにユキチにとっては追い風である。
受付を出ると外はこんな庭になっている。デサントの即売会をやっていたりする。それと・・・。
この大会ならではのマッサージサービスがある。四国の治療家の皆さんが集合!プロのトレーナーチームが結成され、前日は13:30〜18:00、当日はコース上4箇所にて無料でマッサージしてくれる。去年は49.6K・70.1Kの2箇所でお世話になった。ホント助かります!
宿にチャックインし、早速ジョグへGO!駅の繁華街の反対側にスタート地点の「福山城」がある。ゆ〜くりJOGし身体をほぐす。練習不足、食べすぎ、飲みすぎでずいぶんポッチャリしている。はあ〜っ、身体が重て〜・・・。

史跡「福山城」 三層の天守を持つなかなかのお城だ。周辺をジョグしながら撮影してみた。

 

実況中継(当日)
 朝3:10分起床。宿泊した老舗旅館(久しぶりに和室に泊まった)には大浴場があり、24時間入浴可能という便利さ。起床後スグニ湯船に突撃!じっくりと左肘の負傷箇所をマッサージし、曲げ伸ばしする。頑張ってくれよ〜!わが左肘頭骨君!4:10分出発。各宿泊先から出場選手たちが沸いて出てきて、続々とスタート地点に向かい暗闇の中を列をなして進んでゆく。長〜い、長〜い、ホントに長〜〜い1日が始まった。

スタート地点に行く前に荷物を預ける。中間点ゆきとゴール行きの2箇所に荷物を送ることができる。お〜っ、混んでる混んでる!
トラックへ次々と運び込まれる手荷物。ユキチは中間点へ着替え一式と替えのシューズを、残りはすべてゴール地点へ送った。身軽になってスタート地点へ向かう。
スタート地点へは福山城の天守公園まで登ってゆく。天守公園にはこのように所狭しと約1100人のランナーが集まった。
AM4:45分。スタート地点にて。出発15分前である。あたりがやっと明るくなってきた。毎回のことだがウルトラマラソンは「大人の大冒険」。皆さん本当にワクワクドキドキ!うれしそ〜な顔をしていらっしゃる。今回の出場はホトンド無理と思っていただけに、ユキチも感無量である。頑張るゾ〜!絶対完走してやる!

AM5:00 スタート合図のドラが鳴らされ一斉にスタート!天守公園まで登ってきた階段を駆け下る。ユキチは転倒は絶対に許されないので極めて慎重に下る。無事降りきった。後から御覧のようにゾロゾロと駆け下ってくる。
道路に降りると、お城の石垣沿いに走り、国道2号を目指す。福山城とお別れだ。
国道2号線に出て、尾道に向けひた走る。重要な輸送路なのでトラックが多く、ちょっとここは興ざめである。 

 

国道2号線は大阪市〜北九州市を結ぶ一般国道である。レースでは福山〜尾道間の約20Kを走るわけだ。ちなみに国道1号は東京(中央区)〜大阪市、国道3号は北九州市〜鹿児島市、国道4号は東京(中央区)〜青森市、国道5号は函館市〜札幌市を結んでいる。皆さんご存じでしたか? 

かといって、ず〜と2号線をそのまま走りはしない。脇道に外れて走ることもある。するとこのようにUP・DOWNがあったりする。 
2号線沿いのランで一番嫌なのがトンネル。結構長いのを次から次えと7つ通過してゆく。排気ガスと騒音でたまらんの〜・・・。ガマンガマン・・・。 
  10Kのエイドに到着〜!約1時間かけゆっくりきた。 
  10Kではまだバラけもせずエイドはごったがえす。スタート時の気温は16℃。気持ちのよい気候でさほど喉も渇かず。少〜しスポーツドリンクを頂戴し、エイド脇で5分くらいストレッチを行い出発する。今回はゆっくり、ゆっくりが鉄則である。
尾道大橋の下を通過する。通過したところが20K。そこからこのレースの特徴である第1回目の橋登り開始である。 

尾道大橋 本州と向島を結ぶ全長385Mの橋を渡る。ここはコース上で最も幅が狭いところである。 
  マズは、1つめの橋、尾道大橋を通過!高速道の休憩所前で観光客の皆さんから拍手の応援を受ける。 
  向島に入り込んでゆくと、いよいよ気持ちのよい海道が始まる。入江を回りこむと、はるか彼方にふたつめの橋、因島大橋が現れた。30K手前である。(望遠で撮影) 
  29Kのエイドが見えてきた。因島大橋が近づく・・・。 
  30K地点を3:15:00で通過中。やや予定より早いペースだが快調である。曇りで気温が上がらないのが天の助けである。ラッキー! 

因島大橋の橋脚の下まで来た。お〜っ、高いな〜!凄い迫力の橋脚である。あそこまで登らなければならない。 

橋脚登山開始!〜。ここは階段を登ってゆく。 
  上から見下ろすと、登ってくる!登ってくる!頑張れよ〜・・・。 
  ふたつめの橋、因島大橋は向島〜因島を結ぶ全長1270Mの橋である。車道の下が歩行者用の通路になっていて、そこを走ってゆく。洋上の空中トンネルみたいだ。 
  34.7Kのエイド、因島アメニティー交流館に到着。去年のレースでも印象に残っている開放感溢れる素晴らしいエイドである。何が素晴らしいかって・・・。 
  マズはこの応援スタイル。因島大橋を渡りきったあたりから太鼓の音が聞こえてくるのだが、これ有名な村上水軍の太鼓をたたいての応援なのである。さらに笛を吹き鳴らしてくれている。去年は法螺貝も吹き鳴らしていたな〜・・・。因島ならではの応援!ありがとうございます。 

さらに圧巻がコレ!「清美オレンジ」って知ってます?みかんとは違う極上の甘さ。そして柑橘類では1,2を争うというジュージーさ。地元産の「清美オレンジ」を惜しげもなくこの場で絞りあげて、天然生100%ジュースにしてれるんです。これは本当にうまい!感動もんです! 

さらに、カチ割りの氷をプラスしてくれます。どうですこの雄姿!メチャクチャうまそうでしょ〜!抜群のおいしさ! いただきま〜す・・・。ゴク!ゴク!・・・、ぷは〜! なんと5杯も飲んでしまったユキチでした。 
さらにさらに・・・、手作りのパンも盛りだくさん。なんと素晴らしいエイドだこと。今年も感動しました。 

これ、村上水軍の旗。 
  ここで、今回我が負傷した左肘をサポートしてくれているツールをご紹介しよう。このサポーター、「nano-tech titanium 999]という。純チタニュウムをナノ単位で繊維に付着させてある。軽い、暖かい、臭わない、水中OKという優れもの。装着感はひんやり、でも体温で温まり患部を保護してくれ、汗をかいても臭わないのである。いいの見つけちゃった〜!ちょっと高いけどね・・・。 

さあ、十分にリフレッシュして出発である。因島では海岸線ではなくこのように内陸(里山)に入ってゆく。坂ではもうホトンド全員が歩きで進む。UP・DOWNが出て苦しいところだ。しばらく海とお別れ。(ユキチは走って登りましたよ!) 
  内陸の丘をいくつか越えて、40K地点で海に出る。おおっ!生口橋がいきなり現れた!みっつめの橋である。40Kを4:37:09で通過。ナイスタイムである。まだまだ全然余裕。 
  40.1Kのエイド。去年はこのエイド手前から苦しくなり、ここで水をがぶ飲みしたのを思い出す。ここから急速に体力を消耗していき、足が痛み出したのもこのあたりからである。去年は40Kの通過が3:39:42と今年より1時間以上早いが、飛ばしすぎと暑さでやられてしまったのだ。ことしは大丈夫、いけそうだ! 
  生口橋接近。対岸は生口島である。海風が心地よい。 
  生口橋橋梁への登り。もうすぐたどり着く。 

みっつめの橋、生口橋を渡る。因島〜生口島を結ぶ全長790Mの橋である。 

渡りきると、今度はこのようなループ状のサイクリング道路を駆け下る。 

46.2Kのエイド。ここは田中さんという個人のお宅の庭がエイドになっている。ここでは遂に「スイカ」が出た!スゴク冷えている。「うめ〜・・・。」思わず声を発しながら8切れほど頂戴してしまった。どのエイドもそうなのだが、水、麦茶、スポーツドリンクは氷で冷やしてあるし、フルーツも氷で冷やしたものを出してくれる。ホント素晴らしい!感謝! 
  中間点のエイド「B&G海洋センター」49.6キロ地点に到着!ここで荷物を受け取り着替えをして、後半戦に向けリフレッシュだ! 
  こんなのどかな感じのエイドである。中間点なので規模は最大規模。選手の預けた白い袋の荷物が見えるでしょ!到着するとスグ差し出してくれる手際良さ。その秘密は到着100M前でゼッケンを確認し、現場に伝達されスグにピックアップされるから。至れり尽くせりなのだ。 
開放感溢れる芝生の上で着替え完了!ランニングシャツ交換のうえ、ハーフタイツから、通気性のよいボクサー型のランニングパンツ(快速登山でも使用予定)へ。さらにシューズはJOGタイプの分厚く重いものから、レーシングタイプの軽いものへ変更した。ユキチは帽子嫌いなのだがここからは帽子もかぶって行くことにする。暑さにゃ〜かなわないからね! 

今大会で唯一このエイドにだけに置いてある「おにぎり」。他のエイドには無くここが最初で最後。腹っぺらしのユキチは卑しくも5つも食べてしまった。すべて梅が入っている。ユキチは大の梅嫌いなのだがこのときばかりはそう言っていられない。ひひひ〜ぃ!梅が効く〜〜! お腹いっぱいにして元気回復!さっ、後半戦開始である。 
  50K中間地点。6:16:54(昨年5:19:16)で通過。予定通りに進行し、良いペースである。昨年はこの場所ですでに疲労困憊だった。かなり蒸し暑くはなってきたがまだまだ大丈夫である。もう50K・・・、まだ50K・・・、あと50K・・・。う〜ん、ずっしりと重い標識だ。 

サンセットビーチを目指し、長い直線歩道を行く。11時をズギて太陽が照りだし、蒸し暑くなってきた。帽子着用は正解だった。 
  この島には「平山郁夫美術館」がある。人気の観光スポットで観光バスが次々と到着する。外観も立派の一言。 
  コースはこの美術館の横を通っている。 
  美術館を越えると突き当りが海。気持ちのよい海道に出て走ってゆく。このあたりはまさに「「しまなみ海道」の代表的ロードといえる。本当に素晴らしいロードだ!皆さんも是非! 
  サンセットビーチと多田羅大橋が見えてくる。ビーチのエイド手前が55K。遠くに見える橋の上に60K地点がある。 
  サンセットビーチのエイドにて・・・。いや〜、さすがに暑くなってきた。氷で冷やされた水を柄杓で3杯かぶる。ひ〜っ、気持ちいい。生き返るぜ! 
  多田羅大橋接近!この橋も美しい! 

多田羅大橋橋脚登山開始〜!上り口に私設エイドがあった。冷えたカルピスウオーターをいただく。ことのほかうまかった。 
  登りきった位置からの多田羅大橋。四つ目の橋である。生口島と大三島を結び、全長は実に1480M。 

橋の上60K地点通過!ここから愛媛県に入った。四国はもうすぐである。まだ余裕がある。思い出すな〜・・・。去年はトウトウここで限界。堪らずストップし、歩き始めてしまった・・・。 
  61.4Kエイドにて。エイドの裏手に回り、渡り終えた橋をBACKに大休止。座って気づいた。結構効いてきている・・・。 
  このエイドもやってくれる!到着すると氷水で冷た〜く冷やした手ぬぐいを渡してくれる。冷たくて気持ちいい。なんて気の利いたことか・・・。ありがとうございます。 
  65K手前からかなりの登りになる。五つ目の橋、大三島橋が見えてきた。 
  大三島橋。大三島〜伯方島を結ぶ全長297Mの橋である。去年はこの辺りではもう一歩も走るのも苦しい状態で、橋の向こう岸のエイドでリタイヤを申し出たものである。 
  橋を渡りきり66Kエイド付近を通過。去年リタイヤを申し出たエイドを今年は元気に通過。去年の最終到達地70.1Kのエイドを快調に目指す。ここから70Kまではホトンド下りで楽チンなのである。 
  70K通過、8:51:55。予定より約40分早く到達できた。70.1kのエイドで大休止とする。ここでソウメンを食べ、マッサージを受けるのである。 

ここのソウメンは四国らしく「イリコダシのソーメン」である。サスガ評判高し!いいお味!おかわりをせがんでいたら一気に3玉お椀に放り込んでくれた。ご馳走様〜。あ〜っ、食った食った。こりゃ〜100Kも走ったの、走る前より太っているかも・・・。 
  ソウメンで腹いっぱいの後、マッサージへGO!3分待ちぐらいで診てもらえた。第1声、「うあっ〜、ふくらはぎ来てますね〜」。両足のふくらはぎとハムストリングを丁寧に施術してもらった。さらに肩もみまで・・・。あ〜助かった、ありがとう!途中でマッサージ受けられる大会なんて滅多にありえね〜! 
  去年はここでリタイア。、ここからは未知のコースある。まずはあれに見える六つ目の橋、伯方大島大橋を目指す。

伯方大島大橋登山開始〜!

伯方大島大橋。伯方島〜大島を結ぶ全長1165Mの橋である。 
  快調に1165Mを渡りきる。まだまだいけるぜ!完走への自信が深まってゆく。 
  橋を降りると大島の東側の海道を進んでゆく。75.6Kのエイド付近から内陸へと入ってゆく。 
  80Kを10:29:00で通過。もう残りすべて歩いてもゴールできる。70Kよりは走りと歩きをミックスしようと思っていたが、キロ7〜8分の遅いペースながら登り以外は走り続けられている。ここはローズガーデン。ここに80.7Kのエイドがある。噂のバニラとバラのミックスソフトクリームを購入し食べた。うまかった。 
  ローズガーデンを後にし、島の西側の海道に出て、ひたすら走る。 
  あるコーナーを回った瞬間・・・、目指す最後の橋、来島(くるしま)大橋が現れた! 
  いヤッタ〜!遂にきたゾ!この橋を渡るために今年も来たんだ! 
  最後の橋、来島(くるしま)海峡大橋である。第1大橋1570M、第2大橋1515M、第3大橋960Mが連なり、総延長実に4045Mという大島と四国を結ぶスーパー連絡橋である。 

86.1Kのエイドを通過するとスグに来島海峡大橋への入り口がある。あの上に登って行くのだ・・・。 
  最後の橋脚登山開始〜! 

登りの最後のほうは、写真下部に見えるループ状の道を旋回しながら登ってゆく。もう少しでTOPである。 
  橋桁に到達!登ってきたループ越しに来島海峡を望む。ここに夕日が沈んでゆくのか・・・。さぞ美しいことであろう。 

いよいよ全長約4Kの橋渡りの始まりである。ここちよい潮風が頬をなぜる。とうとうここを渡る時が来た。感無量である。 
  中間点あたりで撮ってもらった。 
  遂に渡り終えた!橋の途中の90K地点を12:11:38で通過。いよいよ四国に上陸である。 

渡り終えると、登りと同じようにループ状の橋を旋回しながら下ってゆく。下に見えるのが91.9Kのエイド。 
  91.9Kエイドにて。あと8Kか〜・・・。とうとうゴールが近づいてきた。強烈に疲れてはいるが、まだ走れるぜ! 
  95K通過!あと5K。 
  最後の気力を振り絞り力走!夕方18時を回り、急速に日が落ちてゆく。もう少しだ、頑張るんだ!早くゴールして〜! 

今治城前で遂にあと1Kなった。たった1kなのだがこれが長く感じる。とうとう疲れきり、走りと歩きを織り交ぜてゴールへと前進する。 
  ヤッタ〜ァァァァ〜!ゴオオオ〜〜ル!              苦節13時間30分での到達であった。     
  ゴール後、会場の一番奥にある手荷物受け取り場所へ。ここでもあっという間に荷物が出てきた。ぐちゃぐちゃに疲れているのでとてもありがたい。マッサージをまたやってもらい、マイクロバスに乗って「今治健康ランド」へGO! まずは風呂じゃ、風呂じゃ〜。実は健康ランドの無料入浴券が付いており、マイクロバスがピストン輸送してくれるのである。 
  ゆ〜くり入浴後、再びマイクロバスで会場へ舞いもどる。参加料には2500円の券が付いており、会場内で使えるのだ!町おこしも兼ねている。このレースの参加料は17.200円であるが、2500円の券、1000円の入浴券が付いているので実質13.700円といったところか。 
  ビール、ビール、ビ−ル。まずはビールである。生ビール一気に2つ購入。1本目をグビッ!と飲み干す。言葉にならない感激!涙が出そう・・・。このブースは一番人気、順番待ちの列が絶えない。 

20:30分スギ、会場を後にHOTELへ向かう。残り30分と迫った制限時間。ゴールでは感動のゴールシーンが続いていた。約16時間におよぶ戦いに勝利したランナーは、一様にゴール手前より激情を発し、喜びの涙を浮かべてゴールテープを切っていた・・・。  ちなみに完走者は821人。1092人出走されたので完走率75.1%。4人に3人が完走されたことになる。

 

エピローグ(大会翌日)
前夜は気絶するように爆睡し、6時起床。ベットから降り立つ。キロ6〜8分の超スローペースで走った為かな?〜・・・、足のダメージはことのほか軽い!普通に歩くことができる!朝一で昼食を済ませ福山行きの高速バス(しまなみライナー)乗り場へGO!しまなみライナーは今治駅〜福山駅間を約1時間半で結んでいる高速バスで運賃も2400円とリーズナブル!そして最高なのは、越えてきた7つの橋を渡りながら前日走ったコースをホボ忠実に逆走してくれるのである。絶対に進行方向の窓際の席を取らねば!ガキのように必死でバス停へと急ぎ第15番目の位置につけた。そして望みのシートをGET!ヤッタ!そして出発〜!ヒヒヒ〜ン!美しい瀬戸内海の絶景を肴に、用意した缶ビール(1.5リットル)を飲みながら約1時間半、至福のコースレビューに浸る。も〜最高!
福山駅へ着くとすかさず本屋へGO!ど〜しても、なにが何でも温泉に行かねば気がすまない。旅行雑誌をまくる。おおっ!あるジャン!駅からバスで30分の瀬戸内海沿いに・・・。その名も「鞆の浦(とものうら)温泉」。さ〜行ってみよう!バス停へGO!

停留所へゆくと・・・。おおっ!なっ、なんともレトロなボンネットバスが停まっているではないか!聞けば、日本で初めて量産されたバスで、こいつは昭和33年生まれだという。ユキチと同級生じゃん!つい最近まで福山市の交通博物館で展示されていたのを走れるよう復元し、鞆鉄(ともてつ)で観光用に使用しだしたそうな。
昔を完璧に復元して運行しているので、ちっこいバスなのにワンマンではなくツーマンで運行している。つまり車掌さんが付く。マイクで鞆鉄道の歴史を、車窓の景色を題材に分かりやすく解説してくれる。50年の昔、現役の鞆鉄の車掌さんだったらしく、解説にものすごく熱がある。70歳は越えていると思われるが若いな〜!久しぶりに情熱のほとばしる人に会った。感動したので降りる際、一緒に撮ってもらった。ありがとうございました。
バスを降りると、目指すHOTELが見えた。鞆の浦温泉「HOTEL鷗風亭(オウフウテイ)」 情報誌の中で一番気に入った場所。その理由は展望露天風呂があるからである。あとで調べたら鞆の浦は瀬戸内海国立公園を代表する景勝地であった。歴史的には足利尊氏が後醍醐天皇討伐のため挙兵した土地でもある。
ア〜、気持ちいい!コレが海上15Mの展望露天風呂。確かに瀬戸内海の風光明媚な景色が一望でき、270度の展望が楽しめる。ここにして良かった。大正解である。
内風呂はこんな感じ・・・。なお、休憩室には冷たい水、温かい緑茶のサービスがあり、しかも最新式のマッサージ機が設置されておりなんと無料!サービス満点である。今の時間入浴者もおらずユキチの独占状態である。1時間30分かけてゆーくりくつろぐ。これで日帰り入浴料金1300円である。
かなり汗をながしたので体重計に乗ってみる。ガガ〜ン!これはこれは・・・。100Kも走ったのに全然減っていない。やはりエイドで飲み食いしすぎたようである。これから快速登山などユキチのメインシーズンが訪れる。鍛え直して64〜65K台に落とさねば・・・。
ちょうどお昼なので、HOTELのランチを食することに。実は食事をするとお風呂は無料となる!こりゃ〜食べるしかないよね!こちら海鮮御膳2500円なり。地元鞆の浦で捕れた魚を提供してくれる。特に鯛は全国3位の水揚げという。「鯛のしゃぶしゃぶ」が出た!初めて食べたがうま〜い!絶品である。
  1人でもこのような席でゆ〜くり食べられる。温泉にも入ったし、おいしい魚料理も食べたし、そして完走してリベンジも果たしたし大満足の旅であった。最後に今回、撮影のため協力していただいた大勢の皆さんに感謝して物語を終わりにします。どうもありがとうございました。 

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