5.八ヶ岳スーパートレイル100k(山梨県・長野県)
2013年9月7〜8日(土日)

記録17:56:19 (227位/309人)  完走率76.8%(309/402)

ラップ&スプリット

距離ラップスプリット備考
10km1:27:48-スタート地点写真  10km地点写真
20km1:28:252:56:1320km地点写真
30km1:18:114:14:2430km地点写真 (第一関門約32K:松原湖 4:31:38)
40km2:08:006:22:2440km地点写真
50km1:15:547:38:1850km地点写真
60km1:43:589:22:1660km地点写真  67km地点写真
70km2:46:5312:09:10
80km1:02:0613:11:1680km地点写真(第二関門約85K:白樺湖 14:21:41)
90km3:02:0916:13:2590km地点写真
100km1:42:5417:56:19ゴール地点写真

完走記

 2012年 11月3〜4日の土日。第一回八ヶ岳スーパートレイルが開催され、清里に山荘を持った記念に100kの部に出場。気温が常にマイナスという厳しい環境ではあったが、16時間も制限時間があるので大丈夫だろうとナメて大失敗。92kの女神湖の第二関門でタイムオーバーのDNFをくらった。タイムオーバーでアウトというのは初めての屈辱。

 今年こそは ナニガナンデモ 完走
とうことで、ふたたび2013八ヶ岳スーパートレイル100kの部にエントリー。

 とはいうものの、今年は開催時期とコースに大幅な変更があった。一番大きく変わったのは開催時期。11月から9月に変更だ。これは「寒い」から「暑い」に大幅に環境が激変。「給水」が大事なポイントになるだろう。

 それとコースが約12kほど短くなり(去年108k→今年96k)、逆に制限時間は2時間延びた(去年17時間→今年19時間)。これは去年の100kの完走率が29%と異常に低かったせいだろう。

 となると、去年のリベンジを果たすためには

  16時間以内で完走してやる!

 という自己目標が設定された。16時間で完走すれば去年とほぼ同等の完走条件となりだろう。

さてどうなりましたでしょうか(笑)

大会前日の9/6(金)、午前中で仕事を打ち切って車に飛び乗り、大会受付会場の茅野市の市民館に到着。あまりに立派な建物にびっくり。茅野市さんはお金持ちですな〜・・・。

ちょうど受付の集中する時間にぶちあたり、長蛇の列が形成されていた。

やっとこさ受付ブースへ到達。

リストを覗き込むと、もう半分以上の出場者は受付を済ませていた。

受付前の広場にはいろんなブースが出ており賑やかだ。

上空は青空。明日も良い天気だといいのだが・・・。

各ブースをブラブラと見学・・・。

こちらは蕎麦を提供してくれるブース。もちろん無料です。

茹でたての蕎麦をいただきました。

芝生にすわって蕎麦を食いながらゆっくりする。コース説明会が始まるまでのんびりとくつろぐ。

さてと、説明会が始まる時刻。会場に向かいましょう!

円形状のホールが100kと60kの説明会場になっていた。

去年はナメてろくに下調べもせずにスタートして大惨敗。今年はしっかり説明会にも出て、コースを良く知り万全の準備をして真面目にスタートするのだ。

説明会終了後、今回ご一緒に出場する中村さんとカズタカくんと合流。このお二人とは今年のUTMFでもご一緒だった。この後、山荘へと向かったのでありました。

さて、大会当日。スタート会場である清里サンメドウスキー場にやってきた。ここがスタートゲート。

ゲート前で記念撮影。名古屋から参戦のカズタカくんは、前走の御嶽スカイレースで不運にも骨折し今回はスタート前DNF。応援がてら、山荘の留守番をやってもらうことになった。

とそこへ、名古屋から八ヶ岳の山登りに来たというユミちゃんさんがフラリと登場。スタートの応援に駆けつけてくれた。ありがとう!

さ〜て、スタート時刻のAM8:00が近づいてきた。有力ランナーの皆さんからゲート前に整列開始。

曇り空の下、約400名のランナーがゲート前に集結した。

ゲート前の直線にはとても収まりきらず、こんな感じで集結。女性の姿はほとんどない。エントリーベースで男子434名に対し、女子は40名。10分の1であった。

かなり後方に位置にスルリンチョしてスタートを待つ。いよいよだ!

午前8時ジャスト!スタート!隊列がゆっくりと前進を開始した。

いってきま〜す!

スキー場施設を取り巻くロードに出てゆく。

ワンちゃんのお見送り・・・。

みんなうれしそうな顔してますね〜。100kともなるとタイムは度外視、ようはゴールできればいいのです。なので、大人の冒険!トレイルの100kなので「大冒険」といったところでしょうか(笑)。

スキー場内をぐるっと回ってゆく・・・。

いってきま〜す!
一周大回りするとロードに飛び出してゆきます。

ロードを少し走るとシングルトラックのトレイルに突入。当然ですが大渋滞。

まあ、先は長い。ゆっくり行きましょう!

スタート直後のトレイルを抜けると、学校寮といって各自治体や学校の山の家が集まっている別荘地に入る。

このあたりではカナリばらけて渋滞解消。
仲良くいきましょう!

ふたたびトレイルに入り、このような沢を渡ったりしながら進みます。実にのどかなトレイルだ。

トレイルを抜けると国道141の野辺山JR最高地点付近。ここから野辺山100kと同じコースに入り、八ヶ岳南林道へと登ってゆきます。去年はこの地点では周りに誰もいない状態、すなわちダントツ最下位でした(笑)。

いよいよ舗装路ともお別れ。これから八ヶ岳南林道に入り、えんえんと未舗装の林道が続きます。八ヶ岳は雲をかぶり裾野しか見ることができず。残念。

だいぶ登ってきました。秩父方面の空には多少青空も覗いている・・・。

林道のゲート通過。ここから本格的な登りが始まる。

10k通過。

15k付近を一定のペースで快調に進んでおります。

すでにかなりバラケて、前後にはポツン・ポツンとしかランナーがいなくなってきた。

天候は「曇り」。なので、暑くなく快適。展望はないが走る環境としては助かる。各ポイントに車が出てサポートしてくれている。

八ヶ岳南林道の最高点(1908m)地点通過!野辺山100kの時には大々的に「最高地点1908m」という看板建つのだが、このレースでは何もなし。

「給水」がポイントなので、「命の水」のところでしっかり補給。

延々と続く「下り」の途中で20k。2時間56分での通過だが、いいペースなのかどうかわかりません。

約20k続いた八ヶ岳南林道を抜けロードにでてくる。野辺山100kではここにエイドがあるところだ。

本沢温泉への登り口まではホボ舗装路だが細かいUP・DOUNがあり足を使わされる。雨が降りだし天候は悪化の一途。雨に打たれても、まだまだ元気である。

本沢温泉の登り口のところで右折。野辺山100kはこのまままっすぐ進み、稲小湯を目指すところだ。

右折するとスグに林道へ入る。このまま林道を駆け下り松原湖へと進む。この林道は、快速登山で2度下山ルートで走っている。

林道の途中で30k。4時間14分での通過であった。

松原湖へのロードへ出た。あともう少しで第一関門の松原湖である。林道からロードに出るところで蜂に刺される人が続出。ジブンもロードに出たとたん「危ないぞ〜っ!蜂にさされるゾ〜!」と叫ばれて思わず100mダッシュをしてしまった。とんだパプニングだった。

第一関門の松原湖に4時間31分で到着。あとで調べると402名中、276位でのエイド・イン。遅かったのね(笑)。雨が降ってきたのでメガネをコンタクトに、そして着替えてシューズも変えた。ここでカズタカくんの応援を受ける。やはり25分も休憩したのはマズかったかな。

松原湖エイドを出ると、8kで高度600m登るきびしいロード。もはや歩くしかない。

延々と登りが続く。小海リエックスリゾートの白樺林がでてくると半分くらいきた感じかな・・・。

リゾートの入り口を通過。高度が上るにつれガスってきた。

40k通過。このあたりで延々と続いたきびしい登りも一段落である。

私設エイドがでていた・・・。

ここでいただいたコーラはおいしかった!生き返る思い。ありがとう!

いよいよ麦草峠と佐久との分岐が近づいてきた。もうすぐ登りも終わり、下りに突入だ。

右に折れて佐久方面へ・・・

この分岐のところにドライブインあり!ちょっと立ち寄る。

お目当てはコレ!自販機でコーラを買いガブ飲みした。

分岐からは延々と下りに下る。雨脚が激しくなるが気迫の走り。

50kを7時間38分で通過。あと46kを8時間22分で行けば16時間でゴールだ。「楽勝じゃん!」とこの時点では思っていたのだが・・・。

NHK受信塔ゲートの51kエイドが見えてきた。

この下りはホボひとり旅で飛ばしてきた。まだまだ足は残っている。

NHK受信塔エイド。去年はここで日が暮れて真っ暗になったが、今回はまだまだ明るい。ここで水を補給して出発した。

NHK受信塔からはふたたび林道へ。去年はこのあたりでは真っ暗闇だった。ここでまた雨が強くなり、ぬかるんで走りにくい。

平坦な林道を約3〜4k進むと沢沿いの林道に出る。いよいよ始まった。このコース最大の難所、大河原峠への登り。ここからの10kで高度約1000mを稼ぐ大登りである。傾斜もきつく、ひたすら歩くのみ。

登りの途中、9時間22分で60k通過。あと36kを6時間38分で行けば16時間。順調!順調!

時刻は18:00をすぎ、いよいよ暗くなってきた・・・。

大河原峠の遙か手前で日没、暗闇に捕まる。

67k地点の大河原峠に到着。60kからの7kの登りに実に2時間11分を要した。ここは標高2000mを越えているのでさすがに寒い。ここでパワーバーを3個いただく。

さらに雨脚が強くなる中、女神湖を目指す。大河原峠から白樺湖までの18kはず〜と下りオンリー。女神湖の手前で80k。この10kは下りオンリーなので1時間2分でカバー。しかしここから走れなくなってきた・・・。

85k地点の第二関門:白樺湖エイドに14時間21分で到達。時刻は午後10時21分である。女神湖から下りにもかかわらず走るのが辛くなり、歩きを入れこの5kで実に1時間10分かかる。振り返ればこの時点で疲労困憊だった。残り11kを1時間39分でいけば16時間。このペースでは絶望的。

気力を振り絞り、八子ケ峰までの本格的なトレイルの登りに突中。5kで高度約450mを稼ぐきびしい登り。悪いことに、雨が激しく降りだして、土がむき出しのトレイルはドロドロ。すべって転んでズリ下がり最悪の登りとなる。もうジョギングシューズでは太刀打ちできす。

やっとの思い、ヨレヨレで八子ケ峰の山頂と思われる90kに到達。この90kの道標がなんと、
なんと遠かったことか。

この時点でスデに16時間11分が経過していた。なんと白樺湖からのこの5kは1時間51分もかかり
大失速・・・。

八子ケ峰からの6Kの下りも最悪。すべって転んで、おまけに泥が飛んでコンタクトの入った目に入って立ち往生、時間だけが確実に経過してゆく。もはやボロボロ。

やっとトレイルを終え蓼科温泉のプール平への急な登りロードに入った。目の前にうっすらとゴールが見えてきた。うれしいやら、情けないやら・・・。複雑な感情が入りまじる。





いや〜、なんとか完走できました。しかし、八子ケ峰からの残り6kの下りには1時間42分もかかり、振り返れば80kからの残り16kにナント4時間45分もかかる大失速!打ちのめされました。また鍛え直して挑戦します!



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