RUNNING FOREVER 心は永遠にサブスリー
フルマラソン 記録 3:27:59 順位 不明
ラップ&スプリット
距離 | ラップ | スプリット | 備考 |
---|---|---|---|
5km | 24:42 | - | (スタートロス:12秒) |
10km | 25:26 | 50:08 | - |
15km | 24:26 | 1:14:34 | - |
20km | 24:33 | 1:39:07 | - |
25km | 24:24 | 2:03:31 | (中間点1:44:38) |
30km | 24:17 | 2:27:48 | - |
35km | 24:56 | 2:52:44 | - |
40km | 24:29 | 3:17:13 | - |
42.195km | 10:46 | 3:27:59 | - |
コースマップは日本公式サイトでご覧ください> > > ソウル国際マラソンコースマップ
「50回目の記念マラソンは、東京マラソンか海外で!」
そう決めていたので、東京マラソンの抽選にハズレてから、国内のレースにはエントリーせず、検討した結果、歴史も伝統もあり、旅費も安くつき、何より「日本事務局」がフルサポートしてくれる
ソウル国際マラソンに出場することにした。
これは実に84回目を迎える東亜マラソンでもある。
ということで、本来であればシーズンに3回出場を自分に課しているフルマラソンであるが、今シーズンはたった1回の出場ということになってしまった。
もう50回目か〜・・・
1994年(平成6年)10月9日に、35歳で初めてフルマラソンを走り、はや19年。遂に50回目を迎えた。うちサブスリーは17回達成。もうタイムレースからは引退したが、それでも3時間30分を越えたことはワズカ6回しかない。ということは、練習不足とはいえ・・・
なにがなんでも記念のレースで3時30分は切らねば!
という目標が自然成立!
ということは、キロ5分、5k25分で押していけば良い。5k24:45イーブンで行けば達成だ。
ということで、さすがに1か月前からは10k走の中に、1k3:50で走る区間を2つ設定して練習。普段はキロ6分以上でしか走らないため、異常に苦しい調整となりました。ただ、もともとスピード系のランナーのため、1年ぶりくらいであったが、試に1kを目一杯飛ばして走ってみると、3:26くらいはイキナリ出るんですよね〜、体重70kもあるのに(笑)。
さ〜て、ど〜なりましたでしょうか(笑)。
当日は雨との予報もあったが晴れた!ホテルからスタート地点まで約2〜3kなので、軽くUPがてら走って行った。まだ午前8時前。ソウルの中心街はまだ人もまばらで、これからマラソンの大レースが行われるという雰囲気はまるでない。
大会当日の朝、雨も予想され天候が心配だったが見事に晴れ。ホテルからスタート場所の光化門までは約2〜3kの距離なので、UPがてらJOGしてゆく。ソウルの中心街に陽が登ってきた。
ゼッケンは12007。ハングルのゼッケンもなかなかいいもんだ(笑)。
気温は10℃以下なので、しっかり厚着をしてゴールを目指す。今日の出で立ちはこんな感じ・・・。
沿道には太鼓の応援隊が準備を始めている。日本の和太鼓と同じような太鼓だ。
スタート会場が近づいてくると、ランナーの人口密度が一気に上がる。ナンカ、緊張してきた。
光化門前のスタート会場。この道路(世宗路)にまもなく選手が整列し、8:05にスタートが切られる。片側5車線もあるので実に広い。
到着しました!
会場内に入ると大勢のランナーでごった返していた。韓国のマラソン熱の高さが伝わってくる。
世宗(セジョン)大王の像の上にはアドバルーン。その奥に光化門、そして左奥には大統領府が見える。
日本事務局のブースに立ち寄り・・・。
着替えを済ませて袋に詰め・・・。
日本事務局専用の輸送トラックにゴールゆきの荷物を預け・・・。
李将軍の銅像の前でストレッチを行い・・・。
準備完了!
15分前にスタートラインに向かいました。日本人がまとまって前の方からスタートできるゾーンがあり、とても楽ちんでした(喜)。この後、8:05分に号砲!50回目のフルマラソンが始まりました。
スタートの約3時間25分後、ソウルオリンピックスタジアムへの導入路に入ってきた。目標通りのタイムで来られ、3時間30分切りはホボ間違いないところ。
最後のガンバリだ!
オリンピックスタジアムのマラソン・ゲートが見えてきた!これは素晴らしい!日本で言うと、国立競技場のマラソン・ゲートをくぐるようなもんだ。感動!
ソウルオリンピックスタジアムにゴールできる喜びに浸りながら、最終コーナーを回り3時間27分台でゴール!50回目のマラソンは、無事、目標を達成して走り切ることができました。
ゴールしてスタジアムのトラックを後にする大勢のランナー。
いや〜、いいコースでした!気に入った!また走りたいコースです。「ファイテー!、ファイテー!(おそらく、ガンバレ!という意味と思います)」と沿道から声援を送っていただいたソウル市民の皆さん、ありがとうございました!
スタジアムを出るとサブ・トラックへ。こちらにチップ回収ブースやなんやらと各種ブースがある。もちろんここにも日本事務局のテントもある。お礼を言いに立ち寄った。
スタジアムのオリンピック・マークをバックに。いや〜、実に良い大会でした。フルマラソン50回目の記念レースとして出場しましたが、思い出に強く残る大会でした。オリンピックスタジアムにゴールして50回完走を達成できたのは感動しました。思わず「ガッツ・ポーズ」です!(喜)。
完走メダルもいただきました!
最後に、いかにも韓国らしい現場をリポートします。着替えの荷物を取りにゆく通路では、このように、ゴールした選手に無料で「焼肉」を振る舞う屋台みたいのが出て、ガンガン焼いています。凄い煙だ・・・。
そして、「あっ、」という間に取り囲んだ人たちが食いまくり、このとおり一瞬にして肉が消える。韓国人のパワー恐るべし!残念ながら、自分はまだ内臓が消耗しており、とても食べられませんでした。
いや〜、なんとか目標の3時間30分切りは達成できて良かったです。
ソウル国際マラソンお勧めです。
おすすめポイントは
なんか、来年も出場しちゃいそう(笑)
では、折角ですので観光等の模様をリポートしましょう!見てみてください!
では時系列に観光編をお届けしましょう!レースの前々日の金曜日の午後、羽田発16:20のANA1165便でソウル金浦空港へ向かった。窓を覗くと・・・。
Mt,FUJI(3776m)が綺麗に見えた。上空約1万メートルからの姿は実に美しい。
さらに数分後、窓の下を覗くと〜。
お〜っ!甲斐駒だ!
ナント甲斐駒ケ岳と仙丈ケ岳のホボ真上を飛行している。南アルプス連峰が連なって伸びているのがわかる!
手前に仙丈ケ岳、そして北岳〜間ノ岳〜農鳥岳の白根三山の3000mの稜線が見事に見える!感動!
南アルプスのジャイアント、赤石岳と聖岳もハッキリ見えるゾ!
さらに数分後、今度は中央アルプス上空。宝剣岳から空木岳までの稜線が真下に確認できた!
なんと幸運なコトか!思わぬ景観を楽しむことができた。
18:50に金浦に到着。タクシーに乗りソウル中心街に向かう。途中でお目当ての店があるので降ろしてもらった。ヒルトンホテルの目の前のお店。名前は覚えてません(笑)
お目当ての料理はコレ!「ポッサム」。このお店はこのポッサムが非常においしいと評判なのだ。真ん中にのっているのはポッサムキムチ。油の乗った肉料理をさっぱり食べるための名脇役。
ビールは韓国の定番ビールのひとつ「CASS」。韓国のビールはみんなバドワイザーのような味で、ライトで結構おいしいス。高いので韓国の人はあまり注文しません。みんなマッコリ飲んでます。
ポッサムというのは非常に肉厚の「茹で豚」。うまそうでしょ〜っ!味の決め手はそのお店の秘伝のソース。そのソースが豚の臭みを消し、しかも柔らかな食感にするそうです。このお店は隠し味に「ハチミツ」を使用。
とは〜っ、
旨いっすね〜っ、これ〜っ!
柔らかいし、いい甘さ。素晴らしいです。
ガンガンいけます!
本当の食べ方はコレ!白菜などの野菜やキムチなど、さまざまな野菜と一緒に食べるのだ。つまりヘルシー料理ということ。
あとこのスープもおいしかった。もやしのスープ。韓国の汁物はうまいデスよ!(特に白色系のやつ)。ということで、早くも恐れていた「食べ過ぎ、飲みスギ」をやっちまった(笑)。
今回の宿泊は明洞のパシフィック・ホテル。こじんまりしているが特1級の最高グレードのホテル。しかもそんなに高くない。日本人の利用も多く、清潔で静かな環境。南大門市場へは徒歩8分ほど。マラソンのスタート地点へも2〜3K。ソウルでは気に入ってよくこのホテルを利用している。
ホテル裏には南山のソウルタワーが聳える。ホテルから山を駆け上がってタワーまでランニングするのも楽しい・・・。
前日の朝は、コース下見をかねてスタート地点までJOG。
おおっ、遂に南大門が姿を現しているではないか!
威風堂々の素晴らしい門だ。
2008年2月、放火による火災で焼失したソウルのシンボル南大門。長く再建中で、囲いに覆われていたが、いよいよ外観が完成し姿を現したのだ。コースはスタート後、すぐにこの南大門の前を通過してゆく。
スタート地点の光化門前広場にやってきた。この片側5車線の世宗路に明日、スタートゲートが設置される。スタート時刻は8:05分。
この広場には、李将軍の像や・・・。
ハングルを考案したり、貨幣を流通させたりした世宗(セジョン)大王の像がある。
像の後ろには光化門。門を入れば1395年の建造された最古の王宮、景福宮(キョンボックン)がある。左奥には青瓦台。青い瓦屋根が印象的な大統領府だ。
広場前にて。ここで折り返し、ホテルまで戻り前日の調整ランは終了。
昼時は東大門へやってきた。こちらはソウルの東門。
この門は外側に強固な外壁が築かれている。1398年に建てられたが、現在の門は1869年に再建されたもの。
マラソンコースでは東大門の脇を通過する。このロードを向こうから走ってきて門の前を通過してゆくのだ。ソウルマラソンは南大門、東大門とソウルの2つシンボルを巡る観光コースでもある。
で、なんで東大門に来たかというと門を見に来たのではない。ここにはタッカンマリ通りというのがあり、多くのタッカンマリを食わすお店がある。その中で一押しのお店、チンハルメ・タッカンマリ。このお店に来たのである。
韓国料理ではこのタッカンマリが一番のお気に入り。
来ましたア〜っ!
この国は一人前というのは無い。これは二人前。たしか18000ウオン(約1500円)だったかな。安いっすよ!
大鍋に鶏を丸ごと入れ、野菜とともに煮込む料理。鶏のうまみが凝縮されたシンプルながらもコクのある鶏スープが抜群においしい。何軒か食べたが、このお店のスープは最高においしくてもうクセになっている。これを食いにソウルに来てもいいくらいだ(喜)。
グツグツ煮えてきたらハサミとトングで一口サイズに肉を切る。これはお店の人がやってくれる。
煮ている間は当然一杯(笑)。昼からビールいただきます!今回はMax。
うお〜っ旨そう〜!!
いただきま〜す!
とは〜っ、やっぱうまいっすね〜っ、これ〜っ!
キムチをスープにつけたりしてもおいしい!とにかく魔法のようにおいしいスープです!
で、鶏を食い終わったら最後にカルクックスを投入する。日本でいう「うどん」。
茹で上がりましたあ〜っ!
とは〜っ、
うんめえっ〜!
タッカンマリ万歳!
東大門周辺には魅力的な屋台がいっぱいある。腹いっぱいなのに、どうしても吸い寄せられるように突入してしまう(笑)。
おおっ!あった!目指す食い物が!
おばちゃんが焼いているのはソウル屋台フードの定番おかし:ホットッ。
小麦粉に黒砂糖などを入れて焼いた、日本でいう「おやき」みたいなもの。押し付けながら焼いて真ん丸になる。
ひとつ500ウオン(約40円)。いただきましたア〜。
いや〜、旨い!
この断面をご覧ください。このお店のは黒蜜が入っていて特にお気に入りなんです!
フルーツジュースのお店もいたるとろにある。
これがまたおいしくて安い!
と、栗屋さんがあった。これも日本に比べたら強烈に安い!
歩きながら食うのにちょうどイイので購入。その場で皮をすべて剥いてくれるのが韓国流。
こんな感じです。あまりおいしくないけど、マアマアです(笑)。
東大門で食事した後、いよいよ受付会場へ。オリピック・パークへやってきた。
パークの一角にパークテルというビルがある。あれだ!あそこに日本事務局の受付会場ある。
4Fの受付会場。
いただきました!
海外マラソンらしくてイイスね〜・・・。
案内も非常に親切です。
初の海外マラソンということで説明会に。ここが会場・・・。
約30分、詳しく説明していただきました。安心してスタートラインにたてそうです。ありがとうございました!
帰りがてらソウル駅に立ち寄った。2003年に駅舎としての役目を終えた旧ソウル駅舎。これを見に来たのだ。今後は博物館になる予定とか。
赤レンガが印象的なこの建物は1925年に建造。設計者は日本人で、あの東京駅を設計した辰野金吾氏の門下生にあたる塚本靖氏。
ソウル駅と東京駅とは「赤レンガ兄弟」だったのである。いかつい像があったが、誰だかはわからない。このほか旧三越の建物も日本人の設計。ソウルの街には、かつて日本人の手がけた建造物が今でも光を放って残っています。
最後はレース後の模様。
レースが終われば最後のソウルの夜は焼肉だ!って、ことで明洞の焼肉屋さんに。ここは観光雑誌等には一切でていない、安くておいしい知る人ぞ知る名店。地元のグルメの人には人気のお店だ。もちろん日本人は皆無(笑)。
おっかさんと息子さん
レース後、ビールをがぶ飲みしたので、ここでは韓国焼酎でスタート!20度前後の甲類焼酎だが、ストレートで飲むのが韓国流である。
キムチだの韓国海苔だの、様々な前菜が一杯でてくる。もちろん食べ放題である。食えんけどね(笑)
あっという間にテーブル上は満載!
とりあえずサムギョプサル(豚バラ三枚肉)を焼いてゆく。このお店のは分厚くて柔らかくておいしゅ〜ございます。
食べごろが近づくと切ってくれる・・・。
うまいっすっね〜っ、
これ〜っ!
このあたりで韓国チチミ登場!これもおいしい!このお店は何食べても旨いっす!
で、お次はセンカルビ。韓国に来たらこれは食べたい。38000ウオン(約3000円)。大きな肉片で出てくるのが韓国流。韓牛が光り輝いており迫力あります!
そのまま焼いてゆく・・・。
うほほ〜っ、
旨そうな肉汁が溢れ出してるぞ〜!
こちらも食べごろになると切ってくれる。
これはもちろん「塩」でいただきます。日本でも最高のカルビは「塩」でたべますね!
とは〜っ、
うまっいっすね〜っ、
これ〜っ!連発です(笑)
このあたりでごはんと汁物が登場!
この汁は、テンジャンチゲといって、いわゆる韓国の定番「みそ汁」。ズッキーニ、豆腐、あさり、ネギ、そして唐辛子が入っている。これがまたおいしい!
とどめは日本ではめったに食べられない部位のチャドルバギ。28000ウオン(約2300円)。
韓牛のあばら肉を削いだ肉で、脂部分までおいしいのだ!ユキチとしてはコレが一番おすすめですね!
とは〜っ、うまっいっすね〜っ、これ〜っ!
大連発でした(笑)
ソウルマラソン、おいしいものたくさん食べられていいですよ〜!皆さんも是非、海を渡ってください!レース前の食べ過ぎには注意です!
−おわり