RUNNING FOREVER 心は永遠にサブスリー
記録 13:26:12 618位/996人中(男子)
男子完走率 68.2%(996/1461)
女子完走率 60.9% (112/184)
ラップ&スプリット
天候 晴れ 気温 7.2℃〜17.8℃
距離 | ラップ | スプリット | 備考 |
---|---|---|---|
10km | 1:00:07 | - | プロローグ スタート地点写真 10km地点写真 |
20km | 1:16:43 | 2:16:50 | 20km地点写真 |
30km | 1:06:14 | 3:23:04 | 30km地点写真 |
40km | 1:18:42 | 4:41:46 | 40km地点写真 |
50km | 1:10:25 | 5:52:11 | 50km地点写真 後編(58km地点写真) |
60km | 1:40:51 | 7:33:02 | 60km地点写真 |
70km | 1:32:29 | 9:05:31 | 70km地点写真 |
80km | 1:45:48 | 10:51:19 | 80km地点写真 |
90km | 1:06:02 | 11:57:22 | 90km地点写真 95km地点写真 |
100km | 1:28:50 | 13:26:12 | ゴール地点写真 エピローグ |
目指せ!デカフォレスト!なんとしてもデカフォレスト!
日本屈指の難コースである野辺山100k。10回完走すると「デカフォレスト」の称号が与えられる。つまり10回もこの過酷で厳しく辛く、身体に非常に悪い100kマラソンを走ると、ランナーとして「永世鉄人ランナー」の称号があたえられるということだ!サブスリー、サブテン、年間グランドスラムすべて達成し残るはこの称号!
て、ことで毎年同じコメントでスタートさせてもらいます。あと5回ネ!(笑)
一昨年に引き続き今回で 5回目 の野辺山挑戦で〜す!去年は震災のため中止でした。現時点で、デカフォレスト最短達成年齢は「58」
■野辺山MYヒストリー
第1回完走 1996年(第 2回大会) 12:50:28 (初100k ヘロヘロでゴール)
第2回完走 1998年(第 4回大会) 11:52:46 (スピード絶頂時でもこのタイム)
第3回完走 2009年(第15回大会) 13:44:44 (なめて温泉入ったらギリギリ、アブね〜)
第4回完走 2010年(第16回大会) 13:31:53 (堅実に走るも結構ギリギリ、アブね〜)
毎年出場を自分に課して2回目のレース。去年は東北大震災で大会中止。なので、久しぶりの野辺山である。50歳を過ぎて年々走力が落ちていることを実感しているこの頃・・・。
う〜む・・・、野辺山完走には、やはりまともに練習せねば。 と、心の底では思っているのだが・・・、
なかなか真剣な練習を行えず、ダラダラと惰性にまかせての練習バカリ。いちおう月200〜250kくらいは走っているのだが、全然「鍛えよう!」とう練習をしていないので、加齢とともにズルズルと走力が落ちている感じ。おまけに体重も70.5〜71kが常となり、60k台にカムバックできない。そうしているうちに・・・
また 「あっ」 という間に 野辺山100kが来てしまった・・・。
2012年5月19日(土)の大会前日、5回目の完走を目指し、新宿から大会会場直行バスに乗り込み、野辺山社会体育館に向かったのでありました。今回も「ランナー兼カメラマン兼ライター」として出場。でも、写真撮るのを少し抑えて真面目に走り、13時間30分以内で帰ってきたい。
やっぱ、多少余裕でゴールしたいもんな〜・・・。
少なくとも一昨年のタイムを上回るゾ!
と気合を入れました。さあ、ど〜なりましたでしょうか。その模様は本篇でお楽しみください!
前日の土曜日、新宿より大会会場直行バスに乗る。12時集合ということで5分前に到着したがすでに行列。
無事乗車完了!新宿新都心を出発した。あとは寝てゆくだけ・・・。
予定通り、約3時間で野辺山の社会体育館前に到着。
いい天気だ。八ヶ岳連峰の主峰、赤岳:2899mがその雄姿を見せてくれていた。まだ雪をかぶっている・・・。
2年ぶり〜。
早速受付会場へ・・・。
ゼッケン564、いただきました〜っ!
頑張りまっす!
スタートゲート。明日よろしく!ゲートの前では記念撮影の皆さんで賑わっていた。今回は一人での参戦、シトさびしい(笑)。
で、その足で急ぎ野辺山の駅に向かった。15時25分発の小淵沢ゆきに間に合いそうだったのだ。ここは野辺山駅、JRの駅では最高地点(標高1345m)にある駅。
明日はゴールしたらスグにバスに乗って帰京しなければならない。なので、ここから2つ先の甲斐大泉駅に向かう。やっぱ、温泉に入らなきゃ、やってられない(笑)
小海線:2両編成の電車が入ってきた。いや〜、ギリギリ間に合った。よかった〜!
ゴトトン、ゴトトンとディーゼルのハイブリッド電車が行く。車窓からは八ヶ岳連峰が見事だ。ホントにここは素晴らしい高原である。
車窓よりJR最高地点(標高1375m)。明日はここを通過し、20kまで延々と登りが続く林道へと入ってゆくのである。
甲斐大泉駅に到着。1時間でまたここへ戻って、野辺山へ戻らねばならない。
この駅からは、八ヶ岳がまじかに聳えたって見える・・・。
駅から3分も歩けばお目当ての温泉、パノラマの湯が見えてきた。正面には夕照を浴びる南アルプス連峰が展開。
鳳凰三山と日本第2位の高峰:北岳。
日本一美しいピラミッド型の巨峰:甲斐駒ケ岳
さっ、足湯の前を通って入館!
パノラマの湯、大露天風呂。コンディションがいい時は、正面に富士山を望むことができる。ヤッパ、ここはいいね〜・・・。
やはり残念ながら富士は見えん・・・。
ゆったりと湯につかり疲れを癒したのでありました・・・。
約20分、湯に浸かった後、テラスに出て湯冷まし。今回は観光の時間は全くないので、せめてココには来たいと思っていた。大満足。
野辺山に戻ると夕焼けが・・・。
夕日に輝く八ヶ岳連峰。明日のこの時間にはゴール目前のハズ。明日もこのような美しい八ヶ岳連峰に迎えてもらいたいものである・・・。
駅から約900m、本日お世話になる帝産ロッジさんに到着。5人の相部屋だったが、みんなで仲良く夕食たべて、8時には床についたのでありました。明日天気になあれ(笑)。
前日は、8時には相部屋の全員で床に入った。しかし、隣が宴会状態でうるさすぎ。あまりにうるさいので壁にケリを入れた(怒)。そんなかんなで、ナカナカ寝つけず、寝たのか、寝ないのかワカラナイうちに午前2時半、皆で起床となりました。
食い過ぎて腹が張らないように、控えめに朝食を食べ、スタート約1時間前の午前4時に宿を出たのでありました。空を見上げると「あれ〜、星が見えん!」。残念ながら曇りの模様。今年こそ朝日に輝く八ヶ岳連峰をバックにスタートを切りたかったのだが・・・。
マズは前篇をお楽しみください。
5人揃って午前2時半起床。腹が張らない程度に朝飯食って4時には出発した。今回も相部屋では新しい出会いがあって楽しい。驚かされたのは71歳で出場の佐藤さん(中央)。65歳からウルトラの道に入られ、なんとあの「さくら道遠足270k:名古屋スタート〜金沢兼六園ゴール」を完走。現役時代は金沢大学で教鞭をとられていたそうで、金沢大学走友会を立ち上げ、現在は会長さん。体も足もとても70歳とは思えない逞しさ。飯もスゲ〜食ってた(笑)。
右端は、あの奥州平泉から参加の菅原クン。夜勤明け、はるばるやってきたという。お互い頑張りましょう!
会場に到着。宿から相部屋のみんなで来たが、会場に入るや否や、早くも多くのランナーが集合してごったがえしており、全員ハグレてしまって「さよなら」となった。
体育館内でゴール用の荷物を預け・・・。
外に出てトラックに着替え用の袋を預ける。今回も58kの北相木村役場ゆき。
スタートゲートに向かう途中、前の会社の先輩の宮原さんとバッタリ。すかさず記念撮影!今回は誠に相性が良く、前日のパノラマの湯でもバッタリ、レース中もたびたびバッッタリ、ゴール後もバッタリといつも一緒だった(笑)。
いつものようにスタートライン近くにスルリンチョ!気温は7度と思ったより高く寒くない。曇ってるカラね。今年も残念ながら朝日に輝く八ヶ岳をバックにスタートを切ることはできなかった。
100kの部:1819名、71kの部:383名、42kの部:330名。総計2532名がスタートゲートに集まった。
いよいよスタート。大人の冒険が始まります!
長い、長〜い、一日が始まった、行ってきます!
約2500名のランナーの隊列が続きます。圧巻・・・。
残念ながら高曇りで山並みはあまり見えない。やや靄がかかる野辺山高原の平坦地をマズは大きく一周する。
5時15分、日の出。野菜畑の向こうの山裾から陽が登る・・・。
5k手前のファーストエイド通過・・・。
5kを28:17で通過し、小海線の線路を渡る。今回は少し写真を撮る回数を減らし、真面目に走ろうと思っている。マズマズの入り。
JR最高地点を目指し、清里方面に線路沿いを走ってゆく。
JP最高地点:標高1375mを通過。
すると、すぐに141号線の幹線道路を渡る。
ここから延々と登りが始まる。約20kの標高1908mのコース最高地点まで高度約550mを稼がねばならない。まず最初はアスファルトの道。
グーンと登ってゆく・・・。
コツコツと登り、足がバカになって楽になったころ。「お〜っ!八ヶ岳が見える!」前方の靄があがり八ヶ岳連峰が顔を出した。
登るにつれ、前方の視界がクリアーになってきた。
ここからオフロード開始。25kまで延々とオフロードおよび林道である。まさにこのコースの「売り」。八ヶ岳連峰が見えるとホント素晴らしい!
10k通過、1:00:07。登りに入ってからの5kを31:50でこなした。マズマズ・・・。
東の空は雲がかかり、太陽はぼ〜っと輝く。野辺山高原の台地には雲がたたずみ、幻想的な光景だ。
ますます傾斜が増すオフロードを進むと、ぐ〜っと八ヶ岳が近づいてくる。
もう足はバカになり、ガンガン登っていっても辛くない。景色も楽しめるし、寒くないし、最高の前半戦。頑張って登ります!
すいぶん登ってきた・・・。
赤岳に向かってひた走る。
朝のうちは曇りで、山は見えないと思っていたので非常にうれしい。この南八ヶ岳林道は、山を見上げながら走れると本当にうれしい。コース最高のハイライトといえる。
熊笹が群生する開放的なロード。
このあたりは実に開放感のあるロードだ・・・。
時折、最高峰赤岳:2899mの頂が顔を出す。
赤岳と横岳の稜線がよく見える赤い橋だ!
橋の上からのショット。
いよいよ傾斜がきつくなり、コース最高地点が近い・・・。
急勾配の坂を登りきると〜・・・。
出た!コース最高地点:1908m。今年は記念撮影しました(笑)
最高地点からはなだらかに下ってゆく。
なだらかに下りながら奥地へ奥地へと進む。
すると出た!生命の水。今年もおいしい水いただきました!
すると20k。登り基調のこの10kを1:16:43でカバー。こんなもんかな。
20kからは一気の下り。23kのエイドまで林道をガンガン下ってゆく。標高にして400mに及ぶ大下降である。
おおっ!横をすり抜けていったのは昨夜同室だった堀口君。なんと彼は「よさこい」の衣装を着て走ったのだ。この後、追いつくことはなかった。後ろ姿でごめんよ〜(笑)。彼は「十人十彩」という有名な「よさこい踊り隊」の隊員だったのだ!あんなカッコで凄すぎるゾ!
20k地点から駆け下り約18分、23kのエイド前の舗装路に出た。カットんで下ってきたので絶対キロ4分くらいのスピードは出ているハズ。4kくらいは駆け下ってきたと思うのだが・・・。
ここからは一部オフロードもあるが舗装路となる。さらに下降しながら山裾をグルグル回り込みながら進む。25kを通過するが、下りオンリーでカットんで飛ばしたのに、この5kは31:25かかる。こりゃ〜、絶対距離計測が間違ってる!
飛ばしたワリにタイムがでず、ガックシだが元気に進む。
この区間は細かいUP・DOUNで意外に足を使わされてしまう。
きれいな舗装路になってくると30kが近い。まだ30kというのに随分と走った感じがする。このコースのタフを感じる瞬間だ。
すると30k。3:23:04で通過する。50kを5時間30分で通過したかったがすでに無理か。20〜30kの下り区間が1:06:14もかかるといかんね〜。でも絶対実際の距離は長いと思う・・・。
八ヶ岳連峰を南から北へと山脈に沿うように山裾を進んでいる。赤岳を中心とした本峰をスギ、現在は北八ヶ岳(通称キタヤツ)に入ってきている。地図上でいくと正面は稲子岳と思われる。
30kからはおおむね下りの舗装路をゆく。
この橋が現れるとまもなく林道を終了。稲子湯への本道へでる。
覗くと、清流が・・・
稲子湯へのロードに出ると急坂。約1.5k〜2kはこの坂に苦しめられる。ここから歩きを入れてしまった。
稲子湯到着!35kである。3年前はここで入浴するという暴挙にでた(笑)。
このエイドにはたくさん食べ物があり、一息いれるランナーで賑わっている。
稲子湯エイド名物の「おしるこ」。いただきましたぁ!
稲子湯から上の急坂をこなすと、そこはコース上のハイライト。稲子岳の東壁をバックに開放感のあるランニングが楽しめる。
あ〜、気持ちいい!
すると480号の松原湖高原線に突き当たる。ここが標高約1630mくらい。
右折し松原湖方面へ下ってゆく。50k地点まで高度で約750mも舗装路を下る大下降の開始である。ここでかなり足をやられてしまう。恐るべし野辺山100k。
この下りもバックに稲子岳東壁がより鮮明に見え、足にはキツイが気持ちの良い下降が楽しめる。
ここでサラリーマンに遭遇!なんとスーツを着て走るランナーがいるではないか!ちゃんとカバンを持っていて、なんと信濃毎日新聞が入れてある(爆)。
このキツイコースをこの格好で走るとは(驚)。
頑張ってくれい!
すると40k。4:41:46で通過。やはり50kは6時間ちかくかかりそうである。
40kスギからは、舗装路脇の芝のオフロードを駆け下る。フカフカでスピードを出せるし、足には優しいし大いに助かる。
42kの部のゴール地点まで下りてきた。
42kの「八峰の湯」。ゴールするランナーとそのご家族、そして温泉に入りに来た人で賑わっている。3年前はここでも風呂入ったケド、ここの露天風呂は景色もよく、いいですよ〜(笑)。
トイレ休憩をかねて約12〜3分くらい大休止。高原の風が涼しくて実に気持ちいい・・・。
休憩後、50k地点めざし、ロードにもどり再度大下降開始!これにて八ヶ岳連峰とはしばしお別れ。今回も山の展望が効いて楽しい林道ランができた。よかった(笑)。
松原湖の横を通過・・・
480号線をグングンとそして延々と下る。もう少しで140号線:佐久甲州街道にでるところまできた。
佐久甲州街道に出て道路を横切り、街道沿いを少し走ると小海線の松原湖駅。駅前を通過してゆく。標高が下がり暑くなってきた。
50kの小海まではおおむねなだらかな直線の下り。しかし、このようにUP・DOUNが邪魔をする。
千曲川沿いに下ってゆく。振り返ると千曲川と八ヶ岳連峰の絶景。
50k到達!5:52:11、6時間は切った。完走するためには、余力を残してここに6時間以内で到達することが必須。とりあえず完走ペース。
50kのエイドにはゆでたての手打ちそばがあるのだが、今回も行列。並んでいる余裕はないので今回もおにぎりをいただいた。休むことなくおにぎり3個と水をもって出発。歩きながら食べる。58kのエイドまでは大休止禁止(笑)。
開放感のある相木川沿いのロード。上流に向かい徐々に登ってゆく。
うねりながらロードはだんだん傾斜を増してくる。
標高が下がり、ずいぶん暑くなってきた・・・。
お花の咲くロードをゆく・・・。
58kのエイドまでが結構長く感じる。傾斜がきつくなるのと同時に、この先で折り返して、せっかく上げた高度をスグに失しなうから辛いのである。御座山(2112m)のゴツゴツした山塊が見えてくるとエイドも近い。
お〜、・・・やっと見えてきた。58kの北相木村役場のエイド。
到着〜!
手際よく、着替えの荷物を渡してくれた。ここで大休止である。前半戦はマズマズ。でもこのペースだとやはり13時間半くらいかかるかな。またまたギリギリの攻防になりそうだ(苦笑)。
着替え完了!外にでると宮原さんがいた。前回もホボ同じペースだったが今回もそうなりそう。後半戦、お互いに気合をいれて一緒にスタートした。
平地の少ないところだが、平坦地には水田も広がる。水田の脇を進むランナー。
すると60k。7時間33分で通過する。この5kは登りで歩きを入れたのと、エイドでの休憩約18分があったので実に56分かかった。
上ってきた県道124号線を今度は下ってゆく・・・。
おおっ!サラリーマンがいた!くそ暑いのに、まだカバン持って頑張っている。どうやらサラリーマンくんとも同じようなペースで進んでいるようだ。
124号線から2号線への分岐まで来た!これで下りは終わり。これからの登り頑張ります!
しばらくなだらかな登りを進むと南相木村に入った。
あの立派な木造の御屋敷の前からいきなり急坂が始まる。
南相木村役場を通過すると、標高1620mの馬越峠までの本格的な登りが始まった。
65kをすぎるとさらに坂が厳しくなる。もはや歩くしかない。
おおっ、強い!陣笠のおっさんが走って登ってゆく。追う気力なし・・・。
きつい登りに耐えると、やっと立岩湖のダムが見えてくる。
立岩湖。絶好のフィッシングポイントで、 冬は氷上の 穴釣り(シナノユキマス・ワカサギ)も楽しめる。 湖畔は、春の ソメイヨシノ、秋の紅葉など季節ごとに色づく自然が絶景をつくりだすそうだ。
しかし、まだまだ登りは続く・・・。
するとやっと70k通過!この10kは1時間32分を要してしまった。
しかし、ここまで来ると71kの滝見の湯のエイドはすぐ。71kの部のゴールでもあるので応援してくれる人がでてくる。元気をもらった。
見えてきた・・・。
エイドに入ってゆく・・・。
はあ〜、とりあえず小休止。
ここではしっかりそばをいただく。3杯食う。ここから地獄の馬越峠なので食ってエネルギー補給することが必修なのである。
時間に余裕があったので、ファイテンのブースでマッサージしてもらった。
足にジェルを塗りたくってもらった。気持ちいい。さあ、出発!あと29k!
リフレッシュして元気に走って登っております。馬越の入り口まで頑張るぞう!
来た〜っ!馬越入口。この時、パラパラと雨が落ちてきた・・・。
始まりましたあ!
おおっ!ふたたびサラリーマンに抜かされた。彼は登りが強い!
もはや、ひたすら歩き通すのみ。このコースを歩かずに完走したら本当にたいしたもんだな。
かなり上がってきた。峠は近い。あれは御座山かなあ・・・。
午後3時41分、遂に標高1620mの馬越峠に到達。
寒いのでホットドリンクをいただいだ。
そして今回も、「ユキチさんですか〜っ?」って多くのランナーに声をかけていただいた。そう、ユキチの完走記のファンの皆さんである。
そんなユキチのHPを観て声をかけてくれた人の中で、馬込峠越えの時に一緒になった山際君。広島出身で大阪の大学に通い就職も決まったそう。よかったね〜!そして今回初めての野辺山チャレンジ。息子や娘とホボ同じ年の青年だった。「俺の歳、いくつだと思う?」って聞いたら、「38〜42歳くらいですか?」だって(笑)。息子と一緒に走っている感じで実に楽しかった。
さあ、川上村まで今度は大下りだ!右手に川上村の台地を見下ろしながらくだってゆく。
おおっ、宮原さんが抜いて行った!今回もいい勝負(笑)。
ここは飛ばさねばっ!ということで気合を入れ直し駆け下る。思いのほか足も痛くなくてスピードUPでき、ガンガン前のランナーを追い抜いてゆく。
快調、快調。飛ばしたので80kの表示板を見落とした(笑)
降りてきた〜・・・。
再び千曲川に出会う。
鯉のぼりが出迎えてくれた。
千曲川を渡る橋からは八ヶ岳連峰が・・・。
戻ってきたぞ!八ヶ岳!
八ヶ岳を望みながら千曲川沿いに下ってゆく。ここは気持ちの良いロード。
すると87kの川上村公民館のエイドに到着。ここが最後の大型エイドである。
ここにはうどんの配給がある。
いただきま〜す!残り10kは登りなので、ここでしっかりエネルギー補給。とにかくガス欠になったら走れない。
68号線を突き進むと、いよいよ野辺山への分岐にやってきた。
左折し少し行くと、坂の始まるところが90k。この10kは下り中心だったので流石に1時間6分でこなした。
野辺山高原まではこのような登り。最後まで苦しませてくれます。
野辺山へと続く野菜畑の広がる台地に出た!
あたりはもう夕刻を迎え、うす暗くなり初めている。広大な野菜畑の中をひたすら走り続けると、ノスタルジックな雰囲気になってくる。
あとは、ホボ平らな道をひたすら直線的に進む。(少し傾斜はあるけどね)
95k通過、あと5k。95kまでひどく長く感じた。それもそのはず、45分もかかってた。
残り4k。カウントダウン開始。この地点からはゴール付近の歓声が聞こえてくるようになる。
残り3k。ゴールはすぐそこなのだが、ここから大きくゴールから離れ、野辺山の台地を周回させられる。いやらしいかぎりだ。
とにかく早く終わりにしたい。八ヶ岳は雲をまとってしまったし・・・。
あと2k。
最後の力走・・・。
あと1k!もうすぐ終わる。
ゴ〜〜〜ッル!やったあっ!
終わったあ〜・・・。
無事、5回目の完走を果たせました。ありがとうございます!また来年も頑張ります!
いや〜、疲れました。
予定通り、13時間30分を切り、昨年のタイムを上回ってゴールしましたが、疲れた・・・。
年々走力が落ち、野辺山はやはり楽にはゴールさせてくれないコトを思い知らされました。なんとか今後も「ランナー兼カメラマン兼ライター」としてウルトラマラソンを走り続けたいと考えていますが、もう少し身体を絞り、節制をしていかないと続けられなくないそうです。
来年は、「13時間切り!」
これを目標にして1年間、精進を重ねたいと思います。今回は、往復大会バスを予約。本当は一泊してゆっくり温泉に浸かりたいところだが、多忙につき、即帰京することになりました。ゴール後1時間でバスが出るので非常にせわしない(苦笑)。身体を速攻で拭き、会場内でビールとサンドイッチを購入して急ぎバスに乗り込んだのでありました。
さよなら、また来年!
今回の完走メダルです。新しいデザインとなりました。
これで5個目。あと5個、必ずGETします!また来年の完走記、ご期待ください!