RUNNING FOREVER 心は永遠にサブスリー
フルマラソン 記録 3:24:05 61位/1290人中(50歳以上男子の部)
ラップ&スプリット
天候 晴れ 気温 6.4℃〜11.9℃ 北北西の風3.5m
距離 | ラップ | スプリット | 備考 |
---|---|---|---|
5km | 22:59 | - | - |
10km | 23:24 | 46:23 | - |
15km | 24:51 | 1:11:14 | - |
20km | 23:26 | 1:34:40 | (中間点1:39:56) |
25km | 23:59 | 1:58:39 | - |
30km | 24:56 | 2:23:35 | - |
35km | 24:46 | 2:48:21 | - |
40km | 24:28 | 3:12:49 | - |
42.195km | 11:16 | 3:24:05 | - |
今年も東京マラソン落選。3年連続落選となった。
ということで昨年に続いて「館山若潮マラソン」に出場することにした。コースは厳しいが、自分としては好きなコース。なんといっても景色は素晴らしい。そして遠くないので日帰りもできるし、旅費もかからないのである。同時期に勝田もあるが、あのコースはど〜も好きじゃない・・・。
よ〜し、またやろう!
太平洋を望みながら走る変化に富んだコースを・・・。
今回は、昨年と違い多少練習しているし、シーズン第一戦の「つくば」で思いがけない走りをすることができたので期待できる。しかし、ど〜にも体重は70kを割ることができない。かなり食事量も減らしているのだが・・・。まあ、「つくば」であれだけ走れたので、やはり3時間20分切りは達成したい。あわよくば15分切り。1キロ4:40、5キロを23分前後のペースで走る作戦でゆくことにした。
でも、「つくば」より全然コースはしんどいけどね。甘いかな(笑)
さあ、ど〜なりましたでしょうか。
今回は日帰りでなく、なぜか一泊でいくことになった。なんと「連れ」が一緒に行くことになったのだ。なんで一緒に行くかというと、当然マラソンの応援ではない。房総は暖かいので「GOLFをやらせてやる!しかも温泉付!」と半分冗談でエサを巻いたら本当に来ることになってしまったのである。
当日、4時起きし、GOLFバックを2つ積み込み高速で館山に向かったのでありました。フルマラソン走った翌日にGOLF。しんどそ〜(笑)。
午前8時には無事館山に到着。所沢から3時間ちょっとで到達した。
連れと別れ、ひとりで会場へ向かう。今年も「風」が強い・・・。
菜の花畑のむこうにゴールが見える。
8時38分、会場に到着。早くも大勢のランナーが詰めかけている。
受付へ・・・。
え〜と、50歳以上の部、ゼッケン5213っと・・・。
ここですね〜・・・。
いただきましたあ!
風の強い曇天の空の下アップ。
中高の同級生の北詰博士
http://www.math.s.chiba-u.ac.jp/~kitazume/
前の会社の先輩のタケ先生
http://www.take-athlete.spjt.jp/index.html
とともに会場で落ち合い健闘を誓い合う。
博士とタケ先生とともに15分前くらいにスタートへ向かう。この大会は陸連登録者用のスタートブロックは用意されていないので、すべてフリー。早い者勝ちなのだが、簡単にスタートライン近くに入れてしまうのは助かる。
例によってスタートラインより2〜3列目に陣取る。博士は10分以内、あわよくばサブスリー狙いなので当然だが、自分には必要ないスタート位置である。邪魔にならないように最初はまともに走らんとな〜・・・。
な〜んて、考えていると、9時45分、「ド〜ン」と号砲が鳴りレースが始まってしまった・。
あわわわ・・・。
走ってみてビックリ。腹に異常な拡張感を感じる。パンパンな感じだ・・・。昨日の夜、すき焼き食いすぎたかな〜。非常に気持ちの悪い状態であったが、スタートから100mくらいは頑張って飛ばす。
邪魔にならない程度に周りが走れるようになったところで急速にスピードダウン。この状態で1k4:40のペースで進むのはしんどいので、すこし様子を見ることにして楽に走れるペースまで落とした。その後、やや拡張感が薄れてきたのでペースを上げ、予定通りのタイムで5kを通過する。すこし苦しく、あまり余裕はない。どうも調子は悪いようだ・・・。
この区間は最初のコース上のハイライト。右手近くに海岸線がせまり、海を観賞しながら、そして潮の匂いを感じながら気持ちよくランできる。なんとも腹が張っている。身体も重い。景色がいいので気持ち良く走りたいけどな〜・・・。
ということで、予定のペースで粘りたかったが、この5kは20秒ほど遅れだす。マズイな〜。
10kを過ぎたところで早くも第一回目の小用。寒いので早くももよおしてしまった(笑)。気を取り直し、軽い峠を越えて、洲崎の半島を回り込んでフラワーラインへと向かってゆく。軽いUP・DOWNの連続で、ことのほか足を使ってしまう区間である。
ロスがあったとはいえ、調子は上がらずますますペースダウン。ロスを差し引いても予定より1分も遅れる。まあ、20kも走れば腹の拡張感は取れるハズと割り切り、後半への貯金と思って自分を慰める。
でも、あまり余裕を感じない。う〜む・・・
このコースのハイライト、フラワーラインに突入!今年も菜の花の咲き乱れる海岸線の直線ロードを20k地点に向け突き進む。いまだに調子は上がらないが、なだらかにず〜っと下ってゆくので、20分を切るためにもここは意識的にスピードが上げた。
なんか、いまいち・・・。
去年は気持ちよく走れたが、今日は菜の花鑑賞しながら楽しんで走る余裕がない。でも、なんとか粘ろうとして頑張って走る。多少持ち直したものの、予定より20秒も遅い。
ガックシ・・・、果たしてこの先回復するのか・・・。
20kを通過しても相変わらず腹の具合はよくない。多少良くなったが、まだハリ感がある。普通はもうなくなるんだが・・・。
中間点を過ぎて22.5kくらいで大きく左折し一度下り、その後一転登りになる。この区間で一気に標高で約25mほど登ってゆく。ど〜にも調子が上がらず、この5kも予定より1分ちかく遅れた。
この区間は、このコースで一番のキツイところである。UP・DOUNを繰り返しながら、コース最高地点(標高40m)の30k地点の峠まで駆け上がる。このあたりから冷たくて強い逆風を正面から喰らいだす。
くう〜、寒い・・・。
身体が寒さで固まりだす。足はまだ十分残っている感じなのだが全然推進力が出ない。粘りに粘るもキロ5分のペースを守るのが精いっぱいであった。
30k地点の峠から一気の下りとなる。
よ〜し、ここからだ!
足は十分残っているので、下りを利してスポードを上げた。まだ最低でも20分切りはあきらめられない。ここからは坂を下れば、あとはおおむねフラット。つくばのように後半スピードUPできる可能性はある。
坂を駆け下り、海岸線のロードに戻り、館山方向に向かい右折。
おわ〜・・・、
強烈な逆風が正面からくる。風速6〜8mくらいか。ここで遂に心が折れる。冷たい風で体も固まり足が出ない。しかし、心が折れながらも踏ん張る。目標は失ったが「やれるだけやろう」という思いはマダある。足は残っているが寒さで固まり動かないダケ。なんとかキロ5分のペースは維持し踏みこたえた。
風はだんだん弱くなり、走りやすくはなってきた。なんとかペースは維持でき、これ以上の落ち込みはせずに済みそうである。もうあとはコツコツと進んでゆくしかない。海岸線なので見通しが効き、はるか彼方にゴール付近が見える。こういう時は実に距離が長く感じるもの。我慢強く多少ペースを上げてこの5kを走りきる。
もう少しだ〜・・・。
館山の市街地付近の海岸線を抜けるとゴール会場へと続く橋を渡る。ここまで来るともうすぐゴール。前方に競技場への入り口が見えてきた。やっと終わる・・・。
ゴールへの導入路に入る。
去年同様、最後は観衆の皆さんの温かい拍手を受け、完走の喜びに浸りながら
ゴ〜〜〜ル!
無事完走できました。ありがとうございました。
いや〜、甘かったです。やはりこのコースは厳しいし、「風」「寒さ」という自然との闘いも加わってまた鍛えられました。
何度走っても、いいタイムでも、悪いタイムでも、スタートからゴールまでひとりで戦い抜くのがフルマラソン。3時間を超える時間ず〜とっ身体を宙に浮かせ続け、ず〜とっ自分との対話を続ける。これほどまでに自分と真剣に向き合う遊びはあるまい。やめられませんね(笑)。
会場を後にした。まだまだレースは続いている。
ゴール直前、多くのランナーが最後のガンバリを見せていた。
館山駅で観光を行っていた連れと落ち合い白浜へ向かう。
今日のお宿はココ、白浜温泉の南海荘さん。
白浜の灯台が目の前。実に良いポジションにある宿であった。建物は古いケドね(笑)
オーシャンビューの客室からは夕日に染まる太平洋が一望できる。
驚いたが、伊豆大島があんなに近い・・・。
伊豆七島方面も美しい・・・。宿自慢の温泉とバイキングの夕食を食ってバタンキューとなりました。
翌朝は6時起き。海辺を少し散策する。なにしろスタートが7時53分なのでせわしない。7時から速攻で朝食を食べ出発した。
房州カントリークラブ 5847ヤード パー71
昨日ほどではないが風が強い。しかも寒い。房総といえども冬は寒いね(笑)。
いちおうパット練習。筋肉痛でしんどいス。根性GOLFになりそう(笑)。
このコースは高台にあり非常に景色がいい!
今日も伊豆大島が綺麗に見える。
1番ホール、461ヤード パー5。打ち下ろしのロングである。いってきま〜すっ!前半はなんとか55でまとめたが後半は散々。やはりフルマラソン翌日のGOLFなどやるもんじゃない(笑)。
海ほたるで休憩。屋上へ出た。ここは初めて。
お〜・・・、素晴らしい景観。東京湾のどまんなか。
海が輝いている。
上空を旅客機が通過してゆく。ここは羽田への進入路の真下なのだ。
羽田へ向かう旅客機を見ながらひと時を過ごし、帰路についたのでありました。