RUNNING FOREVER 心は永遠にサブスリー 出場レース 結果報告

■2010年 レース結果報告

2.佐倉朝日健康マラソン(千葉県) 3月28日(日)2010
 フルマラソン 記録 3:19:04 57位/1047人中(50歳代の部)

天候 曇り 気温 2.8℃〜6.2℃  風5〜7m

ラップ&スプリット

5K 22:31
10K 23:06 45:37
15K 23:37 1:09:14
20K 22:04 1:32:18 ハーフ 1:37:22
25K 23:27 1:55:45
30K 23:54 2:19:39
35K 23:50 2:43:29
40K 24:40 3:08:09
42.195K 10:55 3:19:04

コースマップ

完走記 ▼プロローグ

3月は荒川市民マラソンがある。しか〜し、申し込み開始よりしばらくしたある日。「荒川もう締め切ったらしいよ・・・」とランニング仲間から聞いた。唖然・・・。
いくらマラソンブームとはいえあの荒川が定員到達で、締切日前に募集終了とは・・・。

う〜む、どうしよう・・・。気合が入らないものの、ワンシーズン3回のフルマラソン出場は続けたい・・

あっ、そうだ!3月末には佐倉があった!

ということで、早速エントリーをした。こちらはまだ定員には達せずセーフ!最近はもう大会を選んでる場合じゃない。募集開始後、スグにエントリーしないと出場できない状況であることを痛感したのでありました。(笑)

佐倉はナント15年前の1995年に出場。3回目のフルマラソンであった。ちょうど練習を開始して約1年といったところ。成績は3時間5分台を記録。11月のつくばからワズカ4ヶ月で20分も一気にタイムを縮めて初めてサブスリーを射程にとらえたレースであった。佐倉は、非常に風光明媚で良いコースであったと記憶している。UP・DOUNはあったけどね・・・。

前レースのいわきサンシャイン後も気合が乗らず、というより「今シーズンは休養」と決めてしまったので厳しい練習は皆無。楽しくゆっくりとキロ6キロのペースで毎日6〜10kほどJOGする日々。ナントカ体重は68キロ台でもたせての出場である。

出場というより、「参加する。」 って感じ。
「42.195kのキロ4:35〜4:45のペース走を行わせてもらおう。」

このような意気込み(笑)で3月28日(日)、家を5時40分に出発し、佐倉へと向かったのでありました。

でも、なんとしても3時間20分以内で走らんとな〜・・・・。さてど〜なりましたでしょうか・・・。

1

大会会場の佐倉市岩名運動公園陸上競技場には駅前からシャトルバスが出ているのだが、凄い行列になっていたのでパス。歩いてゆくことにした。

 大半のランナーが歩きで会場に向かってゆく・・・。

2

15年前の1995年、3月5日、3回目のフルマラソンをここで走った。残り3kが駅から続くこの坂。当時ヘロヘロになりながらゴールを目指した記憶が蘇ってきた。現在はどうやらコース変更があり最後にこの坂を走ることはないようであるが・・・。

3

岩名陸上競技場は丘の上にある。近道の坂を行列をなしてランナーが進んでゆく。

4

約20分ほどで競技場に到着!うお〜っ、凄くきれいになっている!

5

15年前は、土のトラックで田舎の競技場であったが、さすが、一流の長距離走の選手を数多く排出してきた佐倉。立派な競技場に生まれ変わっていた。

6

受付会場は凄い人である。15年前は4000人くらいの出場者であったがどうやら倍増しているようだ・・・。

7

競技場内に荷物を置いて陣取る。がんばりまっす!

完走記 ▼実況中継

はっきり言って寒い・・・。会場には約1時間半前に到着したのだが、風がけっこう強くて冷える。天気予報では最高気温は10℃と言っていたが、太陽が出なければそこまで上がりそうもない。さらに風が強いので体感温度は極めて低い状況である。

まあ本日は練習なので、タケアスリート鍼灸院の田中タケ先生と軽くUPし、スタート10分前にスタートラインへ向かった。スタート最前列にタケ先生を師と仰ぐ魂のサブスリーランナーのKAZUさんがいたので、挨拶がてら一緒に並ばせてもらった。この大会はトラック内からのスタートなのである。

あわわわ・・・。今日は最前列付近からは出るつもりはなかったのでチトあせる。最初は飛ばしたくないからね〜・・・。でもこうなったら競技場内を出るまではガッチリ飛ばさなければなるまい。な〜んてビクビクしていたら9時30分ジャストに「ド〜ン!」と号砲が鳴り響き、通算42回目のフルマラソンが始まってしまった。

0〜5K 22:31
 競技場内は飛ばした。ロードにでると徐々にスピードを落としていったのだが、いきなり急な下りなのでそのままジェトコースターのように駆け下り、駅へのロードに出た。寒いので得意のゴミ袋をかぶっての出走である。

京成佐倉の駅前まで一度登り、そして下ってゆく。出だしは快調!今回は前日食べ過ぎることもなく、お腹の調子も良いので、な〜んか、いい感じ!快調に5kを通過した。

5K〜10K 23:06
 7kくらいまではやや逆風であったが、そこから先は進路の方向が変わり一転フォローの風に。のどかな田んぼのど真ん中を走ってゆく。フォローになったら結構暖かく、いや、ゴミ袋を被っていると熱くさえ感じたので早々にゴミ袋を脱ぎ捨てた。

ほほ予定のペースで10kを通過。けっこう軽くは走れている。いいかも・・・。

10K〜15K 23:37
 あまりに寒いので、今回も早くも12K手前付近で道端に入り込みトイレタイム。約40秒のロス。あと1回は行くことになりそうである。来シーズンは今後鍛え上げて再度「サブスリー」を目指す所存だが、このトイレロスをなくすにはどのようにしたら良いのか・・・。一番いいのは思い切り強くなって2時間50分前半で走れる力をつけてしまえば良い。2回ぐらい行っても「サブスリー」には支障ないからね。13K付近からは左手に印旛沼が見えてくる。なかなか風光明媚なカントリー風景である。

う〜む、やはりこれは、素晴らしいコースだ!

ロスタイムはあったが、予定内のペースできっちり走れている。ペースはすでにONペースとなり、一定のペースをキープして突き進んでゆく。ここまではマズマズである。

15K〜20K 22:04
 15K地点は坂の途中にある。一気に高度で30m登る坂の途中にあるのだ。佐倉草笛の丘まで登ってゆくワケだが結構な斜度で壁のように感じる。

17k地点付近で鋭角に曲がり県道にでる。ここは車が多く走り、ちょっと気をつけて走行しなくてはならない。今度は一気に下ってゆく。この区間はジャット・コースターのような区間である。

県道を左折し、双子橋を渡ると20k地点。この区間も予定のペースで通過である。いよいよこれからは印旛沼の湖畔の周回に入る。左手に印旛沼・・・。

20K〜25K 23:27
 左手に印旛沼を見ながら湖畔を反時計回りに走ってゆく。「いわき」よりさらに遅いタイムでハーフ通過。しかし、ペースはここまでキロ4:37と予定通りというか、ちょっと頑張りすぎめの進行である。 ・・・で、余裕はというと今回はいけそうな感じ。 う〜む・・・。どうなっているのであろうか・・・。マラソンは甘くないのでそのうち「ガクッ」とくるとだろうと思いつつ一定のペースで進んでゆく。

25K〜30K 23:54
 おおっ!風車が見えてきた〜! 28.5k付近にはオランダ風車があり、グングン近づいてくる。今日は風が強いのでよく回転している。見とれていたらエイドを通過してしまい、クロワッッサン取りそこねた!くそ〜っ! 

確か、15年前はこの風車エイドでは「あんぱん」が置いてあり、佐倉マラソンの名物となっていたような・・・。今は「クロワッサン」に代わったようである。

竜神橋を渡り左折するとサイクリングロードを行く。ここでまたしてもトイレタイムで40秒のロス。・・・。

30K〜35K 23:50
 30k地点の野鳥の森を通過すると、風が本格的に逆風となり苦しい走り。さらに31.5kより方向が変わると、もう正面からの5〜6mの風をまともに受ける。自然と前傾になり、顔は下を向き前方をルック・アップできない。

ひ〜っ!寒いよ〜! 風は身体を貫通するように冷たい。ここから39k手前までストレートなコース。しかも田んぼの中を走ってゆくので吹きさらしである。きびしい・・・。いよいよペースが落ちてきた。

35K〜40K 24:40
 35kスギで身体が固まりだす。足は十分に残っているのだが、寒さのためか身体が、いや足が硬直し推進力がでない。時計をにらむ・・・。20分切りだけは死んでも死守せねば、と思っていたが結構ギリギリになってきた。う〜む、かなり追い込まれてきている。・・・。

うおおお〜っ・・・。固まって動かない足を稼動させるべく、モモ上げ等を行う。さらに、モモを叩いて刺激を入れたりしながら頑張る。しかし、推進力は一時的にしか得られず非常に苦しい走りが続く。この区間は大幅にペースダウン。遂にキロ5分近くまでドロップしてしまった。

40K〜ゴール 10:55
 39キロからは追い風となり、40k付近ではやっと冷え切った身体も少しは生気を取り戻しつつある。時計を見る。ナントしても20分は切りたい!少し余裕がありそうだが、最後に競技場まで1kで30m登る急坂が待ち受けているのでギリギリと見たほうが良い。坂に取り付いた・・・。



つりゃ〜!気合を入れて登りだしたそのとき、親友の北詰ハカセが歩道から飛び出してきた。彼は10kのレースに出場し、ユキチの応援にと待っていてくれたのである。「前のふたり、追い抜いてゆこう!」などど声をかけてくれ、一緒に坂を登ってゆく。いや〜、助かった!ひとりで坂に立ち向かうより数倍楽である。競技場へのゲートが見えるところまで引っ張ってくれた。感謝!



ようやく坂を登りきるとゲートをくぐり競技場内に入る。あと約100メートル・・・。時計を再度確認する。

20分切りは確実だ!あとはゆっくりと走り   ゴ〜〜〜ル!



なんど走っても、タイムがどうあろうとも、フルマラソンを走りきると計り知れない達成感。さらにこのうえない安堵感。もう走らなくてもいいんだ・・・。

▼完走記 エピローグ

いや〜っ、寒かった。寒すぎ!その一言である。

今回はハイレベルなペース走としてレースに参加したが、あまりに寒く苦しいレースとなった。コースはUP・DOUNはあるものの、風光明媚で自分としては走りやすいと改めて感じた。しかし、寒さで身体が硬直して動かなくなったと感じたのは初めてではなかろ〜か・・・。まあ、それだけ弱くなっているとうことだ。今シーズンは休養とさせてもらったが、来シーズンはメイッパイ「サブスリー」に挑みたい。

ナントか50歳代で「サブスリー」を達成したいという意地があるから。ちなみに、「自己最年長サブスリー」は49歳4ヶ月での2時間57分33秒である。
       かんばりま〜す!来シーズンをおたのしみに!

8

とにかく寒かった・・・。こんな寒い風の吹くナカを走ったのは久しぶり。もう身体が冷え切っております。ブルブルブル・・・・。

9

タケアスリート鍼灸院の院長である田中先生(→ブログ)とともに出場したのであるが、この悪条件の中タケ先生の期待の49歳8ヶ月の魂のランナー佐藤KAZUさん(→ブログ)が見事なまでのサブスリー!しかも自己新!ハードな社長業をこなしながら魂を込めた練習を行い、目標をキチンと達成されるスーパーなランナー!「仕事もランニングも一流」をモットーとするユキチも完全に脱帽だ!こんなに凄い人がいるとは・・・。(俺もストイックと思ったがまったくかなわん・・・)

 レース後、お会いしたがマサに「オーラ」が出ていた。タケ先生はスピードがあるのでナント1500mの記録を狙うように指導しているという。50歳で4分40秒切ったら凄いナ!足を見たら羨ましいほど細くてしなやか。くそ〜、俺もガンバンべ〜っ!

 とまあ、来シーズンの復活を誓い佐倉を後にしたのでありました。   −おわり