2月は東京マラソンがある。しかし、今年は抽選の申し込みもせず対象外のレースとした。となると、その代わりになるレースを探すことになるのだが、2月にフルマラソンはあまりない。 で、一応調べてみると・・・
ありゃ〜! あるじゃん!「いわきサンシャインマラソン」ちゅ〜のが・・・。
ということで、第一回「いわきサンシャインマラソン」を発見し、即、申し込みをしたのでありました。
しかし、昨年11月のつくば終了後から本格的な練習を行うハズであったが、ど〜もに気合が入らず相変わらずチンタラと練習。12月に入りいよいよマズイと思い、ロングの練習に入ったとたんに「大故障」に見舞われた。
結局、12月は遂に200キロすら走ることができずに完全に「休養モード」に突入。正月の暴飲・暴食によりふたたび体重は70kオーバー。1月はなんとか300k近く練習したものの、身体が重く、故障も怖いので厳しい練習は行えず、LSD中心の「ゆる〜い練習」に終始。つくば同様に・・・
あ〜っあ、ど〜にも気合が入らん・・・
という状況を克服することができず、マタシテもだらだらと時間のみがすぎていった。そしてそのまま大会を迎えることになってしまったのである。もはや、ターゲットタイムも設定する気合もなく、とりあえず「練習」という位置づけで自分をごまかし出場することとした。
ちゅ〜ことで、今回はキロ4:30〜40で押してゆき、「3時間15分以内では走る」 ということにした。
とりあえず、つくばと同じく減量だけはして68k台は維持してレースへ向かう。(でも前日にあんこう鍋ナドを食いすぎて69kは超えてしまった。)
情けね〜(笑) さあ、ど〜なりましたでしょうか。
前日の雪が多少残るいわき陸上競技場に午前7時30分に到着。場内アナウンスによるとスタート時の気温はマイナス1.5℃であるらしい。「ひえ〜・・」 ・・・が、風もなく太陽が照りつけてきたので、体感ではそんなに寒いとは感じないのだが・・・。
ともあれ、ジットしているとスグに身体が冷えてくるので、UP後もからだを動かしながら太陽のあたるところでスタートを待つ。いよいよ約3500名のランナーが競技場の外周のロードに整列を開始した。第1回にもかかわらず、かつ、地方開催のフルマラソンのレースにこれほどの人数が集まるとはすでに大成功だ。天候も、昨日の「雪:気温1〜2℃」から一転して「晴れ」。サンシャインマラソンの名のとおり太陽の光の中を走ることができて大変うれしい。
練習レースとはいえ、やはりスタートは緊張する瞬間である。9時ジャスト「ド〜ン!」と号砲が鳴り響き、通算41回目のフルマラソンが始まった。
▼ 0〜5K 22:12
スタートライン右サイドより飛び出す。競技場が丘の上にあるため最初は下りである。約800mで20mほど駆け下る。ボトムから今度は約1kで35mほど登る長い坂だ・・・。
う〜む・・・。
昨日、ついつい食いすぎて「腹」がな〜んかパンパン(朝も結構食ってしまったし・・・)。足が動かず、身体も重く、全然ストライドが伸びない。調子悪〜・・・。
で、長い坂を登りきるとの今度は5kまではず〜と下り。ナント55m強も下ってゆく。体重が重いので、後半足にこないように慎重に、ソフトに駆け下ってゆく。いきなりのUP・DOWNに身体が驚いたが、長い下りロードに助けられて設定タイムを上回るタイムで5kは通過できた。ラッキー!
▼ 5K〜10K 23:56
7kまでさらにズ〜っと下ってゆくのだが、今度は一転登りに。7kから10kまでの3kの間に標高約30mの峠を越えて行く。いや〜、前半はカナリなUP・DOWNが用意されていた。きびし〜!
さらに、寒かったので早くもトイレに行きたくなってしまった。7kからの坂を登りきったところでロードの脇に駆け込み用を足す。ここで早くも40秒のロス。とほほ・・・。
予想に反して、沿道にはたくさんの市民が出て声援を送ってくれている。感謝なのだが、なかなか用を足す場所を物色するのに苦労した(笑)。そんなワケでこの区間は大幅にタイムが遅れる・・・。
▼ 10K〜15K 23:02
11kよりはホボフラット。さらに13k手前で素晴らしく気持ちのよい海沿いのロードに出る。
うお〜っ、これは素晴らしいコースだ!
右手に太平洋を観て、打ち寄せる波の音を聞きながら走ることができる。気持ちの良いコースなのだが、まだ腹に張り感が残り、体が重く相変わらず調子は上がってこない・・・。早く解凍してくれ〜!
▼ 15K〜20K 22:40
15Kスギ、やっと重く硬い感じだった身体が解凍してきた。腹の張りも解消してきて、スピードは出していないが、本来のゆったりとした柔らかい走りができてきた。
16.5k地点の江名港で折り返す。折り返すといっても単なるコーンを折り返すのではなく、漁港の建物の周りを大きく楕円を描きながら旋回して折り返してゆくのである。
ここの応援が素晴らしかった。円周沿いにびっしりと隙間なく漁港の方々が並び、大きな声援を送ってくれる。旋回しながらズ〜ト手を振り応援に答え、大声援を受けた。自然とタイムがあがる区間であった。
うししし・・・。
▼ 20K〜25K 23:28 ハーフ通過 1:36:52
最近ではもっと遅いタイムでハーフ通過!しかし、ペースはここまでキロ4:35と予定範囲内のタイムでの通過である。まあ、3時間15分以内ギリギリの記録がでそうではある。 ・・・で、余裕はというとそんなでもない感じ。 う〜む・・・。情けない・・・。やはりマラソンは練習せんとダメね。
どひゃ〜! 中間点をスギると全面に大きな壁のような坂道が見えてきた。マリンタワーが聳える丘の上の三崎公園まで50m近く登る急坂である。ここがコース最大の難所でありハイライト!ナント、2キロほどの距離で50m上って下るのである。坂に入る前に耐え切れずロード脇に駆け込み2回目のトイレ休憩。40秒のロスタイムをくらった。
折角なので屈伸して再スタートし、カナリな急坂をヨロヨロと上ってゆく。上がりきると丘からは小名浜港の大展望が望め素晴らしい。景色を眺めたら今度は急な坂道を駆け下りる。小名浜魚市場前などを通過し、埠頭を海沿いに進み、水族館のあるアクアふくしまが近づいてくると25kである。このあたりは長野オリンピック記念マラソン並みの凄い応援だ!バラけて周りにランナーがいなかったので大声援を一手に受け気持ちいい〜!
▼ 25K〜30K 23:05
アクアふくしまのあるアクアマリンパークの大観衆の声援ゾーンを抜け、こんどは片側3車線の広い産業道路を西に進む。アクアマリンパークにゴールがあるのだが、ここを通過して西に向かい折り返してゴールするのである。
うえ〜、つまんね〜ロード・・・。ここは広くて単調なロード。しかも臨海工業地帯の殺風景なところだ。足も重くなりややつらくなってくるが、さすがにマダ大丈夫。一定のペースで進んでゆく。このあたりから足にきているランナーが多く、スイスイ追い抜いてゆけるので気持ちは良い。ペースを維持し30kを通過。
▼ 30K〜35K 23:58
30k地点通過するとそこからは約2kも続く上り坂。25mほどを2kで登る緩い坂なのだが流石に結構キツイ。練習レースと位置づけているので30kからしっかり走らないと意味がない。
うっしゃ〜! 気合を入れ直し、ペースは上げないまでも、坂でもリズムを変えずに一定のペースを維持して走るlことに集中する。幸い、このペースではまだ十分に足にバネが残っている。
32kからは今度は緩い下りとなる。34k手前で折り返し、もときたロードを上り返してゆくと35kである。この区間でもまたしてもトイレ休憩を行い30秒のロス。
▼ 35K〜40K 23:16
35kスギで上りは終了し、38kまで緩い下りである。快調に駆け下ってゆく。残り4kはふたたび広い産業道路をアクアマリンパークのゴールへと向かう。気温は8℃近くまで上昇し、風が無いので熱いくらいである。
どやら「スタミナ切れ」はなく、きっちり走りきれそうである。 ほっ・・・。
でも、3回もおしっこに行ってしまったので15分を切るのは無理そうだ。しかし、一応15分切りを目指しスピードをやや上げた。
▼ 40K〜ゴール 9:43
最後の2kは意識的にスピードUP!キロ4:30を切るペースで突き進む。
いよいよゴールが見えてきた。ゴールラインに引き込まれると両サイドは大観衆!観客席まで設置されている。両サイドの大観衆からの大声援を浴びながら約200mほど続くビクトリーロードを進み、
ゴ〜〜〜ル!
とりあえず、ホボ予定のペース内で走りきった。
いわきサンシャインマラソン、素晴らしい大会であった。その一言である。
今回は、練習として追い込んで走らなかったせいもあり、景色を楽しみ、観衆の皆さんに手を振って応えることができ、久しぶりに「フルマラソン」を楽しませてもらった。
「サブスリー」達成のため自分を追い込んで走るのも良いが、このくらいのタイムでのんびり走るのも実に良いもんだ。(最近は本当に「タイム」への拘りが無くなってきた。)
大会関係者、ボランティアの皆さん、応援してくれたいわき市民の皆さん、
ありがとうございました!