RUNNING FOREVER 心は永遠にサブスリー 出場レース 結果報告

■2010年 レース結果報告

1.いわきサンシャインマラソン(福島県) 2月14日(日)2010
 フルマラソン 記録 3:15:20 200位/3660人中

天候 晴れ 気温−1.5℃〜8.0℃

ラップ&スプリット

5K 22:12
10K 23:56 46:08
15K 23:02 1:09:10
20K 22:40 1:31:50 ハーフ 1:36:52
25K 23:28 1:55:18
30K 23:05 2:18:23
35K 23:58 2:42:21
40K 23:16 3:05:37
42.195K 9:43 3:15:20

コースマップ

完走記 ▼プロローグ(前日編)

2月は東京マラソンがある。しかし、今年は抽選の申し込みもせず対象外のレースとした。となると、その代わりになるレースを探すことになるのだが、2月にフルマラソンはあまりない。  で、一応調べてみると・・・

ありゃ〜! あるじゃん!「いわきサンシャインマラソン」ちゅ〜のが・・・。

ということで、第一回「いわきサンシャインマラソン」を発見し、即、申し込みをしたのでありました。

しかし、昨年11月のつくば終了後から本格的な練習を行うハズであったが、ど〜もに気合が入らず相変わらずチンタラと練習。12月に入りいよいよマズイと思い、ロングの練習に入ったとたんに「大故障」に見舞われた。

結局、12月は遂に200キロすら走ることができずに完全に「休養モード」に突入。正月の暴飲・暴食によりふたたび体重は70kオーバー。1月はなんとか300k近く練習したものの、身体が重く、故障も怖いので厳しい練習は行えず、LSD中心の「ゆる〜い練習」に終始。つくば同様に・・・

あ〜っあ、ど〜にも気合が入らん・・・

という状況を克服することができず、マタシテもだらだらと時間のみがすぎていった。そしてそのまま大会を迎えることになってしまったのである。もはや、ターゲットタイムも設定する気合もなく、とりあえず「練習」という位置づけで自分をごまかし出場することとした。

ちゅ〜ことで、今回はキロ4:30〜40で押してゆき、「3時間15分以内では走る」 ということにした。

とりあえず、つくばと同じく減量だけはして68k台は維持してレースへ向かう。(でも前日にあんこう鍋ナドを食いすぎて69kは超えてしまった。)

情けね〜(笑)    さあ、ど〜なりましたでしょうか。

1

今回は車にて前日にいわき市へと向かう。雪が舞う寒い日であった。

 まずは大津港に立ち寄り、今が旬の「あんこう鍋」を食べようと、地元でも評判の大津漁協直営市場食堂へ向かった。ほほ〜・・・、ここか・・・。

2

こちらが漁協直営の食堂。

 その名の通り、あんこうの本場、大津港の漁協が直営する食堂です。何かの施設の再利用、または漁師用の社員食堂などの片手間で営業しているのではなく、100を越える客席がある本格的な食堂です。

3

あんこう鍋でも「どぶ汁」をなんとしても食べたかった。しかも本場で!

 どぶ汁は予約制となっていたが、聞けば注文OKであった。来たぞ〜!すでに出来上がっている鍋が運ばれてきた。

4

これが「あんこう鍋:どぶ汁」である。2人前3600円。安すぎる!

 どぶ汁は、水を一切使用せず、アンコウと野菜の水分だけでスープを作る鍋。野菜と味噌、アンコウだけのシンプルな鍋。しかし、調理法は手間と時間が必要で、相当手馴れた人でなければ作ることが難しいため、一般的に提供している店は少なく「幻の鍋」といわれているのだ!

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うま〜い!  やはりお汁は絶品!

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こちらの名物に「釜揚げしらす丼」がある。大津港はしらすが名物ということ。

 しか〜し、丼では量が多すぎるので「生しらす:950円」をいただいた。うへ〜っ、一匹一匹が大きい!こんな大きなしらすは始めて!生卵をかけて食べる。うほ〜、おいしい〜!

7

揚げ物も注文してしまった!

 「あなごフライ」がど〜にもおいしそうだったのである。このボリュームで700円。あ〜、食いすぎた〜!明日、走れるのかしらん。

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でお泊りしたのはココ、小名浜オーシャンホテル。

 調べ抜いた末探し出したベリー・グーなホテルである。その理由は・・・

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ツインが42uとむちゃくちゃ広く、そしてこのように全室オーシャンビューなのである。

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素晴らしい景観が広がっています。

 小名浜オーシャンゴルフクラブが併設され、コースがホテルを取り囲むリゾートホテルなのでありました。

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そしてやはり温泉!

 照島温泉という名称がついてる本格温泉がある。そして素晴らしい露天風呂。

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太平洋が一望でき、風光明媚な風景が目の前に展開する。

 オーシャンビューの露天風呂としてはカナリ高得点を与えられる温泉。露天好きのユキチとしては大正解!してやったり!

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料理も、海の幸満載で8品も出てくる。

 また食いすぎた・・・。もうマラソンどころじゃないな〜(苦笑)こんなかんなで、おなかイッパイ食ってとてもマラソン前日とは思えない前夜がすぎていったのでありました。

完走記 ▼実況中継

前日の雪が多少残るいわき陸上競技場に午前7時30分に到着。場内アナウンスによるとスタート時の気温はマイナス1.5℃であるらしい。「ひえ〜・・」    ・・・が、風もなく太陽が照りつけてきたので、体感ではそんなに寒いとは感じないのだが・・・。

ともあれ、ジットしているとスグに身体が冷えてくるので、UP後もからだを動かしながら太陽のあたるところでスタートを待つ。いよいよ約3500名のランナーが競技場の外周のロードに整列を開始した。第1回にもかかわらず、かつ、地方開催のフルマラソンのレースにこれほどの人数が集まるとはすでに大成功だ。天候も、昨日の「雪:気温1〜2℃」から一転して「晴れ」。サンシャインマラソンの名のとおり太陽の光の中を走ることができて大変うれしい。

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陸上競技場内にはマダ雪が残っている。

 いわきというところは太平洋に面しているため温暖で、めったに雪は積もらないそうで非常に珍しいコトなのだそうだ。

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受付会場はスデに大勢のランナーでゴッタ返していた。

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マイナス1.5℃という寒さの中、子供たちのチアグループが選手に声援を送ってくれていた。

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スタート地点は競技場のメインスタンドの外側のロード。ここから約3500人が整列しスタートするのである。

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いざ出陣!いって来ま〜す!

 競技場内でUPを完了しスタートへ向かう。ロングタイツ、半袖というスタイルは初めてであった。

練習レースとはいえ、やはりスタートは緊張する瞬間である。9時ジャスト「ド〜ン!」と号砲が鳴り響き、通算41回目のフルマラソンが始まった。

0〜5K 22:12
 スタートライン右サイドより飛び出す。競技場が丘の上にあるため最初は下りである。約800mで20mほど駆け下る。ボトムから今度は約1kで35mほど登る長い坂だ・・・。

う〜む・・・。

昨日、ついつい食いすぎて「腹」がな〜んかパンパン(朝も結構食ってしまったし・・・)。足が動かず、身体も重く、全然ストライドが伸びない。調子悪〜・・・。

で、長い坂を登りきるとの今度は5kまではず〜と下り。ナント55m強も下ってゆく。体重が重いので、後半足にこないように慎重に、ソフトに駆け下ってゆく。いきなりのUP・DOWNに身体が驚いたが、長い下りロードに助けられて設定タイムを上回るタイムで5kは通過できた。ラッキー!

5K〜10K 23:56
 7kまでさらにズ〜っと下ってゆくのだが、今度は一転登りに。7kから10kまでの3kの間に標高約30mの峠を越えて行く。いや〜、前半はカナリなUP・DOWNが用意されていた。きびし〜!

さらに、寒かったので早くもトイレに行きたくなってしまった。7kからの坂を登りきったところでロードの脇に駆け込み用を足す。ここで早くも40秒のロス。とほほ・・・。

予想に反して、沿道にはたくさんの市民が出て声援を送ってくれている。感謝なのだが、なかなか用を足す場所を物色するのに苦労した(笑)。そんなワケでこの区間は大幅にタイムが遅れる・・・。

10K〜15K 23:02
 11kよりはホボフラット。さらに13k手前で素晴らしく気持ちのよい海沿いのロードに出る。

うお〜っ、これは素晴らしいコースだ!

右手に太平洋を観て、打ち寄せる波の音を聞きながら走ることができる。気持ちの良いコースなのだが、まだ腹に張り感が残り、体が重く相変わらず調子は上がってこない・・・。早く解凍してくれ〜!

15K〜20K 22:40
 15Kスギ、やっと重く硬い感じだった身体が解凍してきた。腹の張りも解消してきて、スピードは出していないが、本来のゆったりとした柔らかい走りができてきた。

16.5k地点の江名港で折り返す。折り返すといっても単なるコーンを折り返すのではなく、漁港の建物の周りを大きく楕円を描きながら旋回して折り返してゆくのである。

ここの応援が素晴らしかった。円周沿いにびっしりと隙間なく漁港の方々が並び、大きな声援を送ってくれる。旋回しながらズ〜ト手を振り応援に答え、大声援を受けた。自然とタイムがあがる区間であった。
うししし・・・。

20K〜25K 23:28   ハーフ通過 1:36:52
 最近ではもっと遅いタイムでハーフ通過!しかし、ペースはここまでキロ4:35と予定範囲内のタイムでの通過である。まあ、3時間15分以内ギリギリの記録がでそうではある。 ・・・で、余裕はというとそんなでもない感じ。 う〜む・・・。情けない・・・。やはりマラソンは練習せんとダメね。

どひゃ〜! 中間点をスギると全面に大きな壁のような坂道が見えてきた。マリンタワーが聳える丘の上の三崎公園まで50m近く登る急坂である。ここがコース最大の難所でありハイライト!ナント、2キロほどの距離で50m上って下るのである。坂に入る前に耐え切れずロード脇に駆け込み2回目のトイレ休憩。40秒のロスタイムをくらった。


折角なので屈伸して再スタートし、カナリな急坂をヨロヨロと上ってゆく。上がりきると丘からは小名浜港の大展望が望め素晴らしい。景色を眺めたら今度は急な坂道を駆け下りる。小名浜魚市場前などを通過し、埠頭を海沿いに進み、水族館のあるアクアふくしまが近づいてくると25kである。このあたりは長野オリンピック記念マラソン並みの凄い応援だ!バラけて周りにランナーがいなかったので大声援を一手に受け気持ちいい〜!

25K〜30K 23:05
 アクアふくしまのあるアクアマリンパークの大観衆の声援ゾーンを抜け、こんどは片側3車線の広い産業道路を西に進む。アクアマリンパークにゴールがあるのだが、ここを通過して西に向かい折り返してゴールするのである。

うえ〜、つまんね〜ロード・・・。ここは広くて単調なロード。しかも臨海工業地帯の殺風景なところだ。足も重くなりややつらくなってくるが、さすがにマダ大丈夫。一定のペースで進んでゆく。このあたりから足にきているランナーが多く、スイスイ追い抜いてゆけるので気持ちは良い。ペースを維持し30kを通過。

30K〜35K 23:58
 30k地点通過するとそこからは約2kも続く上り坂。25mほどを2kで登る緩い坂なのだが流石に結構キツイ。練習レースと位置づけているので30kからしっかり走らないと意味がない。

うっしゃ〜! 気合を入れ直し、ペースは上げないまでも、坂でもリズムを変えずに一定のペースを維持して走るlことに集中する。幸い、このペースではまだ十分に足にバネが残っている。

32kからは今度は緩い下りとなる。34k手前で折り返し、もときたロードを上り返してゆくと35kである。この区間でもまたしてもトイレ休憩を行い30秒のロス。

35K〜40K 23:16
 35kスギで上りは終了し、38kまで緩い下りである。快調に駆け下ってゆく。残り4kはふたたび広い産業道路をアクアマリンパークのゴールへと向かう。気温は8℃近くまで上昇し、風が無いので熱いくらいである。

どやら「スタミナ切れ」はなく、きっちり走りきれそうである。 ほっ・・・。

でも、3回もおしっこに行ってしまったので15分を切るのは無理そうだ。しかし、一応15分切りを目指しスピードをやや上げた。

40K〜ゴール 9:43
 最後の2kは意識的にスピードUP!キロ4:30を切るペースで突き進む。

いよいよゴールが見えてきた。ゴールラインに引き込まれると両サイドは大観衆!観客席まで設置されている。両サイドの大観衆からの大声援を浴びながら約200mほど続くビクトリーロードを進み、


ゴ〜〜〜ル!

とりあえず、ホボ予定のペース内で走りきった。

▼完走記 エピローグ

いわきサンシャインマラソン、素晴らしい大会であった。その一言である。

今回は、練習として追い込んで走らなかったせいもあり、景色を楽しみ、観衆の皆さんに手を振って応えることができ、久しぶりに「フルマラソン」を楽しませてもらった。

「サブスリー」達成のため自分を追い込んで走るのも良いが、このくらいのタイムでのんびり走るのも実に良いもんだ。(最近は本当に「タイム」への拘りが無くなってきた。)

大会関係者、ボランティアの皆さん、応援してくれたいわき市民の皆さん、
    ありがとうございました!

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ゴール後はこのようにフラガールの皆さんからリングをかけてもらえる。

 とりあえず、走りきれてよかった。

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続々とゴールする選手たち・・・

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ゴール後、直進してゆくと記録証を発行してくれるブースへと導かれる。

 非常に分かりやすい運営で気落ちが良い・・・。

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埠頭にて・・・。

 この辺は25k手前のコース脇である。ちょうど最終走者が通過していった。

23

アクアふくしまを望む。水族館のある近代的な建物である。あの建物も回りもコースになっている。

 ふたたび温泉に入るべく、車でホテルに戻り、ゆ〜っくり湯に浸かり帰京したのでありました。

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参加賞のTシャツ。

 かに汁無料券といわき湯元温泉の無料入浴券もついておりました。 −おわり