RUNNING FOREVER 心は永遠にサブスリー 出場レース 結果報告

■2009年 レース結果報告

2.館山若潮マラソン (千葉県) 1月25日(日)
 フルマラソン 記録 3:03:59(NET3:03:56)
                15位/715人中(50歳台の部)

天候 晴れ 強風:西の風5〜6m 気温7.8℃

ラップ&スプリット

 
5K 21:55 (ロス3秒)
10K 22:09 44:04
15K 22:11 1:06:15
20K 22:13 1:28:28 (ハーフ1:33:18)
25K 21:54 1:50:22
30K 21:44 2:12:06
35K 21:33 2:33:39
40K 21:18 2:54:57
42.195K 09:02 3:03:59

map

完走記 ▼プロローグ

2009年に入り、シーズン2戦目のフルマラソン。12月の忘年会、正月、そして新年会の飲み会と生活のリズムが強烈に乱れ、正しい生活、正しい精神、正しいトレーニングがまったくできず、出場を取りやめたい気持ちでいっぱい。サブスリーなどとても狙える状態ではない。ど〜しよう・・・。

決〜めた!練習レースにしよう!ということでサブスリーはアッサリあきらめた。問題はターゲット・タイムをどのくらいに設定するかだ・・・。11月のつくばでは原因不明の大失速。いったいどうしてなのかワカラン。そして今のこの状態。体重は正月の暴飲暴食で69キロにまで増加。その後、なんとか減らしたものの、現在66.5キロ。う〜む・・・。

熟考の末、キロ4:24、5キロ22:00 イーブンで走りきり、ゴールタイム 3:05:40 という設定に決めた。これで後半つぶれるかどうか・・・。つぶれたら本当にスタミナがないコトになる。また後半余裕があるならば、3時間5分は切れるコトだろう。これに決めた!

いずれにしても、3月22日の東京マラソンにつながるレースができればそれでよい。設定タイムが決まると妙に楽な気分になった。やはり「サブスリー」という目標をはずすと非常に気が楽になる。今回は、景色の良いコースだし、楽しんで走ってこよう!何か、レースではなく旅行に行くような気分になってしまった。

しかして大会当日、超早起きして家を出発し、東京駅発6:45のさざなみ1号に乗車、一路館山に向けスタートしたのでありました。

1

朝4時起きし、5時出発。東京発、6:45発のさざなみ1号に乗車する。

 指定席は売切れのため自由席利用となってしまった。早く駅に到着し並んだ。

2

しかし、自由席も満杯にはならず、多少余裕がある。

 やはり前日から館山入りしている人が多いのであろう・・・。

3

館山駅に8:34分到着。南国の香りが漂う駅である。真っ先におりて先頭で改札を通過。会場への最初のバスに乗ることに成功。

 スタートが10時なので会場に着いてから時間がない。ここでバス待ちしているワケにはいかん。

4

会場に近づくと、橋の上の旗が大きくたなびいている。カナリな風だ・・・。

 とほほほ・・・、今日は「風」とも戦わねばならない。(走るのやめて、帰りて〜・・・、と心の中で思った。)

5

会場内に入る。ここの旗も強烈に風にあおられている。しかし、空は快晴で澄み渡っている。

6

会場内はすでにたくさんの人人人・・・。

 受付を済ませて早速UPへ・・。

7

会場外の海辺へ。この海岸線のロードでUPを行う。海辺の大会は景色がよくてすばらしいが、風が出るとね〜・・・。

 風が強いので波も荒い。救いは日差しが暖かいコト。

完走記 ▼実況中継

強風が吹き、波がしぶきをあげる海岸線のロードでJOGをし、アップを行う。いや〜、これは久しぶりの「風」との戦いだ!2kほどJOGするとポカポカしてきた。風は強いのであるが日差しはバッチリ。日差しを浴びると暖かい・・・。風を遮断できる場所で、ポカポカした体をほぐし、入念にストレッチを行った。

スタート10分前、ウエアを脱ぎ、レースウェアとなってスタート地点に向かう。寒ぶ〜・・・。スタートからズット向かい風と戦わねばならないのでビニールをかぶって出発だ。スタートライン最前列より2列目、中央付近に陣取った。と、目の前にゲストランナーの金哲彦氏がいた。

「今日はどのくらいで走るんですか〜?」「4時間くらいでゆっくり・・・」「まともに走ると、どうなんですか〜?」「3時間くらいですよ・・・」 う〜む、やはり金さんは「サブスリーランナー」であることが確認できた。 そんなかんなで 「ド〜ン!」 10時ジャストに号砲。約3000名のランナーが美しく、しかしきびしい若潮マラソンのコースへと旅立っていったのでありました。

0〜5K 21:55 (ロス3秒)Photo1
  2列目からスタートできたので、ほとんどロスなし。スタート直後からマイペースで走り、ドンドン抜かされてゆく。なにしろキロ4:24でよいので急ぐ必要はまったくない。風の強い日は富士山がきれいに見えるそうだが、右手には海の向こうに美しい富士が・・・。う〜む、景色は最高だ。

しかし、2kスギから海からの西風が思い切り正面から来る。ひえ〜・・・!ここから14〜15k地点の洲の崎の半島を回りこむまではズ〜ト「向かい風」との戦いだ!場合によっては5キロ22:30くらいまで落ち込んでもしょうがないか・・・。そう思いながら進んでゆく。

それにしても、「体が重て〜・・・」。さらに「足がカチコチで、ピリピリする・・・。」ど〜なることやら・・・。

5〜10K 22:09
  5kの通過タイムはほぼ予定通り、完全にキロ4:24ONペースにはめるコトができた。いいぞ〜!

5kから10kまでは見事に真正面から強風が襲ってくる。しかし、ビニールをかぶり、日差しが暖かいのでそれほど寒さを感じはしない。6kすぎくらいからやっと体が軽くなり、温まってきたのか体が動くようになってきた。このままイーブンペースでGO!

10〜15K 22:11Photo2
  正面からの風と抗いながらも、マアマアのペース。ホボ予定通りのイーブンペースで進んでゆく。11kスギあたりからゆるやかではあるが、ロードがうねりだす。多少のUP・DOUNを繰り返しながら洲の崎の半島の先端に向かう。

洲の岬へむかう登りが終わると、半島を大きく180度回り込み15k地点。ここで行く手を阻んで抵抗してきた向かい風とはおさらば。ここからは追い風を受け、さらに右手に太平洋眺めながら気落ちよく走れるロードである。

15〜20K 22:13
  大きく曲がりくねりながら、UP・DOUNを繰り返してゆくと、16キロスギからこのコースのハイライト「房総フラワーライン」へと入ってゆく。フラワーライン手前でど〜してもオシッコがしたくなってしまった。やはり寒いからね〜・・・。約30秒のロスを記録。

Photo3さっ、気持ちよく走ろう!このロードは本当に気持ちが良い。いままでUP・DOUNが続いてきたが、ここからは20kまでゆるやかにズーっと下って行く。そしてロードの道端には「菜の花」が咲き乱れている。

気持ち良か〜・・・。このレースは3回目であるが、初めて景色を楽しみながらこのすばらしいロードを走ることができた。快調である。この区間はオシッコのロスを引けば21:43くらい。やはりスピードがあがってしまった。

20〜25K 21:54    ハーフ通過 1:33:18
  ハーフ通過!ホボ予定通り!ナイスタイム!さすがにこのタイムでは超余裕!

いよいよこれから25キロまで徐々に登りが始まる。そしてハーフでは余裕シャクシャクであったが、どうなるであろうか。期待と不安を胸にペースを維持しながら、緩やかなUP・DOUNを繰り返しなが徐々に登ってゆく。良いタイムで25キロを通過できた。

25〜30K 21:44
  25k手前で、左に進路を取るとまた向かい風の領域に突入。そして30kまでの5kはこのコース1番のUP・DOUNを繰り返しながら30k付近の峠に向け登ってゆく。一番足をつかってしまうロードだ。

登りでのコツは「リズム」を変えないコト。私の場合、典型的なロングストライド走法なのであるが、キツイ登りはピッチに変えて、同じリズムで登る。非常に調子が良い。回りのランナーがペースダウンするのを尻目に快調にペースを維持し進んでゆく。

このあたりから、ガンガンと周りのランナーを追い抜いてゆくコトは始まった。ひさしぶりの感覚である。気持ちイ〜!

30〜35K 21:33Photo4
  30k地点の峠を越えると今度は強烈な下り。約2kで標高40mを駆け下るのだ。過去2回は、ここでもう目一杯という感じだったが、今回はマダマダ余裕。足のバネも十分なのでスイスイと下って行った。

33kで山の中から海岸線へ復帰。追い風の中、館山のゴールへ向けあと9kである。しかし、海が美しい・・・。今度は左手に海を見ながら走る。心配されていた「ガクッ」とくることもなく快調そのもの。自然にペースが上がった。フフフフッ・・・、これは3時間5分は確実に切れそうである・・・。

35〜40K 21:18
  35kスギて、さらに自然とスピードが上がる。マダ足にも十分バネを感じる。このペースでの「スタイナ切れ」はないようである。「ホッ」とすると同時に「自信」もよみがえってきた。ガンガン、ペースダウンしたランナーをパスしてゆく。最後にスピードがあがってゆくというのはホント気持ちの良いものである。

40K〜ゴール 09:02Photo5
  残り1k、館山市街に入り、コンドミニアムの立ち並ぶロードを快調に走る。これは3分台が出るかも・・・。





Photo6残り約500m地点のゴールの市民運動場へと続く最後の橋を渡る。相変わらず強い西風が吹いている。3分台を目指し、最後の「力走」状態に入る。





Photo7いよいよロードを左に折れ運動場内へ。うわ〜っ、最後の約100mはもろに逆風だ〜!でも、これは3分台いけるゾ!





Photo8とりゃ〜っ!ラストスパート炸裂!









ゴ〜〜ル! やった!ギリギリ3分台!久々の余裕のゴールでありました。

完走記 ▼エピローグ

安堵し、自信回復できたゾ!  今回はその一言である。

ど〜なるコトか・・・。そういう思いでスタートを切ったレースであったが、このペースではかなり楽に走りきることができました。「スタミナと足は保持できているのだ!」それを確認でき、レース後安堵感が漂いました・・・。

つくばマラソンの原因不明の失速から、自信を失い、不安を持ってしまいましたが、それらから決別ができたレースとするコトができました。次の東京マラソンでは確実に「サブスリー」で走りきれるように、この後は「正しい生活」「正しい精神」を持って、「正しいトレーニング」を行っていこうと思います。(もう、飲み会も続かないしね・・・)

1

ゴール後記念撮影。タイムはともかく、目標どおりしっかり走りきるコトができ満足であった。

 大会記録速報によれば50歳代の部で15位であった。入賞の8位の記録は3:00:10。通常は2時間57分台なので風の影響でタイムが出ていないようようだった。

2

速攻で会場を後にする。

 近くのホテルで温泉に入るのである。早く行くほど空いているってか・・・。

3

館山温泉の湧き出る「露天風呂」。いいでしょ〜!ツルツルになります。

 ランナーのために本日は特別に500円入浴できるのです。

4

入浴後、海岸線に続く浜辺を駅へ向けゆっくり歩いてゆく。

 ご褒美のビール。42.195kを走りきった後のキリンラガーはおいしかった。

5

帰りも、さざなみ号。「指定席あります?」「あ〜、あと一席ありますよ!」運よく指定席がとれた。

 東京にむかう館山駅のホームにはたくさんの人。指定が取れてよかった。駅で弁当を買い、さらにビールを買い乗車したのでありました。

6

東京駅に帰還し、そそくさと丸の内線に構内を急いでいると長〜い行列ができている。「何ナンダ・・・」。行列を見るとワクワクするし、並んでも買いたくなる性分。思わず販売所を覗いてみる。「東京カンパネラ」聞いたことのない、初めて聞く名前だ。

 お〜っ、これはクッキーか?しかし、隣の東京お土産の定番NO.1の「東京ばなな」より人気のスイーツがあったのか・・・。もうこれは買わずにはおれん!約15m続く行列に思わず並んでしまいました・・・。

7

家に帰り開けてみる。パッケージはターコイズブルー。しかも上品な・・・。 まるで洋菓子のティファニーといった感じ。箱を開けるとブラウンが使ってあり、スバラシイ配色。で非常に高級感がある。これはカナリこだわって作ってある。一個100円。この箱は14個入りです。

 調べてみると、株式会社アイルさんが、2007年3月に発売したとのこと。今まさに旬を迎え、東京ばななを打ち破り、東京スイーツお土産NO.1の人気を博するようになったようである。しかして、そのお味は・・・。

8

ほほ〜っ・・・、どこかで食べたような・・・。そう、北海道お土産スイーツの石屋製菓の「白い恋人」に似ている。しかし、こちらのほうが遥かに上回るかも・・・。これは、白い恋人と同様、ラング・ド・シャ(仏語でネコの舌の意)なのだ。ラング・ド・シャというのは、クッキーの一種なのだが、ネコの舌のような形状で細長く棒状に焼き上げたものである。

 白い恋人は、ラング・ド・シャでチョロレートやホワイトチョコレートをはさんだもの。それに対し東京カンパネラは、フランス産の高級ココアとハイカカオを使ったうす形のラング・ド・シャで風味豊かな点付けチョコレートの柱をはさんでいます。しかも3層で・・・。

 最初は、さっくり超軽い感じ。サクサクッ!しかし次の瞬間口のナカで溶けるよう・・・。う〜ん、しっとり濃厚〜・・・。こりゃ〜うまい!バカ売れしているワケだ!あっという間になくなってしまった。お〜い、俺まだ2枚しか食べてないよ〜ん・・・。