コース上からは桃の花の咲くロードの向こうに、雪をかぶった美しい北アルプスの山並みが見える。
天候 快晴 気温15.8〜22.4℃
▼ラップ&スプリット
5K | 21:47 | (ロス33秒) | |
10K | 20:58 | 42:45 | |
15K | 21:12 | 1:03:57 | |
20K | 21:18 | 1:25:15 | (ハーフ 1:29:49) |
25K | 21:00 | 1:46:15 | |
30K | 21:35 | 2:07:50 | |
35K | 23:02 | 2:30:52 | |
40K | 24:26 | 2:55:18 | |
42.195K | 11:04 | 3:06:22 |
▼コースマップ
▼完走記
長野でなんとしてもサブスリー! まさにこの一言である。
2008年のシーズン(08.4〜09.3)はすでに終了している。このレースは早くも2009年のシーズン第1戦目のフルマラソンという位置づけである。
2008年のシーズンはフルマラソンに3戦出場した。第1戦:つくばマラソン 3:07:48 第2戦:館山若潮マラソン 3:03:39 第3戦:東京マラソン 3:04:23 。 いずれも「サブスリー」を達成することはできなかった・・・。くやし〜!
そして、長野・・・である。 通常、4月は暑いので記録を狙うランニングはOFFにし、ウルトラマラソン等に移行するのであるが、東京マラソンが当たってしまったので、人気NO.1の東京と人気NO.2の長野を連続して走りたい!という欲望に駆られ申し込んでしまったのである。
この大会は2度目の出場である。前回は実に10年前の第1回大会であった。自身絶頂期で、2時間40分ギリを真剣に狙っていたときである。そのときは不運にもスタートからゴールまでズ〜ット逆風を喰らい、記録達成はなりませんでしたが・・・。
さあっ!はたして長野で「サブスリー」なるでしょうか!期待と不安を胸に池袋から高速バスに乗りこんだのでありました。
長野でなにがなんでもサブスリー! まさに最後の意地。気迫のレースが始まる・・・。
▼完走記 プロローグ(大会前日)
池袋東口に西武高速バスの乗り場がある。ここから長野ゆきも出ている。 |
10:30分発の便に乗車した。長野駅前着14:10分、約3時間半のバスの旅である。 |
定刻よりやや遅れて長野駅前に到着! |
大会受付会場へのシャトルバスは反対側から出ているというので、駅構内を横断してゆく。 |
構内では長野マラソンのイベントが市民参加で盛大に行われていた。この大会がこの街に深く浸透していることが実感できる。 |
おおっ、あったあった!シャトルバスの乗り場の案内が・・・。 |
これは渋いバスを使用している。シャトルバスならぬ使用済みバスという感じ・・・。 |
しかも有料・・・。 |
約10分で受付会場である「ビック・ハット」へ到着。ここはアイス・ホッケーの会場であったところ。 |
五輪旗が実に印象的である・・・。 |
早速受付を行う。スタッフのジャンパーの色は「若草色」っていうんですかね〜、ストロングカラーのグリーンです。 |
東京マラソンと同様、受付出口で参加賞のTシャツを配ってくれます。 |
会場内で、どらんくと〜ちゃん率いる「どらんくランニング隊」と合流し記念撮影。おやじの修学旅行開始〜! |
ホテルにチャックイン後、全員で善光寺まで行くことに。 |
善光寺への入り口である大門の交差点には美しい枝垂桜が咲いておりました。 |
大門から善光寺仲見世通りへ向かう。ここが仲見世通りの入り口。 |
山門へ続く仲見世通りは大変賑わっておりました。 |
善光寺山門。 |
善光寺本堂。本堂の前に善の綱が繋がった「大回向柱(だいえこうはしら)」が立っている。 |
天を突く大回向柱(だいえこうはしら)。 |
ほーれ、このように群がって柱に触っております。 |
っと・・・。にわかに参拝客たちが参道の両サイドに分かれて整列を始めました。ナンダあ〜??? |
このように前列2列目までの人が数珠で頭を触ってもらえる。触ってもらったゾ〜! |
完走記 ▼実況中継(大会当日)
当日はホテルからタクシーに分乗し、スタート会場がある長野運動公園に向かった。ここにはアクアウイングがある。
当日は7時にタクシーをホテルに呼んで皆で分乗して会場に向かった。楽チンである。 |
ここにはアクアウイングがある。 |
この会場にも見事な枝垂桜が咲いていた・・・。 |
ウオーミング・アップ会場は野球場などが割り当てられ非常にやりやすい。 |
手荷物預かりもこのように指定された台車に放り込むだけ。簡単である。 |
さあっ!ガンバリましょうネ!健闘を誓い合い、各自スタートラインへ向かったのでありました。 |
約15分前にスタート位置に付く。長野市はおおむね標高350mの位置にあるのだが、今日は気温が高い。日差しが強く、首筋がジリジリ焼けるようだ・・・。帽子をかぶっている人が多いが、自分は帽子が嫌いなのでなし。暑くなりそうだな〜・・・っ と思っているうちに8:30分 「ド〜ン」 と号砲!
▼ 0〜5K 21:47 (ロス35秒)
東京マラソン同様、スタートラインまではゆ〜くり進行。NHKのTVカメラに向かって手を振りながらのスタートである。走路は比較的広いのだが、やはりすごい人数が走っているので約1kくらいいって始めて自分のペースで走れるようになった。
人ごみの中から抜け出すと風がことのほか涼しい!さすが長野である。日差しが強く暑いけど、風は涼しく「気持ちイイ!」なんとかいけそうである。1.5kスギよりなだらかの下りとなり、リズムにのっては走ることができた。5kはホボ予定通りの通過。
▼ 5〜10K 20:58
5kからは、6kのこのコース最高地点の善光寺大門交差点まで高度約25mの登り。昨日ここを通り善光寺へお参りしたので知ったルートである。大門交差点を左折するとこのコースのハイライト。長野市中央通りを善光寺をバックに駅前までなだらかに下ってゆく。沿道からのたくさんの応援を受け、気持ちよく走れるところである。
駅前まで快調に下り、長野駅前を大きく右にカーブ!とそこに「早川諭吉 ガンバレ」のプラカードが目に飛び込んできた!おおっ! ナント松本在住の大学時代の親友の萩原氏が家族全員を引き連れて応援に駆けつけてくれていたのである。感謝!さらに元気をもらい、快調に走る。この区間も予定通りのタイムで余裕を持って通過できた。
▼ 10〜15K 21:12
ここは一路東に向かう。地理的に言えば犀川と千曲川の合流地点に向かってまっすぐ東に向かう感じである。一時犀川の堤防に出て、橋のたもとで再び一般道にもどると15kである。
ここもなだらかな下り基調で走りやすい。なるべく、なるべ〜く足を使わないように走る。ちょっと落としスギたかも・・・。ここで先行すると〜ちゃんを発見!ピタリ後方20mにつけた。
▼ 15〜20K 21:18
15kよりまっすぐエムウエーブに向かって北上し、折り返してこのロードを戻ってくる。折り返して来るランナーとすれ違う。早くもTOPランナーたちは行ってしまったようで見ることもできなかった。
エムウエーブの敷地内に入る。お〜っ!ロードの両側から大声援がふりかかる。本当にこの大会の応援は熱がこもっており素晴らしい。応援に励まされながらぐるりと一周する。
ロードに戻り、五輪大橋に向け走ってゆく。30mくらい先をと〜ちゃんが走っている。アラッ?立ち止まったゾ!フクラハギあたりを気にしている。5mまで接近したところでレースに復帰。そのままと〜ちゃんのスグ後ろを走る。
19k付近でと〜ちゃんが再びストップ!ど〜やらフクラハギが攣っているようだ。快調なペースでここまで来たのにナ〜・・・。と〜ちゃんの背中をタッチし、「ガンバッ!」と声をかけてパスしてゆく。すると20kの五輪大橋に到達。この区間もペースはやや落ち気味であった。
▼ 20〜25K 21:00 ハーフ通過 1:29:49
20kを通過し、五輪大橋を走っていると後方にタダならぬ気配が・・・。ドドドドッ・・・!あららッ!大集団が追い越してゆこうとする。こっ、これは?そうサブスリーのペースメーカー率いる大集団であった。約30名くらいいるだろうか。ここは流石にピタリと集団の中間位置に付く。しかし、この位置で吸収されるとはチト早すぎるのう・・・。
五輪大橋を渡りきるとスグにハーフ地点。うひょ〜っ!東京マラソン同様、すさまじくサブスリーギリギリのタイムでの通過である。またしても後半落ち込むコトは絶対に許されない展開となった。まだ十分に余裕はあるが暑さが心配だ。ダンダン暑さが増してきている。暑さには弱いからネ・・・。
橋を渡ると平坦な広いロードが続く。約3k、大集団にもまれながら直進し折り返すと25K。ホワイトリング前である。この5Kはペースメーカーに引っ張ってもらい予定通りのタイムで通過。
▼ 25〜30K 21:35
ホワイトリングを通過し2kほど進むと千曲川に出る。更科橋を渡り、千曲川右岸の堤防道路を長野インターの入り口に向かい進んでゆく。堤防道路沿いの土手には菜の花は咲きみだれている。涼しかった風も遂にあたたく感じられるようになりシンドイ・・・。
大集団に中で粘っているのだが、人数が多いため、給水のエイドのたびに縦長に大きくバラケてしまう。集団の中盤に位置しているので水を取ると先頭から大きく離され、その都度スピードを上げて追いつくという繰り返しである。けっこう足が重くなってきた・・・。
29.4キロの給水でそれは起きた。松代大橋をパスするとスグの給水ポイントなのであるが、ここでかなり遅れを取った。うおりゃ〜っ!ナントカ追いつこうとする。が追いつけない・・・!逆に離されてゆく・・・。その状態のまま長野インターの入り口前を通過し30k地点。ピ〜ンチ・・・。
▼ 30〜35K 23:02
30kからは高速道路沿いに南下してゆくのであるが、悪いことに、ここにはふたこぶラクダのようなアップ・ダウンがある。ここで遂に「サブスリー」の夢は終わった・・・。追いつくどころかさらに集団から引き離されてゆく。先頭のペースメーカーがダンダン小さくなってゆき「サブスリーへの執念」がここに崩れ落ちたのである。
30kであえなく撃沈!失意のためさらに大幅なペースダウン。もう暑さに朦朧となりスピードがあがらない。ここで素晴らしい応援をいただいた!32kスギの土手の上であのシドニーの金メダリスト、Qちゃんこと「高橋尚子」しゃんがひとり応援してくれているではないか!「がんばってくださ〜い!」という尚子しゃんとハイタッチ。その後、ナントカヨロヨロと走り続ける。
▼ 35〜40K 24:26
千曲川に架かる岩野橋を渡ると35k。ここから堤防道路を行くが、左前方にゴール地点である長野オリンピックスタジアムが視界に入る。この土手上にも多くの長野市民の方がでていて大声援をいただく。今回はレナウンのユニフォームで走っているのだが、「レナウン!がんばれ〜!」という声援をたくさんいただいた。すこしは会社のお役にたったかしらん・・・。
「早くゴールして〜!」その一心で進んでゆく。暑い!さらにペースは落ちていった。もう完全に死んでいる・・・。
▼ 40K〜ゴール 11:04
長野オリンピックスタジアムへと続く広い直線道路へでると40k。ここからはまた沿道からものすごい応援をいただける。もうヘロヘロだが、応援に後押しされゴールを目指す。
スタジアムへの導入路手前で、また萩原一家の応援隊が待機していてくれ、最後の大声援をいただいた。あとから聞いたら、ご家族4人とじいちゃん、実の妹さんまで駆けつけてくれていたという。誠にありがたい応援であった。
スタジアム内に入り、フカフカの走路をゴールへ向け最後のがんばり。ゴ〜〜ル! やっと終わった・・・。
長野の応援は本当に素晴らしい!また走りたい! これが長野マラソンの感想である。
またしても「サブスリー」は夢と散ったが、沿道から心から熱心な応援していただいた長野市民の皆さんには本当に感謝です!東京マラソンに次ぐ人気の長野マラソン。やはり素晴らしい大会でした。来年からもしかしたら「抽選」になってしまうかもしれないけど、来年も是非もう一度このコースを走りたいものです。今度はサブスリーでネ!
▼完走記 エピローグ
いや〜っ、今回もまたダメでした。また懲りずに秋に「サブスリー」に挑みますよ! |
レース後はゴール会場の芝生の上で「ビール!ビール!ビール!」 |