RUNNING FOREVER 心は永遠にサブスリー 出場レース 結果報告

■2009年 レース結果報告

9.いわて銀河100kチャレンジマラソン (岩手県) 2009年6月14日(日)
完走記 ▼実況中継(当日)
いわて銀河100kチャレンジマラソン 後編(50K〜100K) コースMAP

地図

高低図

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ふたたび豊沢川を渡る。

 この上流が源流部であり豊沢湖に注ぎ込むのである。

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豊沢湖を行き過ぎると分岐が・・・。

 右にゆけば峰越峠を越えて雫石。コースは直進し、小倉山(もしかしたらこの山が別名「なめとこ山」かも・・・)を越えてゆく。

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 コース最高点へ向け、標高差約300mを登るロードが始まった。

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暑いし、長いし、直線だし・・・。延々と続く登りロード。

 キビシか〜・・・。

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いよいよ登り詰めてゆくと、トンネルが・・・。

 マズは中山1号トンネルに突入!これは短い・・・。

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出るとまたしても彼方にトンネル。

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天空なめとこ山とはこの辺のことを言うのであろうか・・・。のっぺりとおおらかな山の中を進んでいるコトが実感できる。

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中山2号トンネルの入り口が55k地点であった。

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お〜・・・、これは長い。トンネルの中はひ〜んやり・・・。寒いくらいである。

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出るとさらに3つ目のトンネル!これは小倉山トンネル。

 全長1760mの長〜いトンネルであった。暗闇の中、コツコツと進んだ。

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1.8キロにわたる長いトンネルを抜けると、57.5kのエイドが見えてきた!

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ここがコース最高点、標高約550mである。スタート地点からすると高度約450m強稼いだことになる。

 Vサインを出すも、指が開いておラン!結構疲れてきている。

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ここから先は豪快な下りロードが始まる。

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ホレ!このとおり・・・。

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やがて道幅は狭くなり、清流沿いに駆け下る。

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すると60k地点!この10kは1:17:03.

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下りロードをホボ降りきったところから、峠を振り返る・・・。

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深い森の中のロードを進む・・・。

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 このあたりになると、周囲にはあまりランナーはいない。

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いよいよ里が近くなってきたようだ・・・。

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横川を渡り、沢内地区に入ってゆく。

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ひとまず山から下りてきた・・・。

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県道1号線に出るとズグに65k地点。50kの部のコースと合流する。

 もうすぐ66.5kのエイドである。暑いので早く着替えたい一心で走る。

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このロードは別名「みちのく秘湯ルート」というらしい。本当にこのコースは岩手の秘湯や有名温泉をつなぐロードである。

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エイド直前の走り。「早く着きて〜っ!」の思いのみ・・・。

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遂に到着!66.5kのエイド。

 ここで着替えを含め、大休止である。

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着替えはこのようにバーに吊るされて確保されている。

 な〜んかゴミ袋がイッパイぶら下がっている感じ・・・。おもしろい光景だ。

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着替え完了!残り約35k。がんばるゾ!

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しばし、県道1号線を北上してゆく。盛岡まで50k・・・。

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のどかな風景である。広いロードだがあまり車は走ってこない

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70k到達!7:49:43で通過。この10kは大休止を入れて1:26:06.一定のペースで着実に進んでいる。

 時刻は午前11時50分。いよいよ暑くなってくる。

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左手の水田の向こうに雪渓を残す山が・・・。ここは日本屈指の豪雪地帯と聞く。左奥が薬師岳(1218m)右奥が和賀岳(1440m)と思われる。のどかだ・・・。

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和賀岳の麓には沢内銀河高原リゾートがある。リゾート内に入り、ホテル(森の風別館)、ビール工場の前を走り通りぬける。ビールが無料で飲めるかと思ったがその気配すらなかった(笑)

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 リゾート内を抜けて折り返し、リゾート脇の気持ちの良いロードを走る。この70〜75の区間はず〜とゆるい登り。実はこの区間、非常にバテテしまい初めて歩いてしまった。

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75k到達!70kから急にバテが来て本当にしんどい。「300歩あるいて5分走る」を繰り返しながら進んでいる。この5kは遂に40分以上かかる。

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コース沿いには綺麗なお花畑が点在する。癒されマス・・・。

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晴れ渡る空には、雲がポッカリ浮かんでいる。景色ののどかさに同調して、ゆ〜くり進んでゆく。暑いが風は涼しい・・・。周りにランナーは見えない。

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またまた森の中のロードに入ってゆく。

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80K到達!この10kは1:20:55かかった。歩きと走りのミックスでなんとかこなした。だいぶ休めたので体力が回復してきたゾ!

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80kからは下りが始まった。よ〜し!久しぶりにスピードを上げ走る!後ろに小さく見える車両は、ロード沿いに置いてある大型ポリバケツへ水を入れる給水車である。暑いのでフル稼働だ!

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素晴らしい杉林の中を走ってゆく。

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85k到達!この5kは32:17.結構飛ばしたんだが???・・・。

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 おおっ!湖だ!鶯宿ダム到着。もうすこしで山間部を抜けそうである。

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86.3kのエイド。エイドのだびに水を頭から豪快にかぶり、ガブ飲みしている。もう全身びしょぬれ・・・。でもスグに乾いてしまうケド・・・。

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まだ続くのどかな山間部・・・。

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すると・・・、ほほ〜っ、こんなところに私設エイドが・・・。

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コーラと自家製の「きりせんしょ」が置いてある。うまそ〜!

 いただきま〜す!女性お二人でやっておられる。今年で出店3年目だそうで、このきりせんしょが名物になりつつあるそうデス。ありがとうございました!

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いよいよ山間部を抜けた!ゼッケンの色が赤のランナーは50kの部の方です。Vサインを出していますね!

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来た〜っ!90k。この10kは1:12:57でクリアー。この橋をわたったところが鶯宿温泉。あと10K!

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90.7kのエイド。けんじワールドの入り口の前にある。

 思い切り水をかけてもらい、冷たさに「ひ〜っ・・・!」となっております。

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さあっ、頑張りましょう!

 エイドを出発し広いロードを盛岡方面へ走る。この黄色いウエアーの女性とは抜きつ、抜かれつでゴールまで一緒でした・・・。

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雫石!ついに標識にそのナが出てきました。

 左折し、県道46号を雫石に向け進みます!

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するとやっと見えた! 前方の山に向こうに岩手のシンボル「岩手山」。

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ここからがまた苦しい・・・。最後の試練というか、このような峠越えの登り坂が待ち構えている。

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おりゃ〜!

 頑張ってのぼってゆくと峠の向こうに青空が・・・。

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峠を越えると本格的に岩手山が見えてきた・・・。

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95k到達!あと5kだ〜っ!

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ここで46号線とはお別れ。右折して雫石市街へと進む・・・。

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午後3時をスギ、太陽の光も少し弱まってきた感じ・・・。

 もう田んぼの中の一本道を、ただひたすらにゴールを目指し走るのみ!

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95.8kの最後のエイド。ここでは走ってくるランナーの名前をマイクで呼んで励ましてくれた。

 「ゼッケン1360、埼玉の早川さん、ガンバレ〜!」パチパチパチ!ってな感じ。元気でますワ、ホント。感謝です。

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最後にコーラをガッツリいただいてエイドを後にしました。

 これは「さんさ祭り」の衣装なんでしょかネ?

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さらにロードはま〜すぐ伸びてゆく・・・。

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カウントダウン開始!残り3k!

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逆光に輝く雫石川を渡る・・・。

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残り2k!

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 もう少し。最後の力走である。

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本当に最後の試練・・・。

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遂にあと1K!

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ゴール会場の雫石総合運動公園が視界に入る!

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ゴール手前約300mで地元雫石町の皆さんが「さんさ踊り」で最後の応援をしてくれていた。

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 見えた〜っ!100mほど先にゴール・・・。

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フィニュッシュ!やたっ〜!

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ゴール後、完走記録証とメダルをいただきました!先にゴールしていた中田クンが待っていてくれ、いろいろお世話になった。

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ゴール後、着替えて飲食物の販売ブースに行く。

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販売ブースの前にはテーブルが並んでいます。もう多くの完走を果たされたランナーの皆さんがくつろいでいます。

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中でも人気なのが「ほたて」。行列ができています。(ナゼ、岩手の山の中で「ほたて」なのかワカンが・・・。)

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実は、2000円分の食事券がついている。

 生ビール1杯、ほたて、焼肉をいただいた。テーブルの人ごみは嫌なので芝生の広場に持ち込んだ。飲み食いしなから中村さんの到着を待つ・・・。

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程なく中村さんがゴール。三名とも全員無事に完走を果たした。

 中田クンはこの厳しいコースでも10時間5分台でゴール。もう少しでサブテンだったが見事のヒトコト。中村さんは12時間44分台の自己新でゴール。
めでたし、めでたし!

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3人で乾杯後、中村さんと一緒にタクシーを呼び急ぎ雫石駅へ向かう。中田さんはそのまま東京にお帰りになった。

 17:40分発の「こまち」に乗らねば今後の温泉の旅の計画がおじゃんになる。到着してまもなく「こまち」が入ってきた。ふい〜っ、間に合った!

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田沢湖駅で下車。すかさず駅前から18:40分発のバスに乗り込み本日の宿、秋田駒ケ岳の山麓:田沢湖高原にある水沢温泉郷の元湯:水沢山荘さんに到着した。午後7時である。

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マズは一風呂浴び、遅い夕食をいただいた。

 多彩な献立であったが、疲れハテていてあまり食べられなかった。食後は気絶するように眠りに落ちた。ここに長い、長〜い1日が終わったのである。

 



【エピローグ(大会翌日)につづく...】

 

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