RUNNING FOREVER 心は永遠にサブスリー 出場レース 結果報告

■2008年 レース結果報告

7.四万十川ウルトラマラソン 100K(高知県) 2008年10月19日(日)

完走記 ▼実況中継(当日)

四万十川ウルトラマラソン 100K 後編(62.2K〜100K)コースMAP

map_c.gif(45939 byte)

1

約25分、しっかり休憩。胃痛であまり食べられなかったが、とりあえず元気に再出発だ。

2

レストステーション出口。

 あとゴールまで38k。休憩を終えたランナーたちだが足取りは重い・・・。

3

も〜暑い、暑い!各エイドごとに、このように冷たい氷水をかけてもらう。

 あのポリバケツの中には大きな氷が入っている。物凄く冷たい水を思い切り2杯頭からかけていただく。ひ〜っ、ひっ、気持ちイイ〜・・・。

4

その後はもうどっかりとイスにすわり、冷たい水をガブ飲みし休憩しながら進む。

 もうスポーツドリンクは一切身体が受け付けない。体力維持のため、みかんの甘い缶詰を口にするが、これさえ胃に入ると刺すような痛みが走る。何も食えない。もうギブUP寸前である。

5

ノロノロと進み、69.2kのエイドを過ぎるといよいよ後半のハイライト、岩間の沈下橋が近づいてきた。

6

河原へ下ってゆくと、岩間の沈下橋が見えてきた!このコースで2回目、そして最後の沈下橋の渡橋である。

←画像の上にマウスを置くと画像が切り替わります。

7

さっ、岩間の沈下橋の始まり〜!ここは渡るのみ。折り返しはなしである。

8

お〜・・・、またしても至福の風が吹き渡っている・・・。

 疲れた身体がよろこんでいる。橋のうえは「極楽」であった。

9

まさに沈下橋を走るというのは、このコース最大のハイライトである。

10

残念ながらもう渡りきってしまう・・・。ハイライトがちょっと短スギ?

11

岩間の沈下橋、河原に降りて撮影してみました。(周りの人、ビックリしてました。)

12

対岸に渡り少し走ると70k地点。休憩を除きこの10kは約1時間8分ほど要した。

13

70kスギ、茅生大橋を渡りふたたび左岸にもどる。

 右岸、左岸を行ったりきたりの四万十川の旅である。

14

橋の上から四万十川上流方面を望む。これは美しい!川に雲がクッキリと映し出されているではないか・・・。

15

71.5kエイド。第3関門がある。

 も〜、苦しい・・・。食べられていないのでエネルギーがなくなってきた感じだ。

16

国道441号線を四万十市へと進んで行く。

 あとまだ30k近くあると思うと心が重い・・・。遂にこの先から歩き出してしまった。もう腹に力が入らズ、歩きたくてしょうがない。走るのが辛い。足はマッタクOKなのだが完全にバテテ、スタミナ切れの状態である。ヤバイ!

17

もう冷たい氷水をかぶり、冷たい水をガブ飲みしながら、ジリジリと前進するしかない。

 こうなると2.5kごとにエイドがあるのは本当に助かる。(休んでバカリになるケド・・・)

18

苦しい苦しい展開である。午後2時になり、太陽が真上から照りつけ気温的にも最高値か・・・。腹には力がなくもう走る気力がまったく起きない。

 300歩ゆっくり歩き、根性で10分走る。この繰り返しで進んでいる。なんてこった・・・。

19

助かった〜・・・。日陰に入ると本当にうれしい。

20

79.8kエイド。第5関門である。もうゴールは間違いないが、いったいどのくらいかかるのか・・・。

21

80k地点到達!この10kはナント約1時間21分もかかった。

 もう5kに40分以上かかりだす。これは12時間以上、いや12時間半くらいかかるかもしれない。

22

81kスギ、こっ、これは!とても大規模なエイドが見えてきた。

 マズは冷たいタオルを渡してくれる。ありがたや、ありがたや・・・。

23

うわ〜っ、いろんな食べ物が置いてある。

 柿、みかん、赤飯、団子、寿司、さしみ・・・。凄い!でも食えない・・・。残念すぎる・・・。すると中程に信じられない光景が!

24

ナントッ!生ビールのサーバーがあり、おいしそうな生ビールがふるまわれているではないか!

 もうやけくそ。ここからなら全部歩いてもゴールができるってことで1杯いただくことに。

25

プハ〜ッ!これは旨スギッ!不思議なことに全然胃に沁みることはないゾ!

 もう一杯くださ〜い!早くも2杯めに突入である。

26

突如、食欲も出た。それはコノ四万十川名物の「川海老の唐揚」があったから。これをツマミに生ビールを2杯いただいたのでした。

 聞けば、ここは私設エイド。すべて無償で飲み物、食べ物をふるまっているのだという。これは間違いなく日本一のエイドステーションだ!ごちそう様でした。ありがとうございます!

27

生ビールを飲んで腹が生き返ってきた。

 次のエイドから多少食べられるようになり、15時をスギ気温も下がりもう水のガブ飲みも一段落。右手に美しい四万十の流れを見ながら、コツコツと歩きと走りのミックスで進んでゆく。

28

このあたりからは、もうホトンドのランナーが歩いている。

 でももう残り約15kくらい。ゴールは射程に入っている。足が壊れなければ完走は確実のポジションである。

29

相変わらず、右手には悠々と流れる四万十川。海が近づきてきて川幅もかなり広くなってきた。

30

85kスギからだいぶ走れるようになってきた。腹にも力が入るようになり気力も回復。気合の走りで進んでゆく。四万十川を眺める余裕もでてきた。

31

90k地点到達!この10kも実に約1時間21分もかかる。

 しか〜し、85kから復活し走れている。12時間以内でナントしてもゴールしてやる。レベルは低いが、最終目標が定まった。

32

写真を取る気力はもうない。モクモクと走り94.2k地点の第6関門に。

 もう歩くことなく走り続け、キロ7分の走りまで回復してきた。まさに生ビールさまさまであった。

33

四万十市、佐田の集落の入ってゆくと、またおじいちゃん、おばあちゃんたちの熱烈な応援が待っていた。凄い拍手で迎えてくれる。

 さらに大きな元気をもらう。ありがとうございました!

34

国道441号と別れ、県道340の四万十川沿いのロードでゴールへ向かう。

 徹底的に四万十川とともに歩むロードを走る。これが四万十川ウルトラマラソンの魅力である。

35

95k地点到達!この5kは36分台に回復。

 もうスグ時刻は午後5時。そしてあと5k。最後の気力を振り絞り走り続ける。

36

四万十川に日が沈んでゆく・・・。美しい・・・。

37

空が夕日で染まってゆく中、ひたすらゴールを目指す。

 なんとか日が暮れる前にゴールするのだ・・・。

38

ゴールへと続く道を照らす照明灯に、すでに灯が入った。

39

夕日に赤く輝く四万十川。長い1日が終わろうとしている・・・。

40

残り2k。ここで左に折れ、四万十川とはお別れである。

 名残惜しいがもうすぐ至福のゴールが待っている。苦しんだ分だけ大きな感動をもらえる「至福のゴール」が・・・。

41

残り1k。最後の峠越え。最後の試練である。

42

峠の上では最後の応援が。旅館にはこの様な横断幕が掲げてあった。

 峠の路上の皆さんからの拍手の応援が、身体をゴールへと後押ししてくれる。

43

遂にゴール会場の県立中村中学高校の構内へ入ってゆく。

 あとゴールまで数百メートルである。もう少し・・・。

44

ゴ〜〜〜ル!

45

長い、長〜い1日がこの瞬間終わった・・・。

46

11時間48分32秒。夕闇迫る午後5時18分、戦いは幕を閉じたのであった。

47

ゴール後、粋なサービスがあった。

 アイシングのサービスです。熱を持った膝にとても効きました。

48

そして完走メダル。中村中学、高校の生徒たちがゴール後心をこめて渡してくれた。

49

日が沈む中、早々にゴール会場を後にした。あと2時間、ここでは感動のゴールシーンが繰り返される・・・。

続きはエピローグ(大会翌日)をご覧ください...

2008年レース結果報告四万十川ウルトラマラソントップページ実況中継(当日後編)[▲最初に戻る]