RUNNING FOREVER 心は永遠にサブスリー 出場レース 結果報告

8.手賀沼エコマラソン (千葉県) 10月28日(日)

   ハーフマラソン 記録 1:24:49(推定)     

天候 快晴 気温24.6℃

ラップ&スプリット

5K 19:37
10K 20:22 39:59
15K 20:18 1:00:17
20K 20:18 1:20:35
21.0975K 4:14 1:24:49

コースマップ

 完 走 記

プロローグ

 19回目のハーフマラソン出場である。手賀沼は1997年に走って以来10年ぶり3回目の出場だ。昔とコースは変わってしまったが、この大会は鮮明な思い出がある。96年度のこの大会で始めてハーフで1時間20分を切ったのである。記録は1:19:35秒。嬉しかった。最後の1Kは死ぬほどがんばった。20Kからの残り1.1Kを、苦しみながらも4:00でカバー!ハーフの20分切りはひとつの大目標であったので、ゴール後、かなりの達成感を味わったのを覚えている。ランニング練習を開始して2年半での達成であった。

驚いた〜・・・。凄い人の数である。エントリー人数9.445人。10年前も人気大会であったが6.000人程度であった。これほどの人が集まるハーフマラソン大会は他にあるまい。さらに驚くのは女性ランナーが非常に多いこと。山中湖ロードレースが女性の出場者の多さではNO.1といわれているが手賀沼のほうが多そうである。調べてみると約20パーセントが女性。5人に1人が女性ということだ。

スタート2時間前に会場に到達するが、早くも人人人である。

 北柏の駅から歩いて約15分。スタート地点が見えてきた。台風の通過で大量に降った雨で路面が思い切り濡れている。現在朝の8時。2時間後にはこのラインの向こうに約1万人が整列する。しかし、太陽がまぶしい・・・。これはかなり暑くなりそうである。
 会場に入ってゆく。早くもテント等があちこちに張られ、さまざまなランニングクラブが場所のキープを始めている。皆楽しそうである。
 選手受付テントもスケールが大きい。テントの長さが半端じゃない。さすが1万人の参加者を受け入れる体制は凄い!また女性が本当に多いのには驚かされる。最近の女性のランニンググッズの売上は2.5倍の勢いだそうだ。
 快晴の空の下、早くから皆集まってくる。凄い人の数だ・・・。芝生が大量の雨でグチョグチョ。大勢の人が踏み込んでさらにグチョグチョになってゆく。おろしたバカリの新シューズが泥だらけに・・・。
 大会本部前とイベント広場。柏ふるさと公園全体を使用して会場が作られている。飲食物・地元物産ブースやスポーツ用品ブース、そしてブラスバンドが演奏を行い、ステージでは催し物も行われる。大型モニターも設置され、非常にスケールの大きな大会である。子供づれで来ても楽しめる大会だ。

 ゼッケンNO.14をGET!この大会はタイム申告順にナンバーが割り振られ、その順番でスタートラインに着くことができる。もちろんこのナンバーであれば最前列のゾーンから出られる。でも、ちょっと欲張って申告しすぎたな〜・・・。
   テヘヘ・・・。ナンバーが良すぎて、恥ずかしいけど、嬉しいような・・・。そんな感じである。

 

実況中継

 今回は、レナウンACより6名がエントリーしている。現役組のエース:間宮選手と、退職組のエース:魂の針灸師、田中先生が出場してくる。ユキチを含めレナウンACの3強がここに集結。この大会より3つ巴のバトルの開始である。間宮選手が頭ひとつリード、追う田中選手、喰らいつくユキチといった展開か?・・・。これはつくばマラソンまで続くのである。

 今年は「サブスリー復帰」が大命題のユキチにとって、前回の越後湯沢は大変ショックな成績に終わってしまった。なんとかこのレースで自信を取り戻したいところなのだが・・・。

 3強は、AM8時30分には全員集合。揃ってUPを行う。皆元気そうだ。間宮選手は今回23分台を狙う。田中選手は先週もハーフに出場、さらに火曜日には5000Mのタイムトライアルで18分台を軽がるマーク、と今週はかなりの追い込み練習をして勢いに乗っている。ユキチもなんとしても26分台ではゴールしたいものだ。

それにしても天候が良すぎる。台風一過の素晴らしい快晴なのであるが、メチャ暑い!これはかなり苦しいレースになりそうである。

 スタート30分前に、スタート地点に向け出発。約800m歩くと最前列のスタートゾーンに到着。なっ、なんとゼッケンNO.14番をGET(タイム申告順にNO.が決まる)してしまったので恥ずかしい・・・。今回は最前列へ行くのはヤメ。間宮選手と5列目くらいに整列し、号砲を待つ。風邪を引き、追い込み練習は全く出来なかったので、今回はできるだけ疲労を取ることに専念した。バネさえ戻ればチャンスはあるハズダ!

 号砲一発、約1万人近いランナーが一斉に動き出す。スタートロスタイムは3〜5秒といったところか・・・。まずは無難なスタートを切る。

■ 0〜5K 19:37
スタート後スグに右折し橋を渡り、沼の反対側の広い道路にでる。この道路に出るまで道幅は狭い。
間宮選手を見失わないように、しっかりと後方にへばりつく。田中選手はスタート時にどこかに消えてしまい位置は分からない。おそらく後方にピタリとついているハズだ。

1K通過、3:49秒。ホホ〜っ、早いタイムだがそんなに苦しくない・・・。2K通過、7:44。おかしい?・・・なんでこんなに速いの?速いのに楽なの?間宮選手にもピタリ喰らいつけている。もっ、もしや!・・・。好調の予感!3K通過、11:40。う〜む、軽い、いい感じだ・・・。でもこんなに速くなくても良いのでペースを弱める。間宮選手がグングン遠ざかってゆくがしかたない。5K通過、19:37。おかしい?・・・、楽である。調子良すぎ!何なんだ〜!これは・・・。

■ 5〜10K 20:22
コースは手賀沼を8の字に回ってくるのであるが、5K地点は橋の上。また沼の反対側に渡るのである。橋を渡り左折すると、のどかな沼の湖畔のロードを走る。暑い!暑過ぎる!風が涼しいのが唯一の救い。5.5Kの給水所からしっかり水を取ってゆく。

大事にゆこう!この5Kは少し休み気味に走ることに決定!15KよりペースUPできれば23分台も可能かも・・・。ホボキロ4分で走っているが、バネも感じ、いつもの柔らかい感じでストライドも伸びている。この5Kは20:22。抑えすぎて身体が行きたがっている。こりゃ〜、行ける!

■ 10〜15K 20:18
10K付近で沼の1番端に到達し、また橋を渡り対岸にでる。左折しスタート方向へ戻ってゆく。
やはり甘くなかった。11Kスギより、ペースを維持するのがキツク苦しくなってきたのである。追いうちをかけるように12K付近よりこのコース唯一の坂が出現。たいした坂ではないのだが・・・。くっ、苦しい〜!

12.3Kの給水所はなんと坂の1番上にあった。息を切らしての給水は辛いよ!「ゲホゲホ・・・」っと咽ながら必死に水を飲み、さらに身体に水をかける。暑いよ〜う!もうかなり頑張って走らないとキロ4分が維持できない。粘らなければ・・・。

■ 15〜20K 20:18
15Kスギ、5Kで渡った橋を同じように渡る。橋の高架へのなだらかな登りでスピードが落ちる。くそ〜・・・。かなり苦しくなってきて余裕は無いが、ここまできたら粘りきるしかない。あとたった6Kである。渡りきり対岸を左折し、430m程走り折り返してくる。よ〜し!ここで間宮選手、田中選手の位置が確認できる!

もし射程圏内であれば、ユキチの奥底のパワーが沸き起こり、強烈な追いかけが可能かもしれない。な〜んて思いながら、目を皿のようにして走る。折り返しが見えてきた時、お〜っ、来た!来た!間宮選手がやって来た!「う〜す!」。声にならないような声でお互いエールを送る。すかさずタイム差を計測に入る。

すれちがった地点で時計を見る!その差約1分。残り約4Kである。逆転は苦しい・・・。負けた!

■ 20K〜ゴール 4:14
20K通過が1:20:35。おおっ!24分台の可能性は十分ある。ギリギリだ!ムチャクチャ苦しくしんどいが粘ってやる!「うおお〜っ!・・・」 ド根性のスピードUPを試みる。「つっ、辛え〜・・・」のたうちながらもスピードを上げる。

ゴールの垂れ幕が近づいてきた。必死である。目がかすむ・・・。残り100m。さらにスピードを上げる!

ゴ〜〜ル!・・・。24分台達成!  よくやった・・・。
越後湯沢は何だったんでしょうかね〜? ど〜なってんの・・・。
またしてもても狐につつまれた感じ。でも自信が回復できてよかった・・・。

 

エピローグ

 なんとか24分台、つまり、ホボキロ4分でハーフを走りきることが出来た。ホットしたよ・・・。 これで11/25のつくばでの「サブスリー」の可能性はある。なんとか上手に追い込み、調整して達成したいものである。

間宮選手は23分台見事に達成!約1分10秒離されてしまった。このくその暑い中でナイスタイムである。田中選手は追いこみとしてのレースで、疲労が溜まりながらも27分台でゴールした。さすが!

他のメンバーも続々ゴール。暑い中皆さん大健闘だ!

レース後、レナウンACの6名に4名の仲間も加わり、バーミヤンで中華を食べながら宴会だ〜!くそ暑かっただけにビールの味は格別!うめ〜!ガンガン飲んでしまった。2次会まで行ったので都合3〜4リットルは飲んだんではないかいな・・・。

 

   ぞくぞくとゴールするランナーの皆さん。ゴール後、ポカリスエット500mボトル一本とバナナが配られていた。l
   今回ご一緒に走った仲間たち。(BACKは手賀沼)  皆さんこの暑い中、それそれの記録更新を目指して走りぬきました。この後、バーミヤンにて宴会開始!おいしい生ビールをたくさんいただいたのでした。
   参加賞のTシャツ。

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